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リクニス・コロナリア(フランネルソウ)の育て方

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学名…Silene coronaria(Lychnis coronaria)
和名…スイセンノウ(酔仙翁)
別名…シレネ・コロナリア
科名…ナデシコ科
属名…センノウ属
原産国…アジア、ヨーロッパ
花色…ピンク、白、赤
草丈…50~80㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:4 to 8

リクニス・コロナリア(フランネルソウ)の特徴

リクニス・コロナリア(フランネルソウ)

リクニス・コロナリアは、アジア、ヨーロッパに分布するナデシコ科センノウ属の常緑性多年草です。
分布域は南ヨーロッパを中心に北西アフリカ、コーカサス地方、中央アジアにあり、斜面の日当たりの良い岩場などに自生しています。
美しい花を咲かせることから多くの地域で栽培されており、現在ではイギリス諸島を含むヨーロッパの広い地域で帰化植物として定着しています。

本来は短命な多年草ですが、高温多湿の性質に弱いことから、日本では秋まき一年草、または春まき二年草として扱うのが一般的です。
丈夫な性質でこぼれ種でもよく増えることから、人里周辺の道路わきなどで野生化しているのを見かけることがあります。
※リクニス・コロナリアは旧学名が定着したもので、現在はシレネ属(センノウ属)に分類されており、シレネ・コロナリアが正式な学名になります。

リクニス・コロナリアの花期は5月~7月。
花期になると、分枝した茎の頂部に、花径2~3㎝程度の花を咲かせます。
花は5枚の花弁を持ち、花弁は平らに開きます。
花は花期の間、次々と開花します。
花色はピンク、白、赤。

▼リクニス・コロナリアの花

リクニス・コロナリア(フランネルソウ)

葉は披針形から先の尖った長楕円形で、対生します。
茎は分枝しながら真っ直ぐに伸び、草丈50~80㎝程度に成長します。
葉茎には細かい毛が密生しているため、白味を帯びており、柔らかな手触りです。
そのためフランネルソウとも呼ばれています。
鮮やかな花と白銀の葉茎のコントラストが美しく、分枝しながら真っ直ぐに伸びる茎が独特の雰囲気を醸し出します。

▼リクニス・コロナリアの葉の様子

リクニス・コロナリア(フランネルソウ)

耐寒性は高いのですが、高温多湿の環境が苦手な性質で、多くの場合、夏に枯れてしまいます。
ただ基本的に強健な性質なので、こぼれ種でよく増えます。

よく似た名前の植物にフランネルフラワーがあります。
フランネルフラワーはオーストラリア原産のセリ科の多年草で、リクニス・コロナリア同様に葉茎に細かい毛が密生しており、柔らかな手触りをしています。

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リクニス・コロナリア(フランネルソウ)の育て方

リクニス・コロナリア(フランネルソウ)の育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
やや半日蔭の場所でも育ちますが、花付きは日照時間に比例します。
多くの花を楽しみたい場合は、よく日の当たる場所で育てて下さい。

ジメジメした環境を嫌うので、水はけの悪い土地の場合は、一段高い場所に植えるなどの工夫をして下さい。
水はけさえ良ければ特に土質を選ばず、放任でもよく育ち花を咲かせます。

冬越し、夏越し

冬越し

耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。

夏越し

高温多湿の環境が苦手な性質で、暖地の場合は夏に枯れてしまうことが多いです。
無理に夏越しさせようとせず、一年草として扱う方が楽です。

こぼれ種でもよく増えるので、翌年も楽しみたい場合は種を採取しておいて秋にまきます。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土がしっかりと乾いてからたっぷりと水やりをします。
過湿な環境が続くと根腐れを起こしやすいので注意して下さい。

肥料

あまり多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植えの場合は、秋に少量の緩効性化成肥料を施す程度で十分です。
鉢植えの場合は、秋と春に少量の緩効性化成肥料を施して下さい。

植え付け、植え替え

植え付け

植え付けの適期は4月~5月、10月~11月です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
水はけの悪い土地の場合は、一段高い場所に植えたり、盛り土をして高植えにすると効果的です。
株間は20㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土7・腐葉土3などの一般的な配合土に少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えで夏越しをした場合は、秋に植え替えを行います。
株が大きくなっているようなら、一回り大きな鉢に新しい用土で植え替えて下さい。

種まき

適期は秋の9月下旬~10月、春の3月下旬~5月上旬です。
リクニス・コロナリアは、寒さに当たると花芽を作る性質があります。
春に蒔いた場合も、開花は翌年になります。
秋まきの場合は、種まきが遅くなると翌年に開花しなくなるので注意して下さい。

種は播種箱やポットにまき、覆土はせず、種を押さえて下さい。
※花壇に直まきすることも出来ます。
発芽後、播種箱に蒔いた場合は、本葉が3~4枚程度になったらポット上げします。
ポットに蒔いた場合は、一本に間引きます。
ポット根が回ったら定植して下さい。

花がら摘み

種を採取しない場合は、花が終わったら早めに花がらを摘みます。

増やし方(種まき、株分け、挿し芽)

種まきと株分け、挿し芽で増やすことが出来ます。

種まき

種の採取

花後に子房が膨らんで種が出来ます。
子房が茶色くなったら種が熟しているので、採取して下さい。
採取した種は密閉容器に入れ、冷蔵庫で保管します。

種まきについては上記「種まき」の項目を参照ください。

株分け

適期は秋の10月~11月です。
掘り上げた株を分けて植え付けて下さい。

挿し芽

適期は秋です。

葉の付けの部分に小さな芽がある茎を挿し穂として使います。
芽を付けた節を切り取って、水揚げをし、挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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