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三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)の育て方

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学名…Verbena bonariensis
和名…ヤナギハナガサ(柳花笠)、サンジャクバーベナ(三尺バーベナ)
別名…バーベナ・ボナリエンシス
科名…クマツヅラ科
属名…クマツヅラ属
原産国…南アメリカ
花色…紫
草丈…50㎝~150㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:7 to 11

三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)の特徴

三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)

三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)は、南アメリカに分布するクマツヅラ科クマツヅラ属(バーベナ属)の多年草です。
分布域は、コロンビア~ブラジル、チリ、アルゼンチンにあり、牧草地や草原、河川敷や道路わきなど、日当たりの良い場所に自生しています。
美しい花を咲かせることから観賞用として世界各国に導入されており、北アメリカやオーストラリア、アジアやアフリカなどで帰化植物として定着しています。
日本への渡来時期は不明ですが、第二次大戦後に東海地方で帰化しているのが発見され、現在では全国的に帰化分布しています。

三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)の花期は7月~10月。
花期になると、真っ直ぐに伸びた茎を分枝させ、頂部から花序を出し、花径5~6㎜程度の小さな花を多数咲かせます。
花は花冠が5裂した筒状花で、花筒は1㎝程度の長さになります。
花序は下から上へと咲き進み、咲き進むに従って上へと伸びていきます。
花色は花冠が淡い紫色で、筒部は赤紫色。

▼三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)の花

三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)

葉は幅のある線形で縁に鋸歯があり、対生します。
茎は真っ直ぐに伸びてよく分枝し、花を咲かせながら草丈50~150㎝程度に成長します。
葉茎には荒い毛が生えており、触るとゴワゴワしています。
茎は四角形で中は中空となっています。

▼三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)の葉の様子

三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)の葉の様子

▼三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)の草姿

三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)

耐寒性、耐暑性共に優れており、育てやすい植物です。
放任でもよく育ち、たくさんの花を咲かせます。
こぼれ種でもよく増えます。
冬は地上部を枯らせ、地際から小さな冬芽を出して冬越しします。

草姿の似ている植物にバーベナ・リギダがあります。
リギダは同属の近縁種で、草丈30~60㎝程度に成長して紫色の花を咲かせます。

※三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)は現在特定外来生物には指定されていませんが、「将来的に生態系に被害を及ぼす恐れのある外来種」として名前が記載されています。
分布域は年々拡大しており、育てる場合は庭からの逸出に注意して下さい。

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三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)の育て方

三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)の育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い環境が適しています。
日光を好み、日当たりの悪い場所では生育、花付き共に悪くなるので、よく日のあたる場所で育てて下さい。

冬越し、夏越し

耐寒性、耐暑性共に優れており、特に対策の必要はありません。
冬になって地上部が枯れたら、地際で刈り取って下さい。

寒冷地の場合は、一年草として扱い、種を採取しておいて翌年に播種します。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

水はけさえ良ければやせ地でも育つ植物で、多くの肥料は必要ありません。

庭植え、鉢植え共に、春と秋に緩効性化成肥料を施して下さい。

植え付け、植え替え

適期は春の4月~5月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作ります。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土7・腐葉土3などの一般的な配合土を使います。

植え替え

鉢植えの場合は、1~2年に一度、植え替えを行って下さい。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行います。

花がら摘み、切り戻し

花が咲き終わった花序は切り取って下さい。
脇目が伸びて再び花を咲かせます。

草丈を抑えたい場合は、5月頃までに刈り込んで下さい。
枝数が増えて、多くの花を咲かせます。

増やし方(株分け、挿し木、種まき)

株分け、挿し木(挿し芽)、種まきで増やすことが出来ます。
こぼれ種でもよく増えます。

株分け

適期は植え替え時の4月~5月です。
掘り上げた株を切り分けて植え付けて下さい。

挿し芽(挿し木)

適期は梅雨時期の6月~7月ですが、気温があればいつでも可能です。

茎を10~15㎝程度の長さに切り取って挿し穂にします。
水揚げをしてから挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理し、発根を待ちます。

種まき

花後に出来た種を採取しておき、春に蒔きます。
適期は3月~4月頃です。

種は播種箱などにまき、覆土はごく薄く。
発芽までは水を切らさないように管理し、発芽後、本葉が2~3枚程度になったらポット上げします。
ポットに根が回ったら定植して下さい。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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