一年草・二年草

ムギワラギク(ヘリクリサム)

学名…Xerochrysum bracteatum(Helichrysum bracteatum)
和名…ムギワラギク(麦藁菊)
別名…ヘリクリサム、テイオウカイザイク(帝王貝細工)
科名…キク科
属名…キセロクリサム属
原産国…オーストラリア、タスマニア
花色…赤、オレンジ、黄色、ピンク、白
草丈…40㎝~100㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:8 to 10

ムギワラギク(ヘリクリサム)とは

ムギワラギク

ムギワラギクは、オーストラリア、タスマニアに分布するキク科キセロクリサム属の一年草、または多年草です。
分布域はオーストラリア全土、およびタスマニアにあり、乾燥地帯を中心に日当たりの良い場所に自生しています。
自生地のオーストラリアでは多年生、または一年生の形態で発生しており、海外に流通する多くの種や苗は多年生ですが、高温多湿の環境に弱い性質のため、日本では夏越しが難しく一年草として扱うのが一般的です。

ムギワラギクの栽培の歴史は長く、1791年にイギリスに導入されたのを発端として、1800年代にはヨーロッパ全土に普及しています。
その後ヨーロッパとオーストラリアで様々な色の品種が作出され、現在に至ります。
日本には明治初年に渡来しており、観賞用や切り花として栽培される他、ドライフラワー用の花としてよく知られています。
※旧属名からヘリクリサムと呼ばれることもあります。

ムギワラギクの花期は5月~8月。
※種まきの時期によって変化します。
花期になると、上部で分枝した茎の頂部に、花径3~5㎝程度の頭花を咲かせます。
キク科の植物の頭花は多くの場合、花弁のように見える舌状花と中心部分の筒状花で形成されていますが、ムギワラギクの頭花には舌状花はありません。
花弁のように見えるのは総苞片(ソウホウヘン)と呼ばれる花序を包む葉が変化したものです。
ムギワラギクの総苞片はドライフラワーのようにカサカサとした独特の感触をしており、美しい光沢を持ちます。
英名のストローフラワー(strawflower)は、この花の感触を麦ワラに例えたものです。

▼ムギワラギクの花の様子

ムギワラギク

花色は赤、オレンジ、黄色、ピンク、白など、バラエティに富んでいます。

▼黄色の花を咲かせるムギワラギク

ムギワラギク

葉は披針形で互生します。
茎は硬く真っ直ぐ上に伸び、上部で分枝して花を咲かせます。
草丈40~50㎝程度の矮性種から、100㎝程度に育つ品種まであります。

▼ムギワラギクの葉の様子

ムギワラギク

基本的に丈夫な性質で、種まきからも容易に育てることが出来ます。
耐寒性があまり高く無いので、秋まきの場合は霜よけを設置して冬越しをさせます。
寒冷地の場合は、春まきにして夏に花を咲かせます。

ムギワラギク(ヘリクリサム)の育て方

ムギワラギクの育て方

※花期は播種時期により異なります。

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い環境が適しています。
日照時間が足りなかったり、ジメジメとした場所では上手く育たないので注意して下さい。
水はけの悪い場所の場合は、一段高い場所に植えるなどの工夫をして下さい。

冬越し

耐寒性はあまり高くありませんが、関東以南の地域であれば、霜よけをして戸外での冬越しが可能です。
強い霜の心配のない暖地の場合は霜よけを設置しなくても大丈夫なことが多いですが、心配な場合は霜よけを設置して下さい。

その他の地域では春まきにして夏に花を咲かせます。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
やや乾燥気味の環境を好むので、水のやりすぎには注意して下さい。

肥料

多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植え、鉢植え共に、植え付け時に緩効性化成肥料を元肥として施しておきます。
追肥の必要はほとんどありません。

種まき

適期は9月中旬~10月中旬です。
春まきの場合は、3月中旬~6月です。
高温多湿の環境に弱く、多くの場合夏に枯れてしまうので、春まきの場合は時期が遅くならないように注意して下さい。
※発芽温度は20℃前後です。

種は播種箱やポットに蒔き、覆土は種が隠れる程度に薄く。
霜の心配がないようなら花壇に直まきも出来ます。
乾かさない程度に水やりをし、発芽を待ちます。
播種箱に蒔いた場合は、本葉が3~4枚程度になったらポット上げし、ポットに根が回ったら定植します。

植え付け

庭植えの場合は、あらかじめ苦土石灰をまいて土壌を中和しておきます。
さらに腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで、水はけの良い環境を作り、元肥として少量の緩効性化成肥料を施しておきます。
株間は20~30㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの一般的な配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

暖地では霜よけ無しでも冬越し可能ですが、設置しておいた方が安心です。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ます。

種の採取

花後にたんぽぽの種のような綿毛の付いた種が出来ます。
種が熟したら花ごと切り取って種を取り出し、涼しい場所で保管して下さい。

種まきについては上記「種まき」の項目を参照ください。

病気・害虫

アブラムシが発生することがあります。
発生した場合は、薬剤などで駆除して下さい。

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