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マツバギクの育て方

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学名…Lampranthus、Delosperma
和名…マツバギク(松葉菊)
科名…ハマミズナ科
属名…ランプランサス属、デロスペルマ属
原産国…南アフリカ
花色…ピンク、赤、オレンジ、黄、白、紫
草丈…10㎝~30㎝
日照…日なた
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:品種の項目参照

マツバギクの特徴

マツバギク

マツバギクの仲間は、南アフリカを中心に約180種が分布するハマミズナ科ランプランサス属の植物です。
ランプランサス属の植物の大半は、南アフリカの乾燥地帯を中心に分布しており、カラフルな美しい花を咲かせます。
マツバギクとして流通しているのはこれらの中から数種を交配させた交配種です。

本来「マツバギク」というと前述のハマミズナ科ランプランサス属(Lampranthus)の植物の総称ですが、同科で草姿や性質が似ているデロスペルマ属の植物もマツバギクとして流通しています。
主に流通するのは南アフリカに分布するデロスペルマ・クーペリー種で、寒さに弱いランプランサス属の植物に比べて耐寒性が高いため、「耐寒マツバギク」とも呼ばれています。
最近では耐寒性の高いデロスペルマ系の方が主流となりつつあります。

花期は系統によって異なり、ランプランサス系が4月~5月、デロスペルマ系が6月~10月です。
花期になると、分枝した茎の葉の付け根から花柄を伸ばし、花径3~5㎝程度の花を咲かせます。
花は菊の花に似ていますが、集合花ではありません。
花弁のように見えるのは、雄しべが変化した仮雄蕊(カユウズイ)と呼ばれるもので、細い線状になっており、美しい光沢を持ちます。
中央には3~5本の雌しべがあり、その周りを多数の雄しべが囲みます。

▼マツバギクの花

マツバギク

花色はピンク、赤、オレンジ、黄、白、紫。
花は夜になると閉じ、長い花期の間次々と開花します。

▼赤い花を咲かせるマツバギク

マツバギク

葉は多肉質で、品種により棒状のもの、やや幅のあるものなどがあります。
茎はよく分枝し地面を這うように広がって、株は密に茂ります。

デロスペルマ系は耐寒性があり、かなりの寒さにも耐えることが出来ます。
どちらの品種も暑さに強く、病害虫もあまり発生しません。
乾燥に強く、育てやすい植物です。
グランドカバーの他、石垣の上やロックガーデンにもよく利用されます。

同じように多肉質の葉を持ち、名前が似ていることからマツバボタンとよく混同されますが、マツバボタンはスベリヒユ科の植物で、マツバギクとは科が違います。

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マツバギクの主な品種

デロスペルマ・クーペリー(Delosperma cooperi)

マツバギク

USDA Hardiness Zone:6 to 10

南アフリカ中部のやや標高の高い地域に分布しており、耐寒性が高いのが特徴です。
マツバギクとして流通する品種の中で最もポピュラーで、緑化植物としてもよく利用されています。
「耐寒マツバギク」「レイコウ(麗晃)」の名前で流通することもあります。

ムーンストーン (Delosperma ‘Moon stone’)

マツバギク

デロスペルマ系の品種で、白く輝くような花が美しい品種です。

ランプランサス系(Lampranthus)

マツバギク

USDA Hardiness Zone:9 to 13

ランプランサス属の植物を交配した品種群です。
赤やオレンジ、黄色、ピンク、白など多彩な花色が揃います。
品種名は特に付けれらていないものが多いです。
耐寒性はあまり高くありませんが、暖地であれば霜に注意して戸外で冬越しが可能です。

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マツバギクの育て方

マツバギクの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
日光を好む植物で、日照時間が足りないとうまく育ちません。
よく日の当たる場所で育てて下さい。

乾燥に強い反面、過湿には弱い性質です。
じめじめした環境では枯れてしまうことがあるので、水はけが良く、風通しの良い環境で育てて下さい。

冬越し

ランプランサス系の品種は、耐寒温度-5℃程度です。
暖地では戸外での冬越しが可能ですが、霜の当たらない軒下などに移動して管理して下さい。

耐寒マツバギクと呼ばれるデロスペルマ系の品種は、耐寒温度-20℃程度で寒さに強い性質です。
対策無しで戸外で冬越し可能です。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土が完全に乾いてからたっぷりと水やりをして下さい。

肥料

やせ地でもよく育つ植物で、あまり肥料を必要としません。

庭植えの場合は、肥料はほとんど必要ありません。
鉢植えの場合は、春と秋に、緩効性化成肥料を置き肥して下さい。

植え付け、植え替え

適期は3月~6月、9月~10月中旬です。

植え付け

土質は特に選びませんが、水はけが良いことが大切です。
庭植えの場合は、水はけが悪いようなら用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土も使うことが出来ますが、パーライトを2割ほど混ぜて水はけを良くしておくと安心です。
サボテンや多肉植物用の培養土も使うことが出来ます。
自分で作る場合は、赤玉土(小粒)5・腐葉土3・パーライト2などの水はけの良い土を使って下さい。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こして花付きや生育が悪くなって来たら、植え替えを行って下さい。
庭植えの場合は、特に必要ありません。

増やし方(挿し芽)

挿し芽で簡単に増やすことが出来ます。

挿し芽

適期は4月~6月、9月~10月です。

茎を3~5㎝程度の長さに切り取って挿し穂にします。
下の節の葉を取り除いて挿し木用土に挿して下さい。
花壇や鉢に直接挿しても発根します。

経年と共に株が老化して、葉や花が少なくなるので、挿し芽で株を更新して下さい。

病気・害虫

まれにアブラムシが発生します。
発生した場合は、薬剤で駆除して下さい。

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