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シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)の育て方

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学名…Silene vulgaris
和名…シラタマソウ(白玉草)
科名…ナデシコ科
属名…マンテマ属(シレネ属)
原産国…ヨーロッパ、北アフリカ、アラビア半島、温帯アジア
花色…白
草丈…40㎝~80㎝
日照…日なた~半日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:4 to 7

シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)の特徴

シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)

シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)は、ヨーロッパ、北アフリカ、アラビア半島、温帯アジアに分布するナデシコ科マンデラ属(シレネ属)の常緑多年草です。
分布域は道端や畑、草原、広葉樹林の開けた場所などにあり、自生地ではごく一般的な植物です。
現在では世界の温帯地域で帰化状態にあり、特にアメリカではテキサス州などの一部の地域を除くほぼ全ての州で見られる野草となっています。

日本には明治時代に導入されており、逸出したものが野生化し、現在北海道を中心に本州でも帰化植物として定着しているのが確認されています。

シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)の花期は5月~8月。
花期になると、伸びた茎の頂部に花序を出し、独特の形をした花を下向きに多数咲かせます。
花は花径2~3㎝程度で5枚の花被片を持ち、それぞれの花被片は深く2裂します。
花の後ろにあるのは萼が膨らんだもので、淡緑色~淡いピンク色をしています。

▼シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)の花の様子

シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)

花序には5~40個の花が付き、雄花と雌花、両性花が混在しています。

▼シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)の花序

シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)

葉は長さ4~10㎝、幅1~3㎝程度の披針形~楕円形~卵形で、茎に対生します。
花を咲かせながら草丈40~80㎝程度に成長します。
イタリアでは古くから食べられている伝統的な野草で、ストリドーロの名前で稀に流通しています。

耐寒性に優れており、基本的に丈夫な性質です。
適地で育てればこぼれ種でもよく増え、よく花を咲かせます。
ただし高温多湿の環境が苦手な性質のため、暖地での夏越しはやや困難です。

シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)の近縁種

シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)が属するマンテマ属は、北半球を中心に世界に広く約600種が分布する巨大な植物群です。
大半の種は雑草ですが、美しい花を咲かせる幾つかの種が観賞用として栽培されています。
観賞用として栽培されるマンテマ属の植物には本種の他、以下のようなものがあります。

シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)の育て方

シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)の育て方

栽培環境

水はけの良い、日なた~半日陰の環境が適しています。
自生地は乾燥気味の砂や砂利の多い場所です。
水はけの悪い場所や、暗い日陰ではうまく育たないので、注意して下さい。

庭植えの場合は、午後を過ぎてから日陰になる落葉樹の下など、夏場に涼しい場所に植え付けて下さい。
中性~弱アルカリ性の土壌を好みます。
土壌が酸性の場合は、苦土石灰を用土にすき込んで、土壌を中和しておいて下さい。

冬越し、夏越し

冬越し

耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。

夏越し

高温多湿の環境が苦手な性質です。

鉢植えの場合は、長雨の時期になったら軒下などの雨の避けられる場所に移動します。
暖地、温暖地の場合は、夏場は風通しが良く、涼しい場所で管理して下さい。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと。
乾燥気味の環境を好みます。
常に鉢土が湿っているような環境では根腐れを起こしてしまうので、注意して下さい。

肥料

やせ地でも育つ植物で、多くの肥料は必要ありません。

庭植えの場合は、極端なやせ地でなければ、肥料を施す必要はありません。

鉢植えの場合は、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥して下さい。

植え付け、植え替え

適期は春の3月~4月、秋の9月下旬~10月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
水気の悪い場所ではうまく育たないので、一段高くなった花壇やロックガーデンなどに植え付けます。
※中性~弱アルカリ性の土壌を好みます。
植え場所の土壌が酸性の場合は、あらかじめ苦土石灰をまいて土壌を中和しておいて下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土やハーブ用の培養土を使うか、赤玉土6・腐葉土4の配合土に少量の苦土石灰を混ぜて土を作ります。
土を作った場合は、元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおいて下さい。

植え替え

鉢植えの場合は、一年に一度、植替えを行います。
一回り大きな鉢に新しい用土で植え付けて下さい。

庭植えの場合は、特に植え替えの必要はありませんが、混み合って生育に影響するようなら、植替えを行います。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことができます。
※こぼれ種でもよく増えます。

種まき

花後に種が出来るので採取しておきます。
※花序には雄花と雌花と両性花が混在しているので、種の入っていない果実もあります。

種まきの適期は3月~4月、9月~10月です。
種が細かいので、播種箱や平鉢などに種が重ならないように注意してまきます。
覆土はせず、種まき後は土を軽く押さえておいて下さい。
水を切らさないように管理して、発芽を待ちます。

発芽後したら間引き、本葉が3~4枚程度になったらポット上げして下さい。
ポットに根が回ったら定植します。

病気・害虫

アブラムシが発生することがあります。
発生した場合は、薬剤などで駆除して下さい。

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