ガーデニングの図鑑

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リッピア(ヒメイワダレソウ)の育て方

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学名…Phyla canescens(Lippia canescens)
別名…ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)
科名…クマツヅラ科
属名…イワダレソウ属
原産国…南アメリカ
花色…白、ピンク
草丈…5cm~15cm
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:8 to 11

リッピア(ヒメイワダレソウ)の特徴

リッピア

リッピアのは、南アメリカ原産の多年草です。
エクアドル、ペルー、チリ、ブラジルなど南米の広い地域に分布していますが、アルゼンチンのサンタフェ州やブエノスアイレス州の化石から花粉が発見されており、この地域を起源とする説が有力です。
現在では世界の広い地域に帰化しており、オーストラリアでは19世紀後半に観賞用として導入されたものが野生化し、既存の生態系に大きな影響があるとして問題となっています。

日本へは昭和初期に渡来しています。
リッピアという名前は旧属名が流通名として定着したもので、現在はイワダレソウ属に分類されています。
近年、ヒマワリの30倍のセシウム吸着効果があるという研究結果が発表され、除染を助ける植物として注目を浴びています。

リッピアの花期は5月~9月。
花期になると葉の付け根から花茎を伸ばし、先端に球状の花序を形成し、小さな花を数輪まとまって咲かせます。
一輪の花の花径は3~4㎜程度で、花弁は基部にオレンジ色の斑紋が入ります。
花の最盛期は初夏から夏にかけてですが、四季咲き性があり、長い花期の間ぽつぽつと咲き続けます。
花色はピンク、白。

▼リッピアの花

リッピア(ヒメイワダレソウ)

葉は楕円形で縁に鋸歯があり、茎に対生します。
茎は株元から分枝して地面を這うように広がり、各節で発根して地面に根を下ろします。
草丈は15㎝程度で、1株が50㎝以上に広がります。
繁殖力旺盛である程度の踏圧にも耐える強さがあるので、グランドカバーとしてよく利用されています。
芝生に比べると手もかからず、少し高さがあるので柔らかで優しい印象です。

▼マット状に広がったリッピア

リッピア

旺盛というよりも爆発的な繁殖力なので、植える場所には注意が必要です。
雑草除けにもなりますが、花壇だと他の花を駆逐する勢いがあります。
また根も深く張るので、一旦繁殖すると抜くのも大変です。

本来は常緑性ですが寒さで落葉したり、地上部が枯れてしまうことあります。
地上部が枯れてしまっても根は生きているので、春になれば再び芽吹きます。

耐寒性、耐暑性に優れ、病害虫もほとんどなく育てやすい植物です。
適したスペースがあるならお勧めのグランドカバーです。

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リッピア(ヒメイワダレソウ)の育て方

リッピアの育て方

栽培環境

日当たりさえ良ければ、土地は選びません。
半日蔭でも育ちますが、あまり繁殖せず徒長します。
本来の美しい草姿を楽しむためには、よく日の当たる場所で育てて下さい。

繁殖力が非常に強いので、安易に花壇などに植えると他の植物を駆逐しています。
植え場所は熟考の上で決定して下さい。

冬越し・夏越し

冬越し

耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。

寒冷地では地上部が枯れますが、春になれば芽吹きます。
枯れた茎が気になるようなら取り除いて下さい。
北海道(札幌)での植栽例もあります。

夏越し

暑さには強い性質です。
真夏の西日にも負けません。
対策無しで夏越し可能です。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
夏場で極度の乾燥が続く場合は水やりをして下さい。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

庭植えの場合は、肥料は特に必要としません。
極端なやせ地の場合は、春と秋に緩効性化成肥料を施して下さい。

鉢植えの場合も、あまり肥料は必要ではありません。
春と秋に、緩効性化成肥料の置き肥をする程度で十分です。

植え付け・植え替え

植え付け

適期は4月~7月です。

グランドカバーとして利用する場合は、植え場所の除草をしっかりと行っておくと早く繁殖します。
1株が2~3ヶ月後には約50㎝四方に広がります。
間隔を空けて植え付けて下さい。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりして生育が悪くなるようなら植え替えが必要です。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行います。

日常の管理

株が広がりすぎた場合は早目に対処して下さい。
ごぼうのような太い根が張り、抜くのは本当に手間がかかります。

増やし方(株分け)

挿し芽でも増やせますが、株分けが非常に簡単です。

株分け

適期は4月~7月。
茎の節の部分から発根しているので、根を付けた茎を堀り上げて植え付けて下さい。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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