ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

一年草・二年草

コリウスの育て方

更新日:

学名…Coleus
和名…キンランジソ(金襴紫蘇)
別名…ニシキジソ(錦紫蘇)、コレウス
科名…シソ科
属名…コリウス属
原産国…東南アジア
花色…主な見所はカリーリーフ
草丈…20㎝~100㎝
日照…日なた~半日蔭
難易度…星
USDA Hardiness Zone:9 to 11

コリウスの特徴

コリウス

コリウスは、熱帯アフリカ、東南アジア、東インド諸島、オーストラリア、フィリピンなどに約100種が分布するシソ科コリウス属の一年草、または多年草です。
現在コリウスとして流通しているものは、この中の数種の野生種を元に交配、品種改良された園芸品種です。

コリウスの主な観賞期は6月~10月。
コリウスはカラフルな葉色が美しいリーフプランツです。
葉色のバリエーションは非常に豊富で、赤、ピンク、黄色など鮮やかな色が揃い、花に負けない華やかさがありります。
葉色の組み合わせを楽しんだり、他の花と合わせたりと用途は限りありません。
花の少なくなる夏の時期に、ビビットな葉色は花壇を明るく彩ります。

葉はシソのようなオーソドックスな先の尖った卵形のものから、深い切れ込みを持ったキクのような形のものまで様々です。

▼コリウスの様々な葉

コリウス

主に葉を鑑賞するコリウスですが、夏から秋にかけて小さな唇形花を穂状に咲かせます。
花穂の長さは5㎝~15㎝程度で、シソの花によく似ています。

▼コリウスの花

コリウスの花

耐暑性が高く、病害虫の発生もほとんど無い育てやすい植物です。

実生系と栄養系

近年まではタネから育てる「実生系」の比較的草丈の低い品種が主流でしたが、最近では「栄養系」という挿し木で増やすやや大型の品種が人気です。
「栄養系」は「実生系」に比べて種類が非常に豊富で、100品種以上の園芸品種があると言われています。
栄養系品種は花が咲きにくい性質を持っているため、大きく育てやすく、スタンダード仕立てやツリー仕立てにして楽しむことも出来ます。

スポンサーリンク

コリウスの育て方

コリウスの育て方

栽培環境

実生系の品種は、夏の強い日差しを嫌います。
春と秋はよく日の当たる場所で、夏場は強い日差しの避けられる場所が適しています。
庭植えの場合は、午後から日陰になるような半日陰の場所に植えて下さい。

栄養系の品種は日当たりを好みます。
半日蔭でも育ちますが、日照時間が足りないと鮮やかな葉色が褪せてしまいます。
できるだけ日の当たる場所で育てて下さい。

冬越し

本来は多年草なので、温度さえあれば冬越しをすることが可能です。
冬越しをさせたい場合は、霜の降る前、11月頃に室内に取り込んで下さい。
霜に当たると葉が枯れてしまうので、注意が必要です。
室内では日当たりが良く暖かい場所で管理します。
10℃以下になると葉が落ち始めるので、気温が下がりすぎない場所で管理して下さい。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫ですが、夏場に乾燥が続くようなら水遣りをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
コリウスは乾燥に弱い植物です。
水切れをさせないように注意して下さい。

肥料

元肥として用土に緩効性化成肥料や牛糞堆肥を混ぜ込んでおきます。
追肥は、緩効性化成肥料を定期的に置き肥するか、液体肥料を一週間に1回ほど施します。
肥料の量が多いと葉色が褪せてしまう事があるので、生育、葉色を見ながら調整して下さい。

植え付け

植え付けの適期は、5月中旬~6月です。
ポット苗の場合は、根鉢を崩さないように気を付けて植え付けて下さい。

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
さらに元肥として、牛糞堆肥や緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

摘心、花摘み

摘心

どの位置で摘心しても大丈夫なので、イメージする草姿になるように摘心して下さい。
何度か繰り返すことで枝数が増え、ボリュームのある美しい草姿になります。
姿が乱れたら強く切り戻しても大丈夫ですが、大きく切り戻すのは8月までにします。
秋口になると成長が遅くなるので、草姿が整いにくくなります。

花摘み

花を咲かせない方が、株の生育が良くなります。
花穂が上がってきたら摘み取って、花を咲かせないようにして下さい。

増やし方(挿し木・種まき)

挿し木、種まき(実生系)で増やすことができます。
種まきについては下記「種まき」の項目を参照下さい。

挿し木

生育期間中ならいつでも可能ですが、時期が遅いとあまり育ちません。
茎の先端から10㎝程度を切り取って挿し穂にします。
下の葉を取り除いて水揚げをし、挿し木用土に挿して下さい。
水を切らさないように明るい日陰で管理して、発根を待ちます。

水差しでも発根します。
水差しは、切り取った茎を水に差しておくだけです。
水温が上がりすぎないように注意して、時々水を変えながら管理すると、15日前後で発根して来ます。
この方法でコリウスの冬越しもできます。
その場合は温かい室内で管理して、水を腐らせないように注意して下さい。

種まき(実生系)

実生系の品種は種まきで増やすことが出来ます。

種の採取

コリウス

コリウスの種はシソのような青い花が終わった後に出来ます。
花が枯れたら花茎ごと切り取ってよく乾燥させ、新聞紙などの上で揉んで採取して下さい。
コリウスの種は非常に小さく、熟すとすぐにポロポロとこぼれます。
花が咲いたらストッキングなどを被せておくと、確実に採取できます。
採取した種は紙袋などに入れて、涼しい場所で保管して下さい。

種まき

適期は4月下旬~5月頃です。
発芽温度が25℃前後と高めなので、十分に暖かくなってから蒔いて下さい。

種が細かいので、種は播種箱やピートバンに蒔きます。
好光性種子なので覆土は必要ありません。
水やりで種が流れてしまわないように、底面給水で水の管理をします。
発芽までは1週間程度かかります。
本葉が2~3枚程度になったらポット上げをし、根が十分に回ったら定植して下さい。

病気、害虫

ヨトウムシ、ナメクジの食害が時々発生します。
見付け次第、駆除して下さい。

-一年草・二年草
-,

Copyright© ガーデニングの図鑑 , 2017 All Rights Reserved.