宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

フクロナデシコの育て方

学名…Silene pendula
和名…サクラマンテマ
別名…シレネ・ペンデュラ
科名…ナデシコ科
属名…マンテマ属(シレネ属)
原産国…イタリア
花色…ピンク
草丈…15㎝~45㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:Not Applicable

フクロナデシコの特徴

フクロナデシコ サクラマンテマ

フクロナデシコは、ヨーロッパに分布するナデシコ科マンテマ属の一年草です。
元来はイタリア原産の植物でしたが、美しい花を咲かせることから世界で広く栽培されており、栽培を逸出したものがヨーロッパの他、南北アメリカの一部の地域、南アフリカ、ニュージーランドなどで帰化植物として定着しています。

フクロナデシコの花期は4月~5月。
花期になると、茎の頂部に花序を出し、花茎2㎝前後を花を上向きに咲かせます。
花序には葉のような苞があり、花は各苞の付け根に付きます。
花は5枚の花被片を持ち、それぞれの花被片は2裂します。
基本種の花色はピンク色ですが、白い花を咲かせる品種もあります。

▼フクロナデシコの花

フクロナデシコ サクラマンテマ

花の下にあるのは萼が膨らんだものです。
フクロナデシコの名前はこの萼の様子に由来しています。
萼は1.3~1.8㎝程度の長さで、10本の濃色の脈が目立ちます。

▼フクロナデシコの萼の様子

フクロナデシコ(サクラマンテマ)の萼

葉は上部では卵形~披針形、下部では倒卵形~へら形で対生します。
葉茎には細かい毛が生えており、茎の上部ではベタベタすることが多々あります。
茎は多数分枝しながら花を咲かせ、草丈15~45㎝程度に成長します。
草丈15㎝程度の矮性品種もあります。

▼フクロナデシコの葉茎の様子

フクロナデシコ(サクラマンテマ)の葉

耐寒性が高く、丈夫な性質です。
放任でもよく育ち、よく花を咲かせます。
こぼれ種でもよく発芽します。

▼たくさんの花を咲かせるフクロナデシコ

フクロナデシコ

[showtitle]の近縁種

[showtitle]が属するマンテマ属は、北半球を中心に世界に広く約600種が分布する巨大な植物群です。
大半の種は雑草ですが、美しい花を咲かせる幾つかの種が観賞用として栽培されています。
観賞用として栽培されるマンテマ属の植物には本種の他、以下のようなものがあります。

フクロナデシコの育て方

フクロナデシコ(サクラマンテマ)の育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い環境が適しています。
中性の土壌を好むので、植え場所の土壌が酸性の場合は、あらかじめ苦土石灰をまいて土壌を中和しておきます。

乾燥気味の環境を好み、ジメジメした水はけの悪い場所ではうまく育たないので注意して下さい。

冬越し

耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。
定植が遅れて苗が小さい場合は、霜よけを設置するか、霜の当たらない場所などで冬越しをします。

水やり

庭植えの場合は、根付けばほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植えの場合は、植え付け時に元肥を施しておけば、追肥の必要はありません。

鉢植えの場合は、植え付け時の元肥の他、3月~4月の間に液体肥料を施します。

種まき

適期は9月中旬~10月です。
涼しい地域では春にまくことも出来ます。

種は播種箱などにまき、覆土は軽く種が隠れる程度、または種を軽く押さえて下さい。
発芽までは乾かさないように注意し、発芽後、本葉が2~3枚程度になったらポット上げします。
ポットに根が回ったら定植して下さい。

植え付け

庭植えの場合は、植え付け場所が酸性土壌の場合は、あらかじめ苦土石灰をまいて土壌を中和しておいて下さい。
植え穴を掘り、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで水はけの良い環境を作ります。
さらに元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
株間は20~30㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

花がら摘み

花が次々と開花するので、終わった花は摘み取ります。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ます。
こぼれ種でも発芽します。

種の採取

花後に膨らんだ萼の中に果実が入っています。
萼が茶色く変色したら、中の果実を取り出し、種を採取して下さい。

種まきについては上記「種まき」の項目を参照下さい。

病気・害虫

アブラムシが発生することがあります。
発生した場合は、薬剤などで駆除して下さい。

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