ガーデニングの図鑑

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ヘリオトロープの育て方

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学名…Heliotropium
和名…キダチルリソウ(木立瑠璃草)
別名…ニオイムラサキ、コウスイボク
科名…ムラサキ科
属名…キダチルリソウ属
原産国…ペルー
花色…紫、白
草丈…30㎝~70㎝
日照…日なた
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:10 to 11

ヘリオトロープの特徴

ヘリオトロープ

ヘリオトロープは、ペルー原産の多年草です。
本来は多年草ですが、耐寒性が低く寒さで枯れることが多いため、一般的には一年草として扱われています。
冬越しをした株は茎が木質化し、低木状に成長します。
ヘリオトロープの仲間は、世界の熱帯~温帯に約250種が分布しますが、主に栽培されるのはキダチルリソウ(Heliotropium arborescens)と、ビッグヘリオトロープ(H. europaeum)です。
日本へは明治時代中期に渡来しました。

キダチルリソウはコモンヘリオトロープとも呼ばれ、バニラのような甘い芳香を放ちます。
ポプリなどに利用できるハーブとして流通しています。
昔はこのキダチルリソウの花から抽出された香油が香水の原料として使用されていました。
この香油は揮発性の高さ、収油率の低さというデメリットがあり、現在では合成香料で代用されています。

ビッグヘリオトロープは、花が大きく美しいため、園芸的に栽培されることが多い品種です。
店頭に並ぶのは、こちらのビッグヘリオトロープが一般的です。

花期は5月~11月。
立ち上がった茎の先端に、紫や白の涼しげな色合いの小さな花を房状に咲かせます。
花径1㎝にも満たない小さな花は愛らしく、長い花期の間に次々と開花し、夏の花壇を彩ります。
茎には短い毛があり、葉は卵型で葉脈の部分が窪み、くっきりとした陰影を浮かべます。

高温多湿に強い性質で、乾燥を嫌います。
寒さにはあまり強くありませんが、関東以南の平地であれば霜を避けて戸外での冬越しが可能です。

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ヘリオトロープの育て方

ヘリオトロープの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
高温多湿には強い性質ですが、乾燥が苦手です。
夏場の強い西日が当たる場所では乾燥しやすいので、盛夏の時期には西日が避けられる場所だと理想的です。
冬越しを考えている場合は、鉢植えにすると管理が簡単です。

酸性土壌を嫌います。
庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜて土壌を中和しておいて下さい。

冬越し

耐寒性はあまり高くなく、-5℃以下になると枯死してしまいます。
霜に当たると枯れ、寒風で株が傷みます。
関東以南の平地であれば、霜の避けられる日当たりの良い場所で冬越しをすることも可能ですが、心配な場合は室内に取り込んで下さい。
室内では5℃以下にならない日当たりの良い場所で管理します。
15℃以上の気温があれば、周年開花します。

水遣り

鉢植えの場合は、用土の表面が乾きかけたらたっぷりと水やりをして下さい。
水切れをするとすぐに葉が萎れ、ひどい場合には落葉してしまいます。
特に夏場の乾燥には注意して管理して下さい。

庭植えの場合は、乾燥が続くようなら水やりをして下さい。

肥料

元肥として用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
追肥は、庭植え鉢植え共に、3月下旬~6月、9月~10月の間に、緩効性化成肥料を定期的に置き肥するか、液体肥料を施します。
花期が長いので、真夏を除く生育期間中は肥料切れをさせないように注意して下さい。
冬越し中の株には肥料を施す必要はありません。

植え付け、植え替え

適期は3月下旬~6月、9月~10月です。

植え付け

酸性土壌を嫌います。
庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜて土壌を中和しておいて下さい。
水はけが悪いようなら、腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作ります。
さらに元肥として、用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土3・パーライト1などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

冬越しをさせる場合は、花後の秋か、冬越し後の春に植え替えを行います。
根鉢を軽く崩して、新しい用土で一回り大きな鉢に植え替えて下さい。

花柄摘み、切り戻し

小さな花が次々と咲きますが、花は短命で次々と花柄になります。
こまめに取り除くと常に美しい花姿で楽しむことが出来ます。

花が咲き終わった花茎は、1/2程度の高さで切り戻して下さい。
脇芽が伸びて再び花を咲かせます。

枝が伸びて草姿が乱れた場合は、花が一段落した頃に草丈の1/2程度の高さで切り戻しを行って下さい。

増やし方(挿し芽)

挿し芽(挿し木)で増やすことが出来ます。

挿し芽(挿し木)

適期は5月~6月、9月です。

茎の先端を6㎝~8㎝程度の長さに切り取って挿し穂にします。
下の節の葉を取り除いて水揚げをし、挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。
発根までには1か月程度かかります。

病気・害虫

特に気になる病害虫はありません。

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