宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

一年草・二年草

センニチコウの育て方

更新日:

学名…Gomphrena
和名…センニチコウ(千日紅)
別名…センニチソウ(千日草)
科名…ヒユ科
属名…センニチコウ属(ゴンフレナ属)
原産国…熱帯アメリカ、北アメリカ南部
花色…赤、白、ピンク、黄、紫
草丈…10㎝~60㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:2 to 11

センニチコウ(千日紅)の特徴

センニチコウ

センニチコウは、熱帯アメリカ、北アメリカ南部に約100種が分布するヒユ科の一年草、または多年草です。
主に栽培されるのは、ブラジル、パラグアイ、グァテマラに分布する一年草のセンニチコウ(Gomphrena globosa)と、アメリカのテキサス州からメキシコにかけて分布する多年草のキバナセンニチコウ(G. haageana)です。
キバナセンニチコウは、本来多年草ですが寒さに弱く冬に枯れることが多いため、園芸上は一年草として扱われるのが一般的です。

日本への渡来は古く、1695年の書物『花壇地錦抄』に記載があることから、江戸時代初期には渡来していたと推察されています。

センニチコウの花期は7月~11月。
よく分枝した茎の先に、径2~2.5㎝程度の球状、または円筒状の頭花を咲かせます。
頭花は多数の小さな小花から形成されていますが、花に見える部分は実は花ではなく、苞葉(ほうよう)と呼ばれる蕾を包んでいた葉の部分です。
実際の花は苞の間に見える黄色い部分ですが、1㎜程度と小さく、あまり目立ちません。
苞の部分はカサカサとしており、乾燥したドライフラワーのような感触を持っています。
実際にドライフラワーにしても花色があせず、長期間、美しい花姿を楽しむことが出来ます。
「センニチコウ」の名前は、この色褪せない花に由来しており、夏から秋にかけて花の色が褪せずに咲き続けることから付けられたと言われています。

▼センニチコウの花

センニチコウの花

葉は楕円形で茎に対生し、茎はよく分枝して茂ります。

日本の気候に合った植物で、暑さに非常に強く強健な性質です。
水はけの良い場所で育てていれば、病害虫の発生もほとんどなく、放任でもよく花を咲かせます。

センニチコウの主な品種

キバナセンニチコウ ‘ストロベリー・フィールズ’ (Gomphrena haageana ‘Strawberry Fields’)

キバナセンニチコウ

キバナセンニチコウの中で最もポピュラーな代表品種です。
鮮やかな赤橙色の花が夏の花壇に映えます。
草丈60~80㎝にほどに成長し、切り花としてもよく利用されます。

‘ファイヤーワークス’ (G. ‘Fireworks’)

センニチコウ ファイヤーワークス

特徴的なピンクの花を咲かせる品種で、花にはスパイシーな芳香があります。
よく分枝し、草丈50㎝程度に成長しますが、倒れながら横に広がる性質があります。

‘ローズネオン’ (G. 'Rose Neon')

センニチコウ ネオン

鮮やかな濃いピンクの花が美しい人気品種です。
草丈50㎝程度に成長しますが、茎がしっかりとして倒れにくく、切り花にも向いています。
ネオンシリーズには他に、薄いピンクの花を咲かせる「ネオンラベンダー」、白花の「ネオンホワイト」があります。

バディシリーズ (G. globosa Birdie Series)

センニチコウ バディ

草丈30㎝ほどの矮性品種のシリーズです。
バディシリーズには、写真のピンクの他、紅色、白花があります。

センニチコウによく似た植物

センニチコウによく似た草姿で、小さな赤紫の花を咲かせるセンニチコボウ(千日小坊)は、同じヒユ科ですがアルテルナンテラ属に分類されており、センニチコウとは別属の植物です。
また、銅葉に白い花が美しい「アカバセンニチコウ(レッドフラッシュ)」も、アルテルナンテラ属の植物で、センニチコウの仲間ではありません。

スポンサーリンク

センニチコウ(千日紅)の育て方

センニチコウ(千日紅)の育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
日当たりが悪いと花付きが悪くなります。

センニチコウは水はけの悪い土壌を嫌います。
水はけの悪い場所に植える場合は、盛り土をして高植えにし、用土に腐葉土などを混ぜて水はけの良い環境を作って下さい。

冬越し

キバナセンニチコウは、本来は多年草なので温度を保てば冬越しすることが出来ます。
鉢植えにして室内に取り込み、3℃以上の気温を保って下さい。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

乾燥気味の環境を好むので水の遣りすぎには注意して下さい。

肥料

庭植えの場合は、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込みます。
追肥は、月に1回程度、緩効性化成肥料を置き肥して下さい。
鉢植えの場合も同様に、月に1回程度の置き肥をします。

植え付け

適期は5月~8月です。

庭植えの場合は、水はけが悪いようなら腐葉土や川砂などを混ぜて水はけの良い環境を作って下さい。
さらに元肥として、用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
株間は20~30㎝程度です。

鉢植えの場合は市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4、または赤玉土5・腐葉土3・川砂1などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

花がら摘み

花が色褪せて見苦しくなったら適宜、摘み取って下さい。

種まき

種の採取

センニチコウは花が散る事がありません。
種が出来ると花が徐々に色褪せて来ます。
先まで色褪せたら採取のタイミングです。
種は花びらのような苞葉(ほうよう)の一番下に入っています。
苞葉を裂いて種を取り出してもいいのですが、面倒な場合は花をそのまま紙袋などに入れて涼しい場所で保管します。
種まきの時期になったら保管してカラカラに乾いた花を手で揉むと、種が採取できます。

種まき

適期は4月下旬~5月です。
発芽温度が20℃~25℃と高めなので、気温が十分に上がってから蒔いて下さい。

※自家採取した種には綿毛が付いています。
このままだと吸水率が悪くなり発芽しにくくなるので、砂などに混ぜてよく揉んで、綿毛を取り除いて下さい。

種は箱にばらまきか花壇やプランターに直播きにします。
覆土は種が隠れる程度にし、水を切らさないように管理して下さい。
センニチコウは土を乾燥させてしまうと発芽しにくくなるので、花壇に直播きした場合は特に水切れに注意して下さい。

発芽して本葉が3~6枚程度になったら定植します。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ます。
上記「種まき」の項目を参照下さい。

病気、害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

-一年草・二年草
-, , , , , ,

Copyright© ガーデニングの図鑑 , 2017 All Rights Reserved.