宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

リビングストンデージーの育て方

学名…Cleretum bellidiforme(旧:Dorotheanthus bellidiformis)
和名…ベニハリソウ(紅玻璃草)
別名…サボテンギク、ヘラマツバギク
科名…ハマミズナ科
属名…クレレツム属(旧:ドロテアンサス属)
原産国…南アフリカ
花色…ピンク、赤、オレンジ、黄、白
草丈…10㎝~20㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:Not Applicable

リビングストンデージーとは

リビングストンデージー

リビングストンデージーは、南アフリカに分布するハマミズナ科クレレツム属の一年草です。
分布域は、南アフリカ・北ケープ州から西ケープ州にあり、冬に雨が降る地域を中心に砂地の場所や岩場などに自生しています。
南アフリカ原産の植物は観賞用として多数栽培されていますが、中でも本種リビングストンデージーは、最も有名で世界中に導入されている植物となっています。

リビングストンデージーの花期は4月~6月上旬。
花期になると、茎の先から花柄を伸ばし、花径4~5㎝程度の花を咲かせます。
デージーの名前を持ちますが、花はキク科に見られる集合花ではありません。
花弁のように見えるのは、雄しべが変化した仮雄蕊(カユウズイ)と呼ばれるもので、美しい光沢を持ちます。
雄しべは花の中心に2~4列に束生し、葯は紫色、または黄色です。
花は日が当たると開き、日陰では咲きません。

▼リビングストンデージーの花の様子

リビングストンデージー

花色はピンク、赤、オレンジ、黄、白などの他、仮雄蕊の基部から先端へと色の変化が見られるものも多数あり、非常に多彩です。

▼様々な花色のリビングストンデージー

リビングストンデージー

葉は長さ5㎝程度のへら状で、多肉質です。
葉茎の表面にはプツプツとした表面細胞があり、水を蓄えて太陽の光に輝きます。
茎は分枝して地面を這い、花を咲かせながら草丈10~20㎝程度に成長します。

▼リビングストンデージーの葉と花の様子

リビングストンデージー

耐寒性はあまり高くありませんが、暖地、温暖地では霜避けを設置しての冬越しが可能です。
寒さにだけ気を付ければ種まきからでも容易に育てることができます。
春先にポット苗が多数流通するので、冬越しが難しい場合は苗を植え付けて育てます。
最盛期に株を覆うように咲く鮮やかな花は、群植すると一層魅力的です。

リビングストンデージーの仲間

リビングストンデージーが属するハマミズナ科は、亜熱帯地域を中心に約1800種が分布しています。
観賞用として栽培される種は多くありませんが、本種の他、以下のようなものがあります。

マツバギクは、リビングストンデージーによく似た花を咲かせます。
マツバギクもベビーサンローズもリビングストンデージー同様に南アフリカ原産のハマミズナ科の植物です。

リビングストンデージーの育て方

リビングストンデージーの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い環境が適しています。
日光を好む植物で、日当たりが悪い場所ではうまく育ちません。
また、花は日が当たると開く性質があるので、よく日の当たる場所で育てて下さい。

冬越し

耐寒性は高くありません。
霜に何度も当たると生育が止まり、枯死することがあります。
秋に種をまいて育てる場合は、霜の当たらないよく日の当たる場所で管理して下さい。

定植は春になってから行います。

水やり

多肉質な葉を持ちますが、自生地は雨の降る地域です。
一般的な草花に比べると乾燥に強い性質ですが、極端な乾燥は好みません。

庭植えの場合は、根付けばほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをして下さい。

肥料

多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植え、鉢植え共に植え付け時に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。
開花が鈍るようであったら、液肥などを追肥して下さい。

秋に種を蒔いて冬の育苗中は、月に1~2回程度、液体肥料を施します。

植え付け

適期は春の3月から4月です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作ります。
株間は15~20㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

花がら摘み、切り戻し

こまめに花がらを摘んでおくと、次々と開花します。
花が一旦咲き終わったら、長く伸びた茎を切り戻すと、脇芽が伸びて再び開花します。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ます。

種の採取

花後に種が出来ます。
残った萼片が茶色くなり、中心部分が黒く色づきかけたら、萼片ごと切り取って果実を採取します。
種が熟すと果実はかなり固くなりますが、果実を切り開いて、中の種を取り出して下さい。

採取した種は乾燥させ、封筒などに入れて冷暗所で保管します。

種まき

適期は秋の9月中旬から10月です。
発芽温度は20℃前後です。

種が細かいので、播種箱や平鉢などに重ならないように注意して蒔きます。
好光性種子のため、覆土は必要ありません。
水やりは底面給水で行い、発芽までは乾かさないように注意します。
発芽したら底面給水を止めて下さい。
過湿な環境が苦手なため、根腐れを起こすことがあります。

本葉が3~4枚程度になったら播種箱に蒔いたものはポット上げし、育苗します。
霜の当たらない温かい場所で管理し、春になったら定植して下さい。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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