- 学名…Calystegia soldanella (L.) R.Br.
- 和名…ハマヒルガオ(浜昼顔)
- 科名…ヒルガオ科
- 属名…ヒルガオ属
- 原産国…日本、朝鮮、中国、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ、オーストラリアなど
- 花色…ピンク色
- 草丈…つる性
- 日照…日なた
- 難易度…
- USDA Hardiness Zone:9 to 10
ハマヒルガオとは
ハマヒルガオは、日本、朝鮮半島、中国、アフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリアを中心に分布するヒルガオ科ヒルガオ属の多年草です。
日本では全土に分布しており、海岸の砂浜に生えています。
ハマヒルガオの花期は5月~6月。
花期になると、葉腋から花柄を伸ばし、漏斗形の花を咲かせます。
花柄は茎の下部では長く葉を超え、上部ではしばしば短くなります。
花は直径4~5㎝の淡いピンク色で、中央に5本の帯が入ります。
▼ハマヒルガオの花
稀に白い花を咲かせるものがあり、シロバナハマヒルガオ(Calystegia soldanella f. albiflora)と呼ばれます。
▼シロバナハマヒルガオ
雄しべは5個、葯は白色。
雌しべは1個、柱頭は2個。
▼ハマヒルガオの雄しべと雌しべ
苞は萼に接して付き、萼を包み込みます。
▼ハマヒルガオの萼と苞
果実は球形の蒴果。
中には5㎜程度の黒い種子が入っています。
▼ハマヒルガオの果実
葉は互生し、長さ2~4㎝の腎形です。
厚く光沢があります。
▼ハマヒルガオの葉の様子
白い地下茎を伸ばして増え、地表を這うように広がります。
▼広がり成長したハマヒルガオ
関連図鑑
よく似た花を咲かせる植物にヒルガオ、コヒルガオ、セイヨウヒルガオがあります。
ヒルガオ、コヒルガオはハマヒルガオと同じヒルガオ属の在来種、セイヨウヒルガオはセイヨウヒルガオ属の帰化植物です。
セイヨウヒルガオ属の植物は観賞用として栽培されることもあり、コンボルブルスの名前で流通します。