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オレガノの育て方

更新日:

学名…Origanum vulgare
別名…ハナハッカ、ホップライクフラワー
科名…シソ科
属名…ハナハッカ属
原産国…ヨーロッパ、地中海沿岸
花色…ピンク
草丈…10cm~80cm
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:4 to 8

オレガノの特徴

オレガノ

オレガノは、ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに約50種が分布するシソ科ハナハッカ属の多年草です。
オレガノとは広義の意味ではハナハッカ属の植物全般のことを指しますが、大別するとハーブとして利用されるオレガノ、ケントビューティーに代表される花を観賞するオレガノがあり、ここでは前者のハーブとして利用される品種を「オレガノ(Origanum vulgare)」として紹介しています。

オレガノの分布域は、地中海沿岸部を中心にユーラシア大陸西部~南部の温暖な地域にあり、草原や雑木林、道ばたなど、石灰質の土壌で多く自生を見ることが出来ます。

オレガノの花期は6月~8月。
花期になると、茎の上部の葉の付け根から分枝した茎頂に、径5㎝前後の花序を付け、小さな花を多数咲かせます。
花は径5㎜弱の唇形花で、4本の雄しべと1本の雌蕊が長く突出します。
唇形花とはシソ科の植物に多く見られる花の形で、筒状になった花の先が上下に分かれて唇のような形に見える花の事です。
オレガノの唇形花は、上唇が3裂しており下唇は裂けずに下に広がります。

▼オレガノの花の様子

オレガノの花

オレガノには全草にミントに似た爽やかな芳香がありますが、花期には一層香りが強くなります。
ハナハッカの和名は、この芳香に由来しています。
基本種の花色は薄いピンク色ですが、一部では白花を咲かせる品種もあります。

▼オレガノの花序

オレガノ

葉は卵形で葉柄を持って対生し、茎には短毛が密生しており直立して分枝します。
斑入り品種や明るい葉色の黄金葉品種もあり、美しい葉色から花壇にもよく植栽されます。
茎は花を咲かせながら草丈80㎝程度に成長します。
※横に広がって成長する品種もあります。

▼オレガノの葉

オレガノ

育てやすいハーブですが、夏の湿気が苦手なため、夏場の管理には少し注意が必要です。
冬には地上部を枯らし、春に再び芽吹きます。

※同属の近縁種には、オレガノ同様にハーブとして利用されるスイートマジョラムがあります。
オレガノに比べると繊細な香りを持ち、地中海料理には欠かせない香辛料としてヨーロッパでは古くから愛用されています。

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オレガノの主な品種

ゴールデンオレガノ(Origanum vulgare ‘Aureum’)

ゴールデンオレガノ

明るい葉色の黄金葉品種です。
白い花を咲かせますが、基本種に比べると花付きはやや劣ります。
花を咲かせながら草丈80㎝程度に成長します。

オレガノ・カントリークリーム(Origanum Vulgare ‘Polyphant’)

オレガノ・カントリークリーム

葉の縁に入る白い斑が美しい品種です。
白い花を咲かせますが、基本種に比べると花付きはやや劣ります。
小型品種で草丈40㎝程度に成長します。

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オレガノの育て方

オレガノの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い環境が適しています。

冬越し・夏越し

冬越し

冬に地上部は枯れますが、根が凍らなければ春に再び芽吹きます。
葉が枯れたら地際で切り戻し、寒冷地の場合は、株元をマルチングして防寒対策を施して下さい。

鉢植えの場合は、土が凍らない軒下などで管理します。

夏越し

高温多湿の環境が苦手です。
梅雨前に込み合った枝を間引き、風通しをよくしてやります。
鉢植えの場合は、梅雨の時期は雨の当たらない場所に移動して下さい。

水やり

乾燥気味の環境を好むので、過湿には注意して下さい。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
庭植えの場合は、極端に乾燥しない限り、降雨のみで大丈夫です。

肥料

庭植え、鉢植え共に、春に緩効性化成肥料を置き肥ます。

オレガノは多肥になると香りが弱くなったり徒長して倒れやすくなります。
少なめの肥料で十分なので、与えすぎには注意して下さい。

植え付け・植え替え

適期は4月~5月、9月中旬~10月中旬です。

植え付け

庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜて土壌を中和しておいて下さい。
さらに腐葉土を混ぜ込んで、水はけの良い環境を作ります。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土にパーライトを1~2割ほど混ぜ込んで土を作ります。
または、赤玉土(小粒)6・腐葉土3・パーライト1などの配合土を使います。

植え替え

根詰まりを起こすと生育に影響するので、鉢植えの場合は2年に1度は植え替えを行います。
根鉢を軽く崩して、一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行って下さい。

収穫、切り戻し

収穫

葉を利用する場合は、最も香りが良くなるのは、開花直前です。
株元から5㎝程度の高さでバッサリと刈り取って、収穫します。
日陰でよく乾燥させて、密閉容器などで保存します。

花を利用する場合は、花が咲いてから刈り取ります。

切り戻し

冬になって葉が枯れたら、地際で切り戻して下さい。
春になればまた芽吹きます。

増やし方(挿し芽、株分け、種まき)

挿し芽、株分け、種まきで増やすことが出来ます。

挿し芽

適期は4~5月、9~10月です。
芽の先端を10㎝程度の長さに切り、挿し穂にします。
下葉を取り除いたら水揚げをし、挿し木用土に挿して下さい。
水を切らさないように明るい日陰で管理したら、2週間ほどで発根します。

株分け

大株になれば株分けをすることが出来ます。
植え替え時に、掘り上げた株を分けて下さい。
傷んだ根は取り除き、新しい根を傷つけないように注意します。

種まき

適期は3月下旬~4月、9月中旬~10月中旬です。

種が非常に細かいので、育苗箱に種が重ならないように注意してばらまきます。
覆土は種が隠れる程度に薄く。
発芽したら間引き、本葉が4~6枚程度になったら定植して下さい。

病気・害虫

アブラムシが春先に発生することがあります。
見付け次第駆除して下さい。

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