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ユーコミス(パイナップルリリー)の育て方

更新日:

学名…Eucomis
和名…ホシオモト(星万年青)
別名…パイナップルリリー
科名…ヒアシンス科
属名…ユーコミス属
原産国…中央アフリカ、南アフリカ
花色…白、緑、ピンク、薄紫
草丈…10㎝~80㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:7 to 10

ユーコミス(パイナップルリリー)の特徴

ユーコミス(パイナップルリリー)

ユーコミス(パイナップルリリー)は、南アフリカ、中央アフリカに約11種が分布するヒアシンス科の球根植物です。
分布域は、南アフリカ共和国を中心に、ボツワナ、レソト、ジンバブエ、スワジランドなどにあり、森林や草原、川の畔や湿地など、乾燥しすぎない場所に自生しています。

日本には明治時代の末期に渡来し「ホシオモト(星万年青)」の和名がありますが、英名の「パイナップルリリー」または属名の「ユーコミス」の名前で定着しています。

ユーコスミス(パイナップルリリー)の花期は7月~8月。
花期になると太い花茎を真っ直ぐに伸ばし、花茎の上部に多数の小花を咲かせます。
花は花径2㎝前後で6枚の花弁を持って星形に開き、花茎を覆うように密生します。
茎頂には葉状の苞(ホウ)が放射状に付き、パイナップルリリーの名の通り、ユニークな形になります。
花色は白、緑、ピンク、薄紫。

▼パイナップルリリーの花

パイナップルリリー

葉は披針形で、多くの品種の縁は緩やかに波打ち、放射状に根出します。
太い花茎を立ち上げて、草丈40~80㎝程度に成長します。
大型の品種になると80㎝を超す草丈のものもあり存在感は抜群です。
ユニークな草姿が独特の風景を作り出してくれます。

耐寒性は比較的高く、関東以西の暖地であれば戸外での冬越しが可能です。
冬場は地上部が枯れて休眠します。

ユーコミス(パイナップルリリー)の主な品種

ユーコミス・アウツムナリス(Eucomis autumnalis)

ユーコミス(パイナップルリリー)

南アフリカに分布するパイナップルリリーの代表品種です。
花茎は40~60㎝程度に成長し、花序には100以上の小花が付き、花穂はまさにパイナップルのようです。
帯状の葉の縁はゆるく波打ちます。

ユーコミス・コモサ(E. comosa)

ユーコミス・コモサ

Photo credit: Enez35 via Visualhunt / CC BY

南アフリカ共和国に分布するユーコミスです。
草丈40~60㎝程度に成長し、豊富な花色が魅力の品種です。
花色は白、淡緑、赤紫など。
種苗会社から花色ミックスの球根がよく流通します。

ユーコミス・バンデルメルウェイ(E. vandermerwei)

ユーコミス

Photo credit: Enez35 via Visual hunt / CC BY

南アフリカ共和国のムプマンガ州に分布するユーコミスです。
ユーコミスの中で最も小型の種で、草丈10㎝程度に成長します。
葉に入る暗紫色の斑点が特徴的です。
花色は暗紫色です。

他にも園芸品種の‘レイア’などが流通しますが、流通量はあまり多くありません。

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ユーコミス(パイナップルリリー)の育て方

ユーコミス(パイナップルリリー)の育て方

栽培環境

日当たりが良い場所が適しています。
日照時間が足りないと徒長してしまうので、十分日光に当てて育てて下さい。
葉が横に広がるので、株間は広めに取ります。

冬越し

南国風の見た目に反して耐寒性は意外とあります。
関東以西の暖地であれば、戸外での冬越しが可能です。
葉が枯れたら取り除き、盛り土をしたり腐葉土などでマルチングして下さい。
鉢植えの場合は、雨の当たらない場所に移動して冬越しをします。
どちらの場合も、休眠中は水やりの必要はありません。

寒冷地の場合は、葉が枯れたら球根を掘り上げて乾燥させ、凍らない場所で保管して下さい。

水遣り

生育期間中は多くの水を必要とします。
庭植えの場合は、夏場に乾燥が続くようなら水やりをして下さい。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

11月~3月までの間は球根は休眠中です。
10月頃から少しずつ水やりの回数を減らしていき、休眠期に入ったら完全に水を断ちます。

肥料

庭植えの場合は、元肥として用土に堆肥や緩効性肥料を混ぜ込んで下さい。
追肥は春の5月と花後に、緩効性化成肥料を株元に置き肥します。

鉢植えの場合も同様で、春の5月頃と花後に緩効性肥料か油粕を置き肥して下さい。

植え付け・植え替え

適期は3月~4月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込んで、深く耕しておいて下さい。
株間は20~30㎝で、球根の頂部からの覆土が5~10㎝程度になるように植え付けます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。
7号鉢に1球が目安で、球根の頂部からの覆土が2~3㎝程度で植え付けて下さい。

植え替え

庭植えの場合は、数年は植えっ放しで大丈夫です。
株が混み合って窮屈になってきたら分球を兼ねて植え替えを行って下さい。

鉢植えの場合は、毎年植え替えを行います。
株を抜いたら古い土を1/3程度落として、一回り大きな鉢に新しい土で植え替えて下さい。

花茎切り

花が終わったら早目に花茎を切り取ります。
放っておくと結実して、養分が種に取られてしまい球根が充実しません。

増やし方(分球)

大きく育った株は分球で増やすことが出来ます。

分球

適期は3月~4月です。
親球の下部に子球が出来ます。
ナイフなどで切り分けて植え付けて下さい。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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