ガーデニングの図鑑

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クチナシ(ガーデニア)の育て方

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学名…Gardenia jasminoides
和名…クチナシ(梔子)
別名…ガーデニア
科名…アカネ科
属名…クチナシ属
原産国…日本、中国、台湾、インドシナ
花色…白
樹高…30㎝~200㎝
日照…半日蔭
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:8 to 11

クチナシ(ガーデニア)の特徴

クチナシ(ガーデニア)

日本の本州から南西諸島、中国、台湾、インドシナなどに分布する常緑性低木の花木。
果実から採れる染料は、沢庵やきんとん、ゼリーやグミの着色料として現在でも広く使用されています。
また、布や木材の染料として古くは奈良時代から使われてきた歴史の古い樹木です。

花期は6月~7月。
照りのある葉と梅雨時期に咲く純白の花のコントラストがとても美しい花木。
花には強い芳香があり、花期になると庭を甘い香りで包みます。
ジンチョウゲキンモクセイと並ぶ三香木の一つです。
花色は白のみ。
上の写真は基本種の一重咲きですが、八重咲き品種も流通しており、バラのような花姿が人気です。

八重咲きのクチナシ↓
クチナシ(ガーデニア)

花後には独特の形をした果実を実らせ、秋になると熟してオレンジ色に色づきます。
※園芸品種は結実しないものが多いです。

クチナシの果実↓
クチナシ(ガーデニア)

漢方ではこの果実を乾燥させたものを山梔子(さんしし)と呼び、消炎、利尿、止血作用のある薬として古くから用いられています。

クチナシの主な品種

様々な品種が流通しており、樹高30㎝程度の矮性品種から大型の八重咲き品種までバラエティに富んでいます。

オオヤエクチナシ(ガーデニア)

ガーデニアの別名で近年人気の八重咲き品種。
樹高1m~2mで葉も大きく、大輪の花は10㎝前後にもなり、見ごたえがあります。
雄しべが花弁のように変化しているため、結実しないことが多いです。

ヤエクチナシ

同じく八重咲きの品種。
かつては西洋でコサージュに使うために広く栽培されていましたが、花持ちが良くないため現在ではその座をランに奪われています。
強い芳香から庭木としての人気は不動で、現在でも多くのヤエクチナシが植栽されています。
樹高1m~2m、花径は5~6㎝です。
結実しないことが多いです。

コクチナシ

葉も花も小さく、樹高30㎝~50㎝の矮性品種。
一重咲きの他、八重咲き品種もあります。
樹高が低く横に枝を広げる性質のため、グランドカバーとして利用されることもあります。

その他にも丸く小さな葉が特徴の「マルバクチナシ」、斑入り品種、結実する「ミナリクチナシ」など、数多くの品種が流通しています。
どの品種も寒さはやや苦手な性質で、寒冷地での冬越しは室内が基本になります。

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クチナシ(ガーデニア)の育て方

クチナシ(ガーデニア)の育て方

植え場所

強い西日が避けられる半日蔭程度の場所が適しています。
日照時間が足りないと花付きが悪くなるので、半日程度は日が当たる場所に植えて下さい。
冬場の乾燥した冷たい風に当たると枝先が枯れ込むことがあるので、風を避けられる場所が好ましいです。

冬越し

関東南部以西の暖地であれば戸外でそのまま冬越し可能です。
暖地であっても鉢植えの場合は、冷たい風があまり当たらない場所に移動します。

関東北部から北陸でも庭植えで栽培可能ですが、防寒対策が必要です。
枝を軽く縛り、ビニールやわらを被せます。
ビニールの場合は空気穴を、わらの場合は南側を空けて日光を取り込むようにして下さい。
その他の地域では鉢植えにして、冬場は室内に取り込んで下さい。

水遣り

庭植えの場合は、夏場に乾燥が続くようなら水やりをします。
暑い時期に極端に水切れをさせると葉焼けしてしまうので、注意して下さい。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
乾燥に弱い性質なので、夏場は朝夕の水やりを。

肥料

庭植えの場合は、3月に元肥(寒肥)として骨粉入りの油粕を株元に施します。
追肥は花後に同様の肥料を与えて下さい。
鉢植えの場合も同様で、3月と花後に骨粉入りの油粕や緩効性肥料を株元に施します。

植え付け・植え替え

適期は4月~5月です。

植え付け

庭植えの場合は、元肥として用土に腐葉土や堆肥、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
根鉢を1/3程度崩して根を切らないようにして植え付けて下さい。
根付くまでは乾燥に注意します。
鉢植えの場合は、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで用土を作って下さい。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こすので、2~3年に一度の植え替えを。
根鉢を1/3程度崩して、伸びすぎた根があるようなら切り詰めます。
一回り大きな鉢に新しい土を植え替えて下さい。

剪定

クチナシの花芽は、花後に伸びた枝に作られます。
真夏を挟んで花後と秋に花芽分化し、翌年に花を付けます。

剪定の適期は花後の出来るだけ早い時期です。
自然に樹形が整うので、大きな剪定は必要ありません。
混み合った枝や枯れた枝を切り取り、ひこばえがあれば切り落として下さい。
古い枝には花芽が付きにくいので、枝分かれしている部分で切り、枝を更新します。

増やし方(挿し木)

挿し木で簡単に増やすことが出来ます。
挿し木に出来る時期は何度かありますが、最適期は6月~7月です。
その年に伸びた枝を10㎝~15㎝の長さに切り取り、下の節の葉を取り除きます。
残った葉が大きいようなら半分程度にカットし、水揚げをして下さい。
挿し木用土に挿したら、明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。
1ヵ月程度で発根するので、芽が伸び始めてから1~2か月程度そのまま育て、鉢上げをして下さい。

病気・害虫

オオスカシバ

幼虫が葉を食害します。
大きくなるとあっという間に丸裸にされるので、注意して下さい。
早期発見を心掛け、捕殺するか殺虫剤で対処します。

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