宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

一年草・二年草

ヒマワリの育て方

更新日:

学名…Helianthus annuus
和名…向日葵(ヒマワリ)
英名…サンフラワー
科名…キク科
属名…ヒマワリ属
原産国…北アメリカ
花色…黄、茶、オレンジ、複色
草丈…30㎝~300㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:2 to 11

ヒマワリの特徴

ヒマワリ

ヒマワリは、北アメリカに分布するキク科の一年草です。
ヒマワリの仲間は、現在北アメリカに67種が知られており、一年草、または短命な多年草ですが、「ヒマワリ」の名前で流通するのは、ヘリアンサス・アンヌス種(Helianthus annuus)です。
アンヌス種は、アメリカ西部、カナダ、メキシコ北部に分布する一年草で、乾燥した草原や平原、牧草地などの日当たりの良い場所に自生しています。

アンヌス種は、種を食用にする他、油糧としたり、飼料として利用するため、世界中で広く栽培されています。
その栽培の歴史は古く、紀元前の時代からインディアンの食用作物として利用されていた歴史を持ちます。
ヨーロッパでは、1510年にスペイン人の医師が種を持ち帰り、マドリード植物園で栽培が始まりました。
日本へは17世紀に渡来しています。
中国経由で渡来し、当初は「ジョウギク」の名で栽培されていましたが、元禄時代には「ヒマワリ」の名で呼ばれていたそうです。
現在ではアンヌス種を元とした数多くの園芸品種が作出され、流通しています。

ヒマワリの花期は7月~9月。
花期になると直立した茎の頂部に、大きな頭花を咲かせます。
大きな一輪の花に見える部分は、外側の花弁のような舌状花と、中心部分の花弁を持たない筒状花から形成された集合花です。
花は外側から内側へと咲き進みます。
花色は黄色、茶色、オレンジ、複色。
一重咲きから八重咲き、大輪種に小輪種など、花姿はバラエティに富んでいます。
鮮やかな花色と大きな花が日差しに映え、夏の代名詞とも言える花の一つです。

▼ヒマワリの花

ヒマワリ

葉は長い葉柄を持った心形で、茎に互生します。
茎は分枝しないもの、上部で分枝して多数の花を咲かせるものなどがあります。
草丈30㎝程度の矮性品種から3mにもなる高性種まで、数多くの品種が流通しています。

暑さに強く、一般的な品種は種から育てるのも容易です。

ヒマワリの主な品種

ゴッホのひまわり (Helianthus annuus 'Gogh-no-Himawari')

ゴッホのひまわり

ゴッホが描いたヒマワリをイメージしたヒマワリで、「サカタのタネ」から販売されている画家シリーズの品種です。
一重、半八重、八重咲きと咲き分け、中心部の花姿も様々です。
花粉が無いので切り花にした時に花粉が落ちません。

モネのひまわり (H. annuus ‘Monet-no-Himawari’)

モネのヒマワリ

同じく画家シリーズの品種で、花はレモンイエローで八重咲きです。
花粉が無く、こちらも切り花に向いています。

ココア (H. annuus ‘Cocoa’)

ヒマワリ ココア

シックなブラウンの花が印象的な品種です。
茎の上部で5~8本に分枝し、次々と開花するので観賞期間が長いのが特徴です。

ルビーエクリプス (H. annuus 'Ruby eclipse')

ヒマワリ ルビー・エクリプス

ブラウンの花弁の先端が淡いレモンイエローに色づくユニークな品種です。
花粉が出ないので、切り花にも向いています。

マンチキン (H. annuus ‘Munchkin’)

ヒマワリ マンチキン

鮮やかな黄色の一重咲き品種で、よく分枝し、ボリュームが出ます。
花壇では草丈60~80㎝ですが、小さな鉢で育てると草丈低く花が咲きます。

他にも数多くの品種が流通しています。

スポンサーリンク

ヒマワリの育て方

ヒマワリ(向日葵)の育て方

栽培環境

日当たりと水はけの良い、肥沃な場所が適しています。
日光を好む植物です。
よく日の当たる場所で育てて下さい。

水遣り

乾燥に弱い性質です。

鉢植え、庭植えともに根が十分に張るまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
庭植えの場合は、その後は徐々に水遣りの回数を減らしていきますが、夏場に乾燥しすぎると下葉が枯れこんで落ちてしまうので、乾燥が続くようなら水やりをして下さい。
高性種は葉が萎れやすいので、庭植えの場合でも夏場は毎日の水遣りが必要になります。

鉢植えの場合は、引き続き用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをして下さい。

肥料

庭植えの場合は、元肥として用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
追肥は、庭植え、鉢植えともに、花が咲くまでの期間を通して月に1回程度、緩効性化成肥料の置き肥をします。

ただし、ヒマワリは吸肥力が非常に強い植物なので、肥料のやりすぎには注意して下さい。

植え付け

適期は4月下旬~6月です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土や堆肥などを混ぜ込んで、水はけが良く、肥沃な土壌を作って下さい。
さらに元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
ヒマワリの根は草丈と同じくらい伸びるので、植え穴は大き目に掘って下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使います。

支柱立て、花柄摘み

草丈が高くなる品種は、成長に応じて支柱を立てます。
花が多く付く品種の場合は、種を採取しないのなら花が終わったら花茎の付け根から切り取って下さい。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ます。

種の採取

ヒマワリの種は中心部分の筒状花の下にできます。
外側から順に熟していくので、中心部分の種まで黒く熟したら採取のタイミングです。
花茎ごと切り取って、日陰で乾燥させます。
種を取り出したら再度、種を乾燥させ袋などに入れて、涼しく日の当たらない場所で保管して下さい。

種まき

適期は4月~7月です。
発芽温度が20~25℃と高めなので暖かくなってから種を蒔きます。

種は花壇やプランターに直まきするか、ポットに蒔きます。
直まきの場合は、高性種で40~60㎝程度、矮性種で20~30㎝程度の間隔で2~3粒ずつ蒔いて下さい。
ポットの場合も、1つのポットに2~3粒ずつ蒔きます。
覆土は1㎝程度。
水を切らさないように管理したら一週間程度で発芽します。
発芽後は日なたで管理し、生育の良い苗を残して間引きます。
本葉が出たら薄めの液体肥料を週に1回程度施し、ポット蒔きの場合は根が回ったら定植して下さい。

病気・害虫

ハダニ

夏場に発生しやすくなります。
吸汁された部分は白っぽい斑点状になり、生育に影響します。
発生したら薬剤を使って駆除して下さい。

べと病

湿度が高い時期に発生しやすくなります。
葉に淡い黄色の斑点状の病変が現れます。
敷き藁などで株元をマルチングすると土壌からの感染を防ぐことが出来ます。

-一年草・二年草
-, , ,

Copyright© ガーデニングの図鑑 , 2017 All Rights Reserved.