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ツンベルギアの育て方

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学名…Thunbergia
別名…コダチヤハズカズラ、ヤハズカズラ、ベンガルヤハズカズラ
科名…キツネノマゴ科
属名…ヤハズカズラ属(ツンベルギア属)
原産国…アジア、アフリカ
花色…紫、青、白、黄、オレンジ
草丈…1m~10m(ツル)
日照…日なた
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:品種の項目を参照

ツンベルギアの特徴

ツンベルギア

ツンベルギアは、アジアやアフリカの熱帯・亜熱帯地域に約100種が分布するキツネノマゴ科ツンベルギア属の植物です。
一年草から多年草、低木、つる性植物と、その形態は多岐に渡りますが、いずれも熱帯性植物のため耐寒性は低く、日本では戸外での冬越しができません。
そのため、多年草であっても園芸上は一年草として扱うのが一般的で、低木の場合は冬の間は室内での管理が基本になります。

主に栽培されているのは、つる性多年草(一年草扱い)のツンベルギア・アラタ(Thunbergia alata)、つる性低木のツンベルギア・グランディフロラ(T. grandiflora)、常緑性低木のツンベルギア・エレクタ(T. erecta)です。
日本へは明治から昭和初期にかけて渡来し、沖縄では庭木や公園樹として植栽されています。

ツンベルギアの花期は6月~10月。
花期になると、伸びたツルの上部の葉の付け根に、花径2~4㎝程度の花を咲かせます。
花は先端が開いた筒状花で、花冠は5裂し、ラッパのような形状です。
花は長い花期の間次々と開花します。

▼ツンベルギア・グランディフロラの花

ツンベルギア

葉は心形、披針形、楕円形などの形があり、茎に対生します。
生育旺盛なつるは1年で3m以上に伸び、行燈仕立てやフェンスに絡ませたり、緑のカーテンとして楽しみます。

冬越しには3℃以上の気温が必要です。
種まきや挿し木苗を作って室内で管理すれば、翌年も楽しむことが出来ます。

ツンベルギアの主な品種

ツンベルギア・アラタ(ヤハズカズラ:Thunbergia alata)

ツンベルギア・アラタ

USDA Hardiness Zone:10 to 11

東アフリカ原産のツンベルギアで、美しい花を咲かせることから広く栽培されており、世界の熱帯・亜熱帯地域で帰化植物として定着しています。
つる性の多年草ですが、日本では春に種をまいて夏に花を楽しむ春まき一年草として扱われることが多いです。

花冠の中央に入る黒い目が特徴的な品種で、つるは2m程度に伸びます。
花色はオレンジ、黄色、白。

ツンベルギア・エレクタ(コダチヤハズカズラ:T. erecta)

ツンベルギア

USDA Hardiness Zone:9b to 11

アフリカ西部の熱帯地域に分布する常緑性低木のツンベルギアです。
樹高は1~2m程度に成長します。
花色は紫、または白。

ツンベルギア・グランディフロラ(ベンガルヤハズカズラ:T. grandiflora)

ツンベルギア・グランディフロラ

USDA Hardiness Zone:10 to 11

インドを中心に、中国、ネパール、インドシナ、ビルマに分布するツンベルギアで、つる性低木です。
生育旺盛で大型に育ち、自生地ではツルの長さが20mにも達します。

枝垂れたツルの先に総状花序を形成して、花径8~10㎝程度の大きな花を数輪咲かせます。
花色は紫、白。
開花には高い温度が必要で、戸外で栽培していると花は夏以降になります。
沖縄では庭木や公園樹としてよく植栽されていますが、その他の地域では植物園の温室などでよく見かけます。
葉の縁に黄色の斑が入る斑入り品種もあります。

ツンベルギア・フォーゲリアナ(T. vogeliana)

ツンベルギア

USDA Hardiness Zone:10 to 11

中央アフリカ原産のツンベルギアで、樹高2~5m程度に成長します。
花はアラタによく似ており、花冠は紫で中央部分が黄色になります。

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ツンベルギアの育て方

ツンベルギアの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
半日蔭の場所でも育ちますが、徒長し花付きが悪くなります。

冬越し

耐寒温度は概ね0℃程度ですが、3℃以上の気温があると安心です。
地上部が枯れても春に芽吹くことがありますが、室内で冬越しする方が無難です。

室内で管理する場合は、良く日の当たる場所で乾燥気味に管理して下さい。
挿し木苗を作って室内で冬越しするか、アラタは種ができるので種を採取して翌年の春に種をまくという方法もあります。

水遣り

庭植えの場合は、根付けばほぼ降雨のみで大丈夫です。
夏場に乾燥が続くようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
夏場は水切れに注意し、冬越し中の株は乾燥気味に管理して下さい。

肥料

庭植え、鉢植えともに、春から秋にかけての生育期に、緩効性化成肥料を定期的に置き肥します。

植え付け、植え替え

適期は4月中旬~5月です。

植え付け

庭植えの場合は、水はけが悪いようなら用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
さらに元肥として、緩効性化成肥料や完熟堆肥を混ぜ込んでおきます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

つる性の品種は生育旺盛なので、根詰まりを起こさないよう適宜植え替えを行って下さい。

増やし方(挿し木、種まき)

挿し木、種まき(アラタ)で増やすことが出来ます。

挿し木

適期は5月~7月ですが、気温が高ければいつでも可能です。

2節ほどの長さに枝を切り取って挿し穂にします。
下の葉を取り除いて水揚げをしたら、挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

種まき

適期は4月下旬~5月です。
発芽温度が20~25℃と高めなので、温かくなってから種をまいて下さい。

ツンベルギアの種は硬いので、そのままだとなかなか吸水せず発芽が遅れます。
蒔く前に一晩水につけておいて下さい。

種はポットに2~3粒ずつまき、覆土は1㎝程度。
水を切らさないように管理して発芽後に間引きます。
本葉が2~3枚程度で定植して下さい。

病気・害虫

ハダニ

高温乾燥期に発生しやすい害虫です。
発生したら薬剤で駆除して下さい。

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