宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト、白雪姫の育て方

学名…ダイヤモンドフロスト:Euphorbia hypericifolia ‘Inneuphe’
学名…白雪姫:Euphorbia leucocephala ‘Shirayukihime’
別名…雪華草、ダイヤモンドフロスト、白雪姫
科名…トウダイグサ科
属名…トウダイグサ属(またはニシキソウ属)
原産国…メキシコ
花色…白
草丈…30㎝~50㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:10 to 12

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト、白雪姫とは

ユーフォルビア ダイヤモンドフロスト

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト、白雪姫は、トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の多年草です。
トウダイグサ属(ユーフォルビア属)は、世界に2000種以上が分布する巨大な植物群ですが、ユニークな草姿の種が数多くあり、観賞用として広く栽培されています。
※ダイヤモンドフロストなど一部の植物をニシキソウ属に分離することもありますが、最近ではトウダイグサ属に含めるのが主流となっています。

その中で近年急速に普及しつつあるのが、小さな白い花を咲かせるユーフォルビア・ヒペリキフォリア種(Euphorbia hypericifolia)とグラミネア種(E. graminea)、レウコセファラ種(E. leucocephala)などのユーフォルビアです。
栽培されるのは上述の種から作出された園芸品種、または交雑種で、「ダイヤモンドフロスト」や「ダイヤモンドフィズ」、「白雪姫」などの名前で流通しています。

花期は品種によって異なります。
ダイヤモンド・フロストとダイヤモンド・フィズが4月~11月。
白雪姫が11月~1月です。

花期になると、多数分枝した茎の頂部に花序を出し、小さな花を咲かせます。
花序はトウダイグサ科の植物に特有の杯状花序(ハイジョウカジョ)で、ユニークな形をしています。
杯状花序とは、カップ状になった総苞の中に、雄花数個と雌花が包まれる形になった花序のことです。

▼ユーフォルビア・ダイヤモンドフロストの杯状花序の構造

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロストの杯状花序の構造

雄花と雌花は退化しており、雄花は雄しべ1個、雌花は雌しべ1個だけの構造となっています。
雌性先熟で、雌花が発達した後に雄花が発達します。
総苞は合着してカップ状になっており、この形から壺状花序とも呼ばれます。
総苞に付いている突起物は腺体で、蜜を分泌します。

▼ダイヤモンドフロストの花序の様子

ユーフォルビア ダイヤモンドフロスト

杯状花序の下にある花弁のような白いものは、苞葉(ホウヨウ)です。
苞葉は長さ1.5~2㎝程度の小さなものですが、白い小花が株全体に咲いているようで美しいものです。

葉は長楕円形で、茎は多数分枝し、花を咲かせながら草丈30~50㎝程度に成長します。

耐寒性は低く、冬越しには最低でも5℃以上の気温が必要になります。
冬越しをさせる場合は、室内の日の当たる場所で管理して下さい。

※茎や葉が傷つくと、白い乳液が出ます。
肌が弱いとかぶれることがあるので、切り戻しや挿し木の作業時にはゴム手袋などを着用して下さい。

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロストの仲間

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト(Euphorbia hypericifolia ‘Inneuphe’ (別名 ‘Inneuphdia’))

ユーフォルビア ダイヤモンドフロスト

ユーフォルビア・ヒペリキフォリア種(E. hypericifolia)から作出された園芸品種とされています。
ヒペリキフォリア種は南米のアルゼンチンから北米のメキシコ、アメリカに分布するユーフォルビアで、道ばたや畑、河川敷などに自生しています。
ダイヤモンドフロストは、品種改良のためにドイツで栽培されていた集団の中から発見された突然変異で、2007年に発売された品種です。
原種であるヒペリキフォリア種より、分枝が非常に多く、花期が長いのが特徴です。

ダイヤモンドフロストの花期は4月~11月。
本来は周年開花しますが、日本では寒さのため春から秋にかけて花を咲かせます。

よく分枝し、株は横に広がってこんもりと茂ります。

※ダイヤモンドフロストをヒペリキフォリア種の品種ではなく、グラミネア種(E. graminea)の品種としたり、両種の交雑種とする文献もあります。

ユーフォルビア・白雪姫(Euphorbia leucocephala ‘Shirayukihime’)

ユーフォルビア・白雪姫

レウコセファラ種(E. leucocephala)を元に、静岡県の有限会社ジッポーから1992年に作出された園芸品種です。
レウコセファラ種はメキシコ南部から中央アメリカにかけて分布するユーフォルビアで、自生地では樹高2m程度に成長する低木です。

白雪姫の花期は11月~1月。
ダイヤモンドフロストよりも白い苞が大きいのが特徴です。
短日性が強いので、花芽が分化する夏以降、夜間も照明で明るいような場所では花が咲かないことがあります。

ユーフォルビア・ダイヤモンドフィズ(Euphorbia hybrid Diamond Delight)

ユーフォルビア ダイヤモンドフィズ

ダイヤモンドフロストの八重タイプです。
ダイヤモンドフィズの花期は4月~11月。
白い苞が八重になり、より華やかな印象です。

他にもダイヤモンドスターなどの品種があります。

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト、白雪姫の近縁種

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト、白雪姫が属するトウダイグサ属(ユーフォルビア属)は、世界に約2000種が分布する巨大な植物群です。
多くは熱帯の乾燥地域に分布しており、多肉植物として栽培される種を除くと1000~1500種の種が分類されています。

観賞用として栽培されているトウダイグサ属の代表的な植物(多肉植物以外)には以下のようなものがあります。

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロストの育て方

ユーフォルビア(ダイヤモンドダスト、白雪姫)の育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけ、水持ちが良い場所が適しています。
通常は鉢植えで育てますが、ダイヤモンドフロストとフィズは春から秋の間であれば庭植えにすることも可能です。
その場合は秋になったら鉢上げをするか、挿し木苗を作って冬越しの準備をして下さい。

※白雪姫は短日性の強い品種です。
花芽の作られる夏以降に、街灯などの影響で夜間も明るいような場所だと花が咲かないことがあるので注意して下さい。

冬越し

耐寒性はなく、冬越しには最低でも5℃以上の気温が必要になります。
最低気温が10℃を下回るようになったら室内に取り込み、よく日の当たる場所で管理して下さい。

庭植えにしていた場合は、挿し木苗を作って室内で冬越しをさせるか、鉢上げをし、室内に取り込みます。

水やり

春から秋までの生育期は、用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
冬の間はやや乾かし気味で、用土が乾いて2~3日後に水やりをして下さい。
冬場に受け皿に水が溜まっていると根腐れの原因になります。
冬の間は受け皿に水は捨てるようにして下さい。

庭植えにしている場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫ですが、夏場に酷く乾燥が続くようなら水やりをして下さい。

肥料

植え付けの際に元肥として、用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
追肥は、4月下旬~10月上旬の生育期に、緩効性化成肥料を定期的に施すか、液体肥料を施します。

庭植えにした場合も同様で、春から秋の生育期は緩効性化成肥料を定期的に施して下さい。

植え付け、植え替え

適期は4月~5月です。

植え付け

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

庭植えの場合は、用土に腐葉土をしっかりと混ぜ込んでおき、元肥として緩効性化成肥料を施しておきます。

植え替え

冬越しを終え、戸外に出す際に植え替えを行います。
根鉢を軽く崩して、一回り大きな鉢に新しい用土で植え替えて下さい。
同時に切り戻しを行うと、草姿が整います。

切り戻し

冬越しを終えた株を植え替える際に、切り戻しを行うと草姿が整います。
芽が出る節を2~3節残して、草丈の1/2~1/3程度の位置で切り戻して下さい。

増やし方(挿し芽)

挿し芽(挿し木)で増やすことが出来ます。

挿し芽(挿し木)

適期は5月~6月、10月頃です。

茎を先端から2~3節の長さに切り取って挿し穂にします。
下の節の葉を取り除いて水揚げをし、挿し木用土に挿して下さい。
発根までは20日程度かかります。
その間は明るい日陰で水を切らさないように管理します。

病気・害虫

アブラムシが発生することがあります。
発生した場合は、薬剤で対処して下さい。

-多年草・宿根草, 一年草・二年草

Copyright© ガーデニングの図鑑 , 2019 All Rights Reserved.