宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

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トレニアの育て方

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学名…Torenia
別名…ハナウリグサ、ムラサキミゾホウズキ、ナツスミレ
科名…アゼトウガラシ科(アゼナ科)
属名…ツルウリクサ属(トレニア属)
原産国…東南アジア、アフリカ
花色…青、紫、ピンク、黄色、白
草丈…15㎝~30㎝
日照…日なた~半日蔭
難易度…星
USDA Hardiness Zone:

トレニアの特徴

トレニア

トレニアは、東南アジア、アフリカを中心に約40種が分布するアゼトウガラシ科の一年草、または多年草です。
トレニアとして最も一般的に流通しているのは、トレニア・フルニエリ種(Torenia fournieri)とその園芸品種です。
フルニエリ種は、カンボジア、タイ、ラオス、ベトナムなど、インドシナ半島に分布する一年草で、トレニアというと多くの場合本種を指します。

流通量は多くありませんが、多年草であるトレニア・コンカラー種(T. concolor)も宿根トレニアとして流通します。
コンカラー種は、インドシナ半島の他、中国、台湾に分布する多年草で、変種であるツルウリクサ(T. concolor var. formosana)が、日本の琉球列島にも分布しています。
園芸品種にはフルニエリとコンカラーの交雑種もあります。

トレニアの花期は6月~10月。
花期になると、分枝した茎の上部の葉の付け根から、花径2~3㎝程度の唇形花を次々と咲かせます。
唇形花とは、筒状になった花の先が上下に分かれて唇のような形になった花のことです。
トレニアの唇形花は、上2枚の花弁(上唇弁)と下3枚の花弁(下唇弁)がそれぞれ不明瞭に合着しており、下唇弁の内側には鮮やかな黄色の斑紋があります。

株は成長しながら次々と花を咲かせ、非常に花付きが良いのが特徴です。
夏の間も絶えることなく次々と開花することから、夏の花壇の定番植物となっています。
花色はピンク、ブルー、白、紫、黄色。
近年では遺伝子操作によって光るトレニアも開発されているようです。

▼トレニアの花

トレニア

葉は卵形で対生し、茎には4つの稜があります。
茎はよく分枝して草丈15~30㎝程度に成長します。
ほふく性の品種では、地面を這うように広がっていきます。

▼トレニアの葉

トレニア

耐暑性に優れた育てやすい植物で、こぼれ種でもよく発芽します。
※園芸品種の交雑種には種の出来ない品種もあります。

※ゴマノハグサ科に分類されていましたが、DNAの塩基配列による新分類ではアゼトウガラシ科(アゼナ科)に分類されています。

トレニアの主な品種

トレニア・コンカラー(Torenia concolor)

トレニア(ナツスミレ)

多年草タイプのコンカラーは、地面をほふくして横に広がります。
花色は紫のみ。
寒さに弱いので戸外での冬越しは困難ですが、室内に取り込むと冬越しが可能です。

トレニア サイクロンシリーズ

トレニア サイクロン

サカタのタネが育成したシリーズで、真夏の時期にも生育が衰えにくく、バランスの良い草姿の品種です。

トレニア ムーンシリーズ(Torenia hybrida Moon Series)

トレニア ムーン

トレニアには珍しい黄花を含む豊富な花色が揃います。
写真の品種は「イエロームーン」です。

トレニア・バイロニー(Torenia baillonii)

トレニア・バイロニー

黄色に黒紫の目が印象的な品種です。
半ほふく性の品種で、草丈20~30㎝程度に成長します。

他にも様々な品種が流通しています。

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トレニアの育て方

トレニア(ナツスミレ)の育て方

栽培環境

日光を好みますが、真夏の強い西日が当たると葉や花が傷むことがあります。
鉢植えの場合は、真夏は半日蔭~日陰に移動して下さい。
庭植えの場合は、西日が当たらない場所に植えて下さい。

冬越し(トレニア・コンカラー)

寒さに弱い性質なので、冬の間は室内に取り込みます。
花が終わったら切り戻し、霜に当たる前(10月~11月)に、庭植えの場合は鉢上げをして室内の日当たりの良い場所で管理して下さい。

水遣り

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
特に夏場は乾燥しやすいので注意して下さい。
水切れされると生育、花付きともに悪くなります。
庭植えの場合も、乾燥が続くようなら水やりを行って下さい。

肥料

元肥として、用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

庭植え、鉢植えともに、6月~10月の花期の間は肥料を切らさないように管理ましす。
緩効性化成肥料を定期的に置き肥するか、液体肥料を月に2~3回ほど施して下さい。

生育旺盛で花期も長いため、肥料切れさせないようにして下さい。
肥料が切れると葉色が褪せてしまいます。

植え付け

庭植えの場合は、用土に完熟堆肥や腐葉土混ぜ込んで、水はけの良い環境を作って下さい。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
株間は20㎝~30㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土7・腐葉土3などの混合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

日常の管理(摘心・花柄摘み・切り戻し)

摘心

草丈10㎝くらいの時に摘心をすると花数が増えます。

花がら摘み

小まめに花がらを摘むと花付きが良く、美しい状態が保てます。
摘んでも摘んでも切りが無いほど花を咲かせてくれるので、散った花だけでも取り除くようにしておくと、病気の予防にもなります。

切り戻し

花が一通り咲き終わって草姿が乱れて来たら、 1/2程度の高さで切り戻します。
そうすると秋にまた元気な姿で花を咲かせてくれます。

種まき

こぼれ種でも発芽しますが、種を採取してまいた方が確実です。
※種のできない品種もあります。

種の採取

花後に出来る鞘が茶色くなってきたら鞘ごと切り取り、封筒などに入れてよく乾燥させます。
カラカラに乾いたら鞘から種を取り出して、紙などで包んで空き瓶などに入れて冷蔵庫で保管して下さい。

種が非常に小さいので吹き飛ばさないように気を付けて下さい。

※種のできない品種もあります。

種まき

適期は5月~6月です。
発芽温度は20℃~25℃と高めなので、暖かくなってから種をまきます。

種は播種箱にまきます。
種が非常に小さく扱い辛いので、砂などに混ぜてまくと均一に蒔くことが出来ます。
覆土はせず、水遣りは底面給水で。
明るい日陰で管理して発芽を待ちます。
発芽には2~4週間と比較的時間がかかるので、気長に待って下さい。
本葉が2~3枚になったらポット上げをし、本葉が5~6枚の頃に定植して下さい。

増やし方(種まき・挿し芽)

種まきと挿し芽で増やすことが出来ます。
種まきに関しては上記、「種まき」の項目を参照下さい。

挿し芽

適期は5月~7月です。
2節ほどの長さに茎を切り取って挿し穂にします。
下の節の葉は取り除き、蕾がついているようなら蕾も取り除いて水揚げをして下さい。
差し木用土に挿したら、明るい日陰で水を切らさないように管理して発根を待ちます。

トレニア・コンカラーは9月頃に挿し芽をして室内で冬越しすることも出来ます。

病気・害虫

灰色かび病

長雨が続いて株が蒸れると発生しやすくなります。
しおれた花弁や花柄をそのままにしておくと発生の原因になりやすいので、注意して下さい。

アブラムシ

風通しが悪いと発生しやすくなります。
見付け次第駆除して下さい。

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