宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

多年草・宿根草 一年草・二年草

ガイラルディアの育て方

更新日:

学名…Gaillardia
別名…オオテンニンギク(大天人菊)、テンニンギク(天人菊)
科名…キク科
属名…テンニンギク属
原産国…南北アメリカ
花色…オレンジ、黄色、茶色、複色
草丈…30㎝~90㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:3 to 10

ガイラルディアの特徴

ガイラルディア

ガイラルディアは、南北アメリカに約20種が分布するキク科の多年草、または一年草です。
観賞用に栽培されるのは、多年草タイプのオオテンニンギク(Gaillardia aristata)、一年草タイプのテンニンギク(G. pulchella)、そしてこの2種の交雑種です。
以前は2種の交雑種である園芸品種群をガイラルディアと呼んでいましたが、現在ではオオテンニンギクとテンニンギクも含めてガイラルディアと呼ぶことが多いようです。
日本へは明治時代に渡来しています。

ガイラルディアの花期は6月~10月。
花期になると、分枝した茎の頂部に、花径5~10㎝程度の頭花を咲かせます。
頭花は、中心部分の筒状花と周囲の舌状花から成り、舌状花は多くの品種で基部がオレンジ色から褐色となります。
花は長い花期の間次々と開花します。
花色はオレンジ、黄色、茶色、複色。
一重咲きの他、八重咲きや変わり咲き品種も流通しています。

▼ガイラルディアの花

ガイラルディア

葉は披針形で互生します。
葉茎には軟毛があり、草丈30~90㎝程度に成長します。

▼ガイラルディアの葉の様子

ガイラルディア(テンニンギク)の葉

耐寒性、耐暑性があり育てやすい植物です。
多湿な環境が苦手な性質ですが、水はけが良く風通しの良い適した環境で育てれば、放任でもよく育ちます。

一年草タイプは花後に枯れますが、多年草タイプは秋に地上部を枯らせて宿根し春に再び芽吹きます。
品種によっては、こぼれ種で増えることもあります。

ガイラルディアの主な品種

オオテンニンギク(Gaillardia aristata)

オオテンニンギク

北アメリカ中西部を中心に分布する多年草です。
草丈70㎝程度に成長し、花径6~10㎝の大きな花を咲かせます。
筒状花は暗褐色で、舌状花は基部がオレンジ色から褐色になっています。
様々な品種があり、花は基本的に一重咲きですが、花弁のコントラストが華やかです。

テンニンギク(G. pulchella)

ガイラルディア(テンニンギク)

北アメリカ、中央アメリカの乾燥地帯を中心に分布する一年草です。
草丈30~100㎝程度に成長し、オオテンニンギクによく似た花を咲かせます。
こちらも数多くの園芸品種が流通しています。

ガイラルディア・グランディフロラ(G. × grandiflora)

オオテンニンギクとテンニクギクの交雑による園芸品種群です。
オオテンニンギクの長い花期、テンニンギクの成長の早さを受け継いでいます。
草丈、花色、花形などバラエティに富んだ数多くの品種が流通しています。

ヤグルマテンニンギク(G. pulchella var. lorenziana)

ヤグルマテンニンギク

テンニンギクの変種で、花弁状の舌状花が筒状になっています。
写真は園芸品種のイエロープルーム(G. pulchella ‘Yellow Plume’)です。

他にも数多くの品種が流通しています。

スポンサーリンク

ガイラルディアの育て方

ガイラルディアの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
日照時間が足りないと徒長し、花付きも悪くなります。
しっかりと日の当たる場所で育てて下さい。
多湿な環境を嫌うので、風通しも良いと最適です。

冬越し

耐寒性は高く、そのまま戸外で冬越し可能です。
秋になって地上部が枯れたら、株元でバッサリと刈り込んで下さい。

耐寒温度は品種によりやや異なりますが、雪に埋もれても春にまた芽吹くことが多いです。
冬越し中の株はやや乾燥気味に管理します。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

庭植えの場合は、元肥として用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
追肥は、生育期の4月~9月頃までの間、即効性の化成肥料を定期的に株元に置き肥して下さい。

鉢植えの場合も同様で、生育期の間に即効性の化成肥料を定期的に置き肥するか、液体肥料を月に1回程度、施します。

多肥な環境で育つと軟弱な株になったり、葉ばかりが茂って花付きが悪くなります。
肥料は控えめを心がけて下さい。

植え付け、植え替え

植え付け(用土)

庭植えの場合は、水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え(多年草タイプ)

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしやすいので、毎年植え替えを行います。
適期は春の3月頃です。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行って下さい。

庭植えの場合は、株が混み合っているようなら株分けを兼ねて植え替えを行って下さい。

花がら摘み

種を採取しない場合は、花が終わったら早めに花がらを摘み取ります。

増やし方(株分け、挿し芽、種まき)

株分け、挿し芽、種まきで増やすことが出来ます。
種まきについては下記「種まき」の項目を参照下さい。

株分け(多年草タイプ)

適期は春の3月頃です。
植え替え時に掘り上げた株を、2~3芽が一株になるように切り分けて植え付けて下さい。

挿し芽

適期は4月下旬~6月、9月中旬~10月中旬です。
挿し穂には、株元から出ている脇芽を使います。
下の葉を取り除いて水揚げをし、挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

種まき

一代交配種(F1)は種をまいても親株と同じ性質の株は育ちません。

種の採取

花後に種が出来ます。
花弁が散り、残った花芯部分が茶色く変色してカラカラに乾いたら、中の種が熟しているので採取して下さい。
種には綿毛が変化した硬いトゲがあるので(品種による)注意して下さい。

採取した種は封筒などに入れて乾燥させ、冷暗所で保管します。

種まき

適期は春の4月頃、秋の9月中旬~10月です。
寒冷地の場合は春まきにします。
春まきの場合は、翌年の夏からの開花になります。

種に綿毛がついている場合は取り除きます。
播種箱やポットに種をまき、5㎜程度の覆土をします。
直まきも可能です。
発芽温度は15℃~20℃。
播種箱にまいた場合は、本葉が2~3枚程度になったらポット上げして下さい。
ポットに根が回ったら定植します。

病気・害虫

適した環境で育てていれば、病害虫の発生はほとんどありません。
多湿な環境で蒸れると、灰色かび病などが発生することがあるので、風通しの良い環境で育てるようにして下さい。

-多年草・宿根草, 一年草・二年草
-, , ,

Copyright© ガーデニングの図鑑 , 2017 All Rights Reserved.