ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

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イベリスの育て方

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学名…lberis
別名…キャンディタフト、マガリバナ(屈曲花)、トキワナズナ、トキワマガリバナ
科名…アブラナ科
属名…マガリバナ属(イベリス属)
原産国…地中海沿岸
花色…白、赤、ピンク、紫
草丈…20㎝~40㎝
日照…日なた
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:3 to 8

イベリスの特徴

イベリス

南ヨーロッパから西南アジア、北アフリカに約40種が分布する一年草、または多年草。
イベリスの名は、ヨーロッパのイベリア半島に多くの種が自生していることに由来します。
別名のマガリバナは、花が太陽の方を向いて茎が曲がることから付けられました。
日本へは明治時代に渡来しています。

花期は4月~6月。
花茎の先に小さな白い花を咲かせます。
4枚の花弁を持つ花は外側の2枚が大きく特徴的で、咲き進むと中心が盛り上がって穂状になります。
砂糖菓子のような愛らしい花姿は、英名「キャンディタフト」の由来になっています。
花付きが非常に良く、最盛期には株が見えなくなるほどの花を咲かせます。
花色は白の他、赤、ピンク、紫。

一年草タイプは花後に枯れますが、多年草タイプは夏を越すことができます。
高温多湿に弱い性質で、暖地では夏を越せずに枯れることもあります。

イベリスの主な品種

アマラ(lberis amara)

南ヨーロッパ原産の一年草です。
草丈20㎝~40㎝で、花色は白のみ。
高性種から矮性種まで数多くの品種が流通しています。
花には甘い芳香があります。

オドラータ(I. odorata)

ギリシャ、シリア、西南アジアなどに分布する一年草です。
和名はニオイナズナ。
アマラより強い芳香があり、白花品種でやや小型です。

ウンベラータ(I. umbelata)

スペイン、イタリアに分布する一年草です。
草丈30㎝~50㎝になる高性種で、白、赤、ピンク、紫など豊富な花色が流通しています。

センペルビレンス(I. sempervirens)

宿根イベリスの名で流通することもある多年草。
草丈20㎝~30㎝で、花色は白の他、紫。
こんもりとコンパクトにまとまり、横に広がります。
寒さには強い性質ですが、夏の高温多湿の環境が苦手です。

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イベリスの育て方

イベリスの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
多年草タイプのセンペルビレンス種は、夏の高温多湿が苦手です。
夏場は強い日差しの当たらない涼しい場所で育てて下さい。

酸性土壌を嫌うので、庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜて土壌を中和しておいて下さい。

冬越し、夏越し

冬越し

耐寒性は強く、関東以南であれば対策無しで戸外で冬越し可能です。
一年草タイプで寒冷地の場合は、霜の当たらない場所で管理するか、霜よけなどの防寒対策を施して下さい。

夏越し

一年草タイプは花後に枯れますが、多年草タイプは夏越しすることが可能です。
高温多湿が苦手な性質で、暖地の場合は多年草タイプでも夏に枯れてしまうこともあります。
挿し木株を作っておくと安心です。

強い日差しの当たらない半日陰の場所で管理して下さい。
できるだけ涼しい風通しの良い場所が適しています。
鉢植えの場合は、雨の当たらない場所に移動して下さい。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
夏越中の株は、やや乾燥気味に管理します。
多年草タイプのイベリスは、冬場に地上部が枯れますが、完全に乾かしてしまわないように注意して下さい。

肥料

多年草タイプは庭植え、鉢植えともに、春と秋に少量の緩効性化成肥料を株元に置き肥して下さい。

一年草タイプのイベリスは、庭植え、鉢植えともに、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。
追肥の必要はありません。

植え付け、植え替え

移植を嫌う性質です。
植え付け、植え替えの際は、根鉢を崩さずに注意して下さい。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んで下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。
多年草タイプのセンペルビレンスは、山野草の土など特に水はけの良い土を使って下さい。

植え替え

多年草タイプの場合は、根詰まりを起こしているようなら植え替えを行って下さい。
適期は花後か、秋の10月~11月です。
一回り大きな鉢に植え替えを行って下さい。

庭植えの場合は、植え替えの必要はありません。

増やし方(挿し芽、種まき)

挿し芽と種まきで増やすことが出来ます。
種まきについては下記「種まき」の項目を参照下さい。

挿し芽

適期は5月、10月です。

茎を5㎝程度の長さに切り取って挿し穂にします。
下の葉を取り除き水揚げをしたら、挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

種まき

種の採取

花後に平たいサヤが出来ます。
茶色くカラカラに乾いたら、花茎ごと採取します。
種はサヤの中に入っているので、ビニール袋などに入れて揉むと、サヤの中の種が出てきます。
採取した種は、封筒などに入れてしっかり乾燥させた後、乾燥剤とともに冷蔵庫で保管して下さい。

種まき

適期は多年草種は3月~4月、一年草種は9月下旬~10月です。

移植を嫌うので、種はポットにまき、覆土は種が隠れる程度。
発芽温度は15℃~20℃です。
発芽までは乾かさないように管理し、発芽後に間引いて下さい。
ポットに根が回ったら定植します。

病気・害虫

多湿な環境で灰色かび病が発生しやすくなります。
水はけの良い場所で育てて、予防して下さい。

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