ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

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ブッドレアの育て方

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学名…Buddleja davidii
和名…フサフジウツギ(房藤空木)
別名…バタフライブッシュ
科名…ゴマノハグサ科
属名…フジウツギ属
原産国…アジア、南北アメリカ、アフリカ
花色…ピンク、紫、白、青
樹高…2m~3m
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:5 to 9

ブッドレアの特徴

ブッドレア

ブッドレアの仲間は、アジア、南北アメリカ、アフリカに約100種が分布するゴマノハグサ科フジウツギ属の樹木です。
属の多くの種は5m以下の低木で、穂状、または球形の花序を形成して花を咲かせます。
日本には、ブッドレアの仲間のフジウツギ(Buddleja japonica)やウラジロフジウツギ(B. curviflora)が、本州の太平洋側や四国に自生しています。

ブッドレアとして園芸的に栽培されるのは、フサフジウツギの和名を持つブッドレア・ダビディー種(B. davidii)です。
ダビディー種は、中国の雲南省や湖北省に分布する落葉性の低木で、美しい花を咲かせることから、観賞用として世界で広く栽培されています。
日本へは大正時代末期に渡来しており、現在では数多くの園芸品種が流通しています。
単にブッドレアと言うと一般的には本種を指します。

ブッドレアの花期は7月~10月。
花期になると枝先に、小さな花をを無数に咲かせ、円錐状の美しい花穂を形成します。
花は長さ1~2㎝程度の筒状花で、先端が4裂しています。

▼ブッドレアの花

ブッドレア

花には甘い香りと蜜があり、チョウやハチが好んで集まって来ることから、英語圏では「バタフライブッシュ」と呼ばれています。
花穂は株の成長と共に長くなり、大きく育ったブッドレアでは30㎝以上の見事な花穂を付けるようになります。
花色はピンク、薄桃、紫、白、ブルー。

▼白花のブッドレア

ブッドレア

葉は長さ7~15㎝程度の披針形で、枝に対生します。
樹高2~3m程度に成長し、樹皮は樹が成熟してくると深く亀裂します。
品種改良も盛んに行われ、葉の縁にクリーム色の斑が入る斑入り品種や、樹高が1m程度の矮性種なども流通しています。

▼ブッドレアの葉の様子

ブッドレア

耐暑性、耐寒性ともに高く、丈夫で育てやすい花木です。
成長が早いので毎年の剪定は必須ですが、その他はほとんど手がかかりません。
強剪定も可能なので、樹形のコントロールも容易です。

※ブッドレアはフジウツギ科で分類されることもあります。

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ブッドレアの育て方

ブッドレアの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
樹高2~3m、幅1.5~3mと大きく育つので、鉢植え向きの植物ではありません。

※ブッドレアは根が細く移植の難しい植物です。
植え場所は熟考の上、決定して下さい。

夏越し、冬越し

耐暑性、耐寒性ともに高く、特に対策の必要はありません。
栽培可能な地域は、東北以南と言われています。

水遣り

植え付けてから根付くまでは、乾燥に注意して管理して下さい。
根付いてしまえば、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

肥料

肥料はほとんど必要ありません。
苗木を早く大きく育てたい場合のみ、3月~4月上旬の間に緩効性化成肥料を施します。
極端なやせ地で生育が悪い場合も同様に、春に緩効性化成肥料を施して下さい。

植え付け

適期は3月~4月中旬です。

根鉢の倍の大きさの植穴を掘り、掘り上げた土に腐葉土や完熟たい肥、ピートモスなどを混ぜ込んで水はけの良い環境を作ります。
植え付け後は水極めをして、根の間にしっかりと土が詰まるようにして下さい。
根が粗く細いので、ポット苗の場合は、出来るだけ根鉢を崩さないように注意して植え付けます。

強剪定、剪定、切り戻し

放っておくと1年で1mほど伸びる生育旺盛な樹木です。
剪定は毎年行い、好みの高さや樹形に仕立てて下さい。
花芽は春に新しく伸びた枝に出来るので、剪定をしたために花が付かない、ということはありません。

強剪定

適期は落葉期ですが、暖地の場合は花後の11月頃、寒冷地の場合は3月頃です。
地際から数節残して(1m程度)、大きく切り戻します。
毎年行うことによって、樹高をコントロールすることが可能で、大型の宿根草のように扱うこともできます。

※太くなった古い枝を強剪定すると枯れてしまう事があるので注意して下さい。

通常の剪定

適期は3月頃です。
好みの樹高、樹形に整えます。
昨年伸びた枝を切り落とし、枯れ枝や込み合った枝も整理して下さい。

切り戻し

花が終わった枝は、花房の数節下の部分で切り戻します。
そうすると再び枝が伸びて花が咲きます。

面倒な場合は、花が一段落した時に、全体を2/3程度の高さで切ってしまっても大丈夫です。

増やし方(挿し木)

挿し木で増やすことが出来ます。

挿し木

適期は6月~7月です。

挿し穂には、その年の伸びた枝を使います。
枝を1節~2節ほどの長さに切り取り、葉を1/3ほどにカットします。
水揚げをしてから挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して発根を待ちます。
秋になったら鉢上げをして下さい。

病気、害虫

アブラムシ

風通しが悪いと発生しやすくなります。
風通しの良い状態をキープして、予防して下さい。
発生した場合は、薬剤などで駆除します。

カミキリムシ

株元におがくずのようなものが落ちていたら幹の中にカミキリムシの幼虫が潜んでいます。
幹に開いている穴から薬剤を注入するか、針金などを突っ込んで補殺します。
薬剤の場合は、駆除の確認のため、新しいおがくずの発生に注意して下さい。

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