宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

アンチューサの育て方

学名…Anchusa
和名…アレチウシノシタグサ、アフリカワスレナグサ
科名…ムラサキ科
属名…アンチューサ属(ウシノシタグサ属)
原産国…ヨーロッパ、南アフリカ
花色…青
草丈…20㎝~150㎝
日照…日なた~半日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:品種による

アンチューサとは

アンチューサ

アンチューサは、ヨーロッパ、アフリカ、西アジアに約35種が分布するムラサキ科アンチューサ属(ウシノシタグサ属)の一・二年草、または多年草です。
美しい花を咲かせるいくつかの種が観賞用として栽培されています。

主に栽培されるのは、アレチウシノシタグサの和名を持つアンチューサ・アズレア種(Anchusa azurea)と、アルカネットの和名を持つアンチューサ・オフィシナリス種(Anchusa officinalis)、アフリカワスレナグサの和名を持つアンチューサ・カペンシス種(Anchusa capensis)、アンチューサ・レプトフィラ種(Anchusa leptophylla)です。

アンチューサの花期は4月~6月。
※6月~10月に開花する品種もあります。

花期になると、分枝した茎の頂部に花序を出し、花径0.5~2㎝程度の花を多数咲かせます。
花は同科ワスレナグサに似ており、花冠が深く5裂して平らに開き、中心には小さな副花冠が見られます。
副花冠とは、スイセンなどの中央に見られる弁状の付属物で、中にある雄しべと雌しべを保護しています。

▼アンチューサ(アズレア)の花の様子

アンチューサの花

葉は披針形~長楕円形で、茎に互生します。
葉茎には毛が生えており、花を咲かせながら草丈20~150㎝に成長します。

栽培難易度は品種により異なります。
アズレア種などは比較的育てやすい品種です。

アンチューサの主な品種

アンチューサ・アズレア(Anchusa azurea)

アンチューサ・アズレア

USDA Hardiness Zone:3 to 8

ヨーロッパから西アジアにかけて分布する多年草で、アレチウシノシタグサの和名を持ちます。
花期は4月~6月で、花径2㎝程度の花を咲かせ、草丈90~150㎝程度に成長します。
副花冠は白く羽毛のように繊細で、鮮やかな青い花を咲かせます。
栽培品種の「ドロップモア(Anchusa azurea ‘Dropmore’)」などが流通しています。

比較的短命な多年草ですが耐寒性は高く、アンチューサの中では育てやすい品種です。

アンチューサ・オフィシナリス種(Anchusa officinalis)

アンチューサ・オフィシナリス

USDA Hardiness Zone:4 to 8

ヨーロッパ南東部原産の多年草または二年草で、アルカネットとも呼ばれます。
花期は6月~10月で、花径6~8mm程度の花を咲かせます。
花色は青~紫で、副花冠が白~青、花姿はワスレナグサによく似ています。
草丈30~60㎝程度に成長します。

長い花期の間次々と花を咲かせます。

アンチューサ・カペンシス(Anchusa capensis)

USDA Hardiness Zone:7 to 9

南アフリカに分布する一年草で、アフリカワスレナグサの和名を持ちます。
花期は4月~6月で、花径5mm程度の花を咲かせます。
花色は水色~青色で、副花冠が白く、花姿はワスレナグサによく似ています。
草丈20~50㎝程度に成長する、秋まき一年草です。
やや耐寒性が低いので、秋に種をまいた場合は霜よけなどを設置すると安心です。
また、自生地は乾燥した砂地の場所で、多湿の環境が苦手なため、栽培難易度はやや高めです。

アンチューサ・タッセルブルー(Anchusa leptophylla ‘Tassel Blue’)

USDA Hardiness Zone:Not Applicable

トルコ原産の一年草アンチューサ・レプトフィラ種の園芸品種です。
花期は春で、淡いブルーの花を咲かせます。
草丈30㎝前後に成長し、草姿、花姿共にワスレナグサによく似ています。
播種後4ヶ月程度で開花する早生品種で、こぼれ種から秋に開花することもあります。

アンチューサの育て方

アンチューサの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
水はけの悪い場所では生育が悪くなるので、注意して下さい。

冬越し、夏越し

冬越し

カペンシスはやや耐寒性が低いので、秋蒔きで育てる場合は霜の当たらない場所で管理して下さい。
その他の品種は耐寒性が高く、特に対策の必要はありません。

夏越し

高温多湿の環境が苦手な性質です。
多年草タイプの品種は、花後に花茎を切り取り蒸れから株を守って下さい。

水やり

庭植えの場合は、根付けばほぼ降雨のみで大丈夫です。
乾燥が長く続くようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
過湿な環境が続くと根腐れを起こすので、注意して下さい。

肥料

やせ地でも育つ植物で、多くの肥料は必要ありません。

庭植えの場合は、植え付け時に元肥を施しておけば追肥の必要はほとんどありません。
鉢植えの場合は、春と秋に緩効性化成肥料を株元に置き肥して下さい。

植え付け、植え替え

適期は秋の9月中旬~11月、春の3月~4月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んで下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土6・腐葉土3・パーライト1などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

多年草タイプの品種で鉢植えの場合は、一年に一度、植替えを行って下さい。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことができます。
多年草タイプの品種も短命な場合が多いので、種を採取しておくと安心です。
※こぼれ種で増える品種もあります。

種まき

花後に種が出来るので、採取しておきます。
種まきの時期は秋の9月中旬~10月頃です。

種は播種箱などに撒き、覆土は5mm程度。
本葉が2~3枚程度になったらポット上げし、ポットに根が回ったら定植して下さい。

病気・害虫

アブラムシが発生することがあります。
発生した場合は、薬剤などで駆除して下さい。

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