ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

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ネモフィラの育て方

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学名…Nemophila
和名…ルリカラクサ(瑠璃唐草)
科名…ムラサキ科
属名…ルリカラクサ属(ネモフィラ属)
原産国…北アメリカ
花色…青、白、紫、複色
草丈…10㎝~20㎝
日照…日なた
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:

ネモフィラの特徴

ネモフィラ

カナダ西部からメキシコにかけての北アメリカ西部に18種が分布する一年草。
自生地は森の中や周辺の陽だまりのような場所です。
属名のネモフィラの名前は、ギリシャ語の「nemos(小さな森)」と「phileo(愛する)」に由来し、森や森の周辺に自生することに因みます。
日本へは1914年に渡来しました。

花期は3月~5月。
草丈20㎝ほどの株に、花径3㎝の小さな花を咲かせます。
最盛期には葉が見えなくなるほどに花をつけ、群生させると花の絨毯のように見事です。

▼ネモフィラの花の絨毯

ネモフィラ

茨城県「ひたち海浜公園」の群植は有名で、淡いブルーで埋め尽くされた丘の光景は圧巻です。

葉は細かい切れ込みのある羽状複葉で、よく分枝して横に広がりこんもりとまとまるのでグランドカバーとしても利用されます。
和名の「ルリカラクサ」は、この葉の形が唐草模様に描かれる葉に似ていること、花の色が瑠璃色であることに由来します。

過湿な環境が苦手な性質ですが、環境があっていれば放任でもよく育ちます。
こぼれ種でも発芽することがあり、育てやすい植物です。

秋に種をまいて春に花を楽しみ、花後に枯れる秋まき一年草です。
よく似た草姿の植物にリムナンテスがあります。

ネモフィラの主な品種

ネモフィラ・メンジェシー(Nemophila menzisii)

ネモフィラ・メンジェシー

ネモフィラの代名詞とも言える代表的な品種。
オレゴン、カリフォルニア原産で、花径2㎝程度のブルーの花を咲かせます。
中心に入る白のぼかしが印象的です。

ペニーブラック(N. menziesii var.discoidalis ‘Penny Black’)

ネモフィラ・ペニーブラック

メンジェシーの変種であるディスコイダリス種の園芸品種です。
黒に近い濃い紫のシックな花色に、花弁の縁に入る白い覆輪が印象的な花です。

スノーストーム(N. menziesii var.atmaria ‘Snowstorm’)

ネモフィラ・スノーストーム

メンジェシーの変種であるアトマリア種の園芸品種です。
白い花弁に紫の斑点が入ります。

ネモフィラ・マクラータ(N. maculata)

ネモフィラ・マクラータ

カリフォルニア原産の品種で、花径3㎝前後。
花弁の縁に入る青い斑点が特徴です。
均等に入った斑点から、ファイブスポットの英名を持ちます。

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ネモフィラの育て方

ネモフィラの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
中性の土壌を好むので土壌が酸性の場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜて土壌を中和しておいて下さい。

冬越し

最低気温-3℃程度の地域であれば、問題なく冬越しします。
その他の地域の場合は、霜よけなどの防寒対策をしたり、ポット苗の状態で冬越しをして下さい。

寒冷地では春まきにします。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
乾燥気味の環境を好みます。
水のやりすぎには注意して下さい。

肥料

多肥な環境で育つと、葉ばかりが茂って草姿が乱れます。

庭植えの場合は、植え付けの際に少量の元肥を施せば、追肥の必要はありません。
鉢植えの場合は、春に緩効性化成肥料を置き肥します。
その後は葉色が悪くなるようなら、液体肥料を施して下さい。

植え付け

酸性土壌を嫌います。
庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜて土壌を中和し、腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作ります。
さらに元肥として、完熟堆肥を混ぜ込んでおきます。
株間は20㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土を使います。
5号鉢に1株が目安です。

種まき

適期は9月下旬~11月上旬です。
寒冷地の場合は、春の3月下旬~4月に種をまきます。
発芽温度は15℃~20℃です。

直根性で移植を嫌います。
種は花壇や鉢に直接バラまきするか、ポットに2~3粒ずつまきます。
覆土は種が隠れるように2㎜程度。

直まきをした場合は、発芽後に株間が15㎝~20㎝になるように間引いて下さい。
ポットまきの場合も、元気な苗を残して間引き、ポットに根が回ったら根を傷つけないように注意して定植します。

最低気温-3℃程度であれば、そのまま冬越し出来ますが、苗が小さい場合は霜よけを設置すると安心です。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ますが、こぼれ種でも増えます。
こぼれ種から発芽した場合は、苗が小さい内に根を傷つけないように注意して、好みの場所に移植して下さい。

種の採取

花後に種が出来ます。
子房が膨らんで茶色くなったら中の種が熟しているので、採取できます。
ネモフィラの種はなかなか採取し辛いので、株が枯れかける頃まで放っておいて、抜いた株を新聞紙の上などで乾燥させて採取する比較的簡単に採取することが出来ます。

採取した種は封筒などに入れて、冷暗所で乾燥保存します。

種まきについては上記「種まき」の項目を参照下さい。

病気・害虫

灰色かび病

多湿、多肥の環境で発生しやすくなります。
水はけ、風通しの良い環境で育て、肥料は少なめを心がけて、発生を抑制して下さい。

アブラムシ

葉や蕾に発生することがあります。
見つけ次第、駆除して下さい。

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