草本 野の花

アレチハナガサ

学名…Verbena brasiliensis
和名…アレチハナガサ(荒地花笠)
科名…クマツヅラ科
属名…クマツヅラ属
原産国…南アメリカ
花色…淡紫色
草丈…100㎝~200㎝
日照…日なた
USDA Hardiness Zone:Not Applicable

アレチハナガサとは

アレチハナガサ

アレチハナガサは、南アメリカ原産のクマツヅラ科クマツヅラ属の多年草です。
起源はブラジルですが、現在では南米から北米、ヨーロッパ、オセアニア、アジアなどに分布域を広げています。
本来の自生地では乾燥地や耕地に多く見られ、侵入帰化した地域では、河川敷や湿地、道端などを中心に見られます。

日本では1957年頃に、福岡県と神奈川県で記録されるようになりました。
現在では東北南部以南の地域に広く分布しており、河川敷や道端、荒地などに群生しています。

アレチハナガサの花期は6月~8月。
花期になると、分枝した茎の頂部に花序を出し、小さな花を咲かせます。
花序は2~5㎝程度の長さで、花は下から上へと咲き進みます。

▼アレチハナガサの花序

アレチハナガサの花序

花は花冠が5裂した筒状花で、青みをおびた淡紫色をしており、花径3~5mm、筒部の長さ4mm程度の大きさです。

▼アレチハナガサの花

アレチハナガサの花

葉は対生し、長さ4~10㎝、幅0.8~2.5㎝の広線形で、上半分に鋸歯があります。
葉柄は無く、葉先は鋭く尖ります。

▼アレチハナガサの葉の様子

アレチハナガサの葉の様子

茎は陵のある四角形で、中は詰まっています。
直立して多数分枝しながら花を咲かせ、草丈100~200㎝に成長します。

▼アレチハナガサの茎の様子

アレチハナガサの茎の様子

アレチハナガサによく似た花

  • ダキバアレチハナガサ…葉の基部が茎を抱くのが特徴です。
  • ヤナギハナガサ(三尺バーベナ)…花が華やかで花筒部が長く、茎は中空です。
  • バーベナ・リギダ…花が華やかで、大きくなっても草丈60㎝程度です。

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