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観賞用トウガラシの育て方

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学名…Capsicum annuum
科名…ナス科
属名…トウガラシ属
原産国…熱帯アメリカ
草丈…30㎝~80㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:9b to 11

観賞用トウガラシの特徴

観賞用トウガラシ

観賞用トウガラシは、熱帯アメリカ原産のナス科の多年草です。
トウガラシの仲間であるトウガラシ属の植物は、南北アメリカを中心に20~27種が分布していますが、観賞用に限らず日本で栽培されるトウガラシの大半はカプシカム・アンヌム種(Capsicum annuum)を元に改良されたものです。

アンヌム種は北アメリカ南部、南アメリカ北部に分布するトウガラシの原種で、世界で最も広く栽培されているトウガラシの一つです。
シシトウやタカノツメ、パプリカなども、実はこのアンヌム種の変種や改良品種です。

日本への渡来時期に関しては諸説ありますが、1542年にポルトガルから伝わり、当初は食用ではなく、観賞用や毒薬、霜やけ止めの薬として用いられていたようです。
観賞用トウガラシの栽培が始まったのは江戸時代とされています。
自生地では多年草ですが、耐寒性が低く日本では冬を越すことができないため、春に種を蒔いて夏~秋に果実を楽しむ春まき一年草として扱うのが一般的です。

観賞用トウガラシの花期は7月~10月。
花期になると、茎の上部に葉の付け根から花柄を伸ばし、花径1~2㎝程度の小さな花を咲かせます。
花は5~6枚の花弁を持つ星形で、ナスの花に似ています。
花色は白、または紫で品種により異なります。
花期の間は次々と開花しますが、花は小さく目立つものではありません。

▼観賞用トウガラシの花

観賞用トウガラシの花

花後にはカラフルな果実が実ります。
果実の色、形は品種によって異なります。
トウガラシのように細長い円錐形から球形まで、色は緑から黄色、オレンジ、紫、赤などに変化していきます。

▼観賞用トウガラシの果実

観賞用トウガラシ

葉は楕円形から卵状披針形で、長い柄を持って茎に互生します。
茎はよく分枝して草丈30~80㎝程度に成長します。
紫葉の品種や斑入り品種があり、葉と合わせて観賞期間の長い植物です。

▼黒葉品種「ブラックパール」

観賞用トウガラシ ブラックパール

耐暑性が高く育てやすい植物ですが、種まきは発芽温度が高く(20℃~25℃)、やや難易度が高めです。
トウガラシの仲間で食べてみたくなりますが、ナス科の植物には有毒なものが多く、明確に「食用」と記載があるもの以外は食べない方が無難です。

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観賞用トウガラシの育て方

観賞用トウガラシの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。

連作障害が出やすいナス科の植物です。
ナス科の植物を繰り返し同じ場所に植えると、生育不良を起こしたり病気にかかりやすくなります。
ペチュニアカリブラコアなどもナス科なので注意して下さい。

水やり

根を浅く張るため、乾燥に弱い性質です。

庭植えの場合は、乾燥が続くようなら水やりをして下さい。
夏場は敷き藁や腐葉土で株元を覆って、土の乾燥を防ぎます。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾きかけたらたっぷりと。

肥料

肥沃な土壌を好みます。

庭植えの場合は、元肥として用土に堆肥や腐葉土をたっぷりと混ぜ込んでおきます。
追肥は5月~9月までの間、緩効性化成肥料を定期的に置き肥します。

鉢植えの場合も同様に、5月~9月までの間、緩効性化成肥料か液体肥料を定期的に施して下さい。

植え付け

適期は5月~6月です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土や堆肥をたっぷりと混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
さらに元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
株間は20~30㎝です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

種まき

適期は5月~6月です。
発芽温度が20℃~25℃と高めです。
最低気温が低いと発芽不良になったり、発芽しても生育不良を起こすことがあります。
早い時期に種を蒔く場合は、保温が必要になります。

種は播種箱やポットにまきます。
覆土は種が隠れる程度に2~3㎜。
乾かさないように管理すれば、7~10日程度で発芽します。
播種箱に蒔いた場合は、本葉が2~3枚程度になったら、根を傷つけないように注意してポット上げして下さい。
発芽後は日の当たる場所で管理し、ポットに根が回ったら定植します。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ます。

種の採取

果実にはトウガラシの辛味成分、カプサイシンが含まれています。
成分の付着した手で目などをこすると危険なので、取り扱いには注意して下さい。

トウガラシの果実が萎れて来たら、中の種を採取できます。
果実を切り取って、中から種を取り出して下さい。
種は乾燥させてから袋などに入れ、冷蔵庫で保管します。

トウガラシの種はやや寿命が短い種子です。
採取した種は翌年には蒔くようにして下さい。

種まきについては上記「種まき」の項目を参照下さい。

病気・害虫

アブラムシ

新芽によく発生します。
見つけ次第、駆除して下さい。

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