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ガーデニングの図鑑

ホルトソウ

学名…Euphorbia lathyris
和名…ホルトソウ
別名…ユーフォルビア・ラティリス、クサホルト
科名…トウダイグサ科
属名…トウダイグサ属(ユーフォルビア属)
原産国…ヨーロッパ
花色…緑
草丈…80㎝~150㎝
日照…日なた~半日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:5 to 9

ホルトソウとは

ホルトソウ(ユーフォルビア・ラティリス)

ホルトソウは、ヨーロッパ原産のトウダイグサ科トウダイグサ属の二年草です。
分布域は地中海地域中部から東部を中心に、北アフリカ、西アジアなどにあり、道端や荒れ地、耕作地、森林の開けた場所などに自生しています。

種子から油が取れるため、かつては商業用として広い地域で栽培されていたため、逸出したものが世界中の温帯地域で帰化植物として定着しています。
元来の原産地は中部から東部地中海地域と推測されていますが、詳細は不明です。

日本には室町時代に渡来しており、薬用植物して栽培されていました。
現在、中国地方など一部の地域で栽培逸出した種が確認されています。
「ホルト」とはポルトガルを意味し、ポルトガルから渡来したことに由来しています。

ホルトソウの花期は4月~5月。
花期になると、茎の頂部で対生する苞葉の間に花序を出し、小さな花を咲かせます。
花序はトウダイグサ科の植物に特有の杯状花序(ハイジョウカジョ)で、ユニークな形をしています。
杯状花序とは、杯状になった総苞の中に、雄花数個と雌花が包まれる形になった花序のことです。

▼ホルトソウの杯状花序

ホルトソウの杯状花序

雄花と雌花は退化しており、雄花は雄しべ1本、雌花は雌しべ1本だけの花となっています。

▼ホルトソウの杯状花序の構造

ホルトソウの杯状花序の構造

花序を包む総苞は合着してカップ状になっており、この中に雄花数個と雌花一個が入っています。
総苞に付いている黄色い突起状のものは腺体で、蜜を分泌しています。

杯状花序を付けた節は二又分枝し、数段に渡って花を咲かせます。

▼ホルトソウの花の様子

ホルトソウの花の様子

花後に実る果実は球形です。

▼ホルトソウの果実

ホルトソウの果実

葉は茎を抱いて対生し、下部では幅のある線形、上部では披針形~先の尖った長卵形です。
最上部の葉は輪生しており、花序を付けて分枝を繰り返します。
茎は直立し、花を咲かせながら草丈80~150㎝に成長します。

▼ホルトソウの下部の葉の様子

ホルトソウの葉の様子

花後には果実を実らせて枯れますが、こぼれ種でよく発芽します。
耐寒性も高く、放任でもよく育ち、よく増えます。

ホルトソウの近縁種

ホルトソウが属するトウダイグサ属(ユーフォルビア属)は、世界に約2000種が分布する巨大な植物群です。
多くは熱帯の乾燥地域に分布しており、多肉植物として栽培される種を除くと1000~1500種の種が分類されています。

観賞用として栽培されているトウダイグサ属の代表的な植物(多肉植物以外)には以下のようなものがあります。

-一年草・二年草, 野の花
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