ツリフネソウ

学名…Impatiens textorii
和名…ツリフネソウ(釣舟草)
別名…ムラサキツリフネ(紫釣船)
科名…ツリフネソウ科
属名…ツリフネソウ属
原産国…中国、朝鮮半島、日本、ロシア
花色…紫~赤紫、白
草丈…40㎝~80㎝
日照…明るい日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:Not Applicable

ツリフネソウとは

ツリフネソウ

ツリフネソウは、中国、ロシア、朝鮮半島、日本に分布するツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草です。
日本では北海道、本州、四国、九州に分布しており、低山から山地のやや湿り気のある場所などに自生が見られます。

ツリフネソウの花期は7月~8月。
花期になると、上部の茎の葉腋から花序を出し、花を咲かせます。
花序は3~10㎝程度の長さで斜上し、4~10個の花が付きます。

▼ツリフネソウの花序

ツリフネソウの花序

花柄は長さ1~2㎝、花は3~4㎝の長さで、3個の萼片と3個の花弁から構成されています。

▼ツリフネソウの花

ツリフネソウの花の様子

花弁は紫色~赤紫色で、下側2個の花弁が大きくなっており、黄色の斑点があります。
萼片も紫色~赤紫色で、下側1個が大きく袋状になっており、細くなった先がクルリと巻きます。
この螺旋状に巻いている部分は距(キョ)と呼ばれ、中に蜜が貯まります。

▼ツリフネソウの距

ツリフネソウの距

雄しべは5個あり、葯が合着して雌しべの柱頭を取り囲むようになっています。

ツリフネソウ属の植物は雄性期と雌性期に分かれているものが多く見られます。
そのような種では、雄しべが成熟して花粉を出した後ポロリと落ちて、雌しべの柱頭が出てきます。
ツリフネソウでは少し違っていて、雄性期の後も雄しべは落ちることなく残っており、合着した葯の間から雌しべの柱頭が伸びてくる形となります。(中性期)。

▼ツリフネソウのしべ

ツリフネソウのしべ

果実は長さ1~2㎝の紡錘状円柱形で、熟したものに触るとパチンと音がして弾け、種子が飛び散ります。

▼ツリフネソウの果実

ツリフネソウの果実

葉は互生し、長さ3~14㎝、幅3~7㎝の菱状楕円形で、縁に細かい鋸歯があります。
茎は通常赤みを帯びており、節が膨らみます。
茎は直立して多数分枝し、草丈40~80㎝程度に成長します。

▼ツリフネソウの葉の様子

ツリフネソウの葉

自生地は湿り気のある明るい日陰などが多く、日向ではうまく育ちません。
適した環境を整えることが大切です。

ツリフネソウの近縁種

ツリフネソウが属するツリフネソウ属は、世界に約1000種が分布する巨大な植物群です。
多くはアフリカ、アジアの熱帯・亜熱帯地域に分布しており、いくつかの種が観賞用として栽培されています。
観賞用として栽培されるのは本種の他、以下のようなものがあります。

 

-一年草・二年草, 野の花