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ネコヤナギの育て方

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学名…Salix gracilistyla
和名…ネコヤナギ(猫柳)
別名…カワヤナギ、エノコロヤナギ
科名…ヤナギ科
属名…ヤナギ属
原産国…日本、中国、朝鮮半島
花色…白(花穂)
樹高…1~3m
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:4 to 8

ネコヤナギの特徴

ネコヤナギ

ネコヤナギは、日本、中国、朝鮮半島に分布するヤナギ科ヤナギ属の落葉性低木です。
日本では北海道から九州にかけて分布しており、渓流や小川、河川など、日当たりがよく湿り気のある土壌を好んで自生しています。

ネコヤナギの花期は、3月~4月。
雌雄異株で、雌花は雌株、雄花は雄株に咲きます。
花期になると、葉の展開に先駆けて上部の枝に、白銀の綿毛に覆われた花序を形成して花を咲かせます。
花序は雄花序で3~5㎝程度、雌花序で2~4㎝程度と、雌花序がやや短くなっています。
花序には花弁の無い無数の花が付いており、雄花は雄蕊2個(花糸が合着して1本となっています)と蜜腺1個、雌花は雌蕊1本と蜜腺1個から形成されています。

▼ネコヤナギの雄花序と雌花序

雄花と雌花

葉は長楕円形から披針形で、縁に細かい鋸歯があり、互生します。
枝はよく分枝し、樹高1~3m程度に成長します。
品種によっては枝が枝垂れます。

▼猫ヤナギの葉

ネコヤナギの葉

耐寒性、耐暑性に優れており、育てやすい植物です。
自生地が川辺などの水際で、乾燥しやすい環境を嫌います。
適した環境で育てれば、強健な性質で放任でも美しい花穂を多数咲かせます。

ネコヤナギの主な品種

ピンクネコヤナギ

ピンクネコヤナギ

花穂が愛らしいピンク色になる品種です。
花序がピンク色なのは花が咲くまでで、開花が始まると黄色い花粉を持つ雄蕊が現れます。
雌花を見たことがないので、雌株があるのかは不明です。
ネコヤナギの園芸品種、あるいは変種ではないかと言われていますが定かではありません。

クロネコヤナギ

クロネコヤナギ

花穂が黒い品種です。
ピンクネコヤナギ同様、開花が始まると雄蕊の赤い葯が現れ、やがて黄色い花粉が現れます。
ネコヤナギの突然変異種とされていますが、こちらも定かではありません。
花穂はネコヤナギのようにふわふわではなく、ややしっとりとした感じで、花序の長さも1~2㎝程度と小さめです。
現在確認されているのは雄株のみです。

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ネコヤナギの育て方

ネコヤナギの育て方

栽培環境

日当たりが良く乾きすぎない場所が適しています。
自生地は河川の水際など、湿り気のある土壌を好みます。
乾燥しやすい場所では生育が悪く、枝枯れなどを起こすので注意して下さい。

冬越し、夏越し

耐寒性、耐暑性共に優れており、特に対策の必要はありません。

水やり

庭植えの場合は、乾燥が続くようなら水やりをして下さい。
夏場の乾燥が気になるようであれば、株元にバークチップや藁を敷き詰めて、乾燥を防ぎます。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
生育期の水切れには注意して下さい。

肥料

多くの肥料を必要とする樹木ではありません。

庭植えの場合は、生育が悪いようなら、2月頃に寒肥として、固形の油粕と骨粉を混ぜたもの株元に埋め込みます。
順調に育っているようであれば、肥料を施す必要はありません。

鉢植えの場合は、冬の2月頃に寒肥として緩効性化成肥料を株元にばら撒いて下さい。

植え付け、植え替え

適期は落葉期の11月~3月です。

植え付け

庭植えの場合は、根鉢の2倍程度の植穴を掘り、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んでおいて下さい。
植え付け後は水やりをしっかりと行い、棒などで突いて根と土を馴染ませます。

鉢植えの場合は、赤玉土7・腐葉土3などの一般的な配合土を使います。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしているようなら植え替えを行って下さい。
一回り大きな鉢に新しい用土で植え付けます。 

剪定

適期は花後すぐです。
ネコヤナギの花芽は夏には形成されています。
大きな剪定は花後すぐ、遅くとも5月中には終わらせて下さい。

不要な枝や重なり合っている枝を切り落として下さい。
強剪定も可能ですが、毎年強い剪定を行っていると樹勢が衰えるので注意して下さい。

増やし方(挿し木)

挿し木で簡単に増やすことが出来ます。

挿し木

適期は春の3月頃ですが、気温があればいつでも可能です。
枝を15~20㎝程度の長さに切って挿し穂にします。
水揚げをしたら、挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して発根を待ちます。 

病気・害虫

アブラムシ

春先に発生しやすくなります。
発生した場合は、薬剤で駆除して下さい。

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