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アズキナシの育て方

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学名…Aria alnifolia (Syn. Sorbus alnifolia)
和名…アズキナシ(小豆梨)
別名…ハカリノメ(秤の目)
科名…バラ科
属名…アズキナシ属(ナナカマド属)
原産国…中国、朝鮮半島、台湾、日本
花色…白
樹高…5m~15m
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:3 to 7

アズキナシの特徴

アズキナシ

アズキナシは、日本、中国、朝鮮半島、台湾に分布するバラ科アズキナシ属の落葉性高木です。
日本では北海道、本州、四国、九州に分布しており、低山上部の斜面や雑木林の林縁など、日当たりの良い場所に自生しています。
美しい花と葉を持つことから、世界で広く栽培されている花木の一つです。

アズキナシの花期は4月下旬~6月。
花期になると、分枝した短い枝先や、葉の付け根から花序を出し、花径1~1.5㎝程度の花を多数咲かせます。
花序は径4~8㎝程度で、一つの花序には6~25個程度の花が付きます。
花弁は円形~楕円形で平らに開き、中心には20個の雄しべと、2本の花柱があります。

▼アズキナシの花の様子

アズキナシ

花後には丸く小さな果実を実らせ、果実は秋から冬にかけて赤く熟します。
アズキナシの名前は、この果実が野生のナシ類に似ており、小豆のように小さいことに由来しています。
果実は落葉後も枝に残ります。

▼アズキナシの果実

アズキナシの果実

葉は長さ5~10㎝の長楕円形~卵形で、先が尖り、縁には重鋸歯があります。
葉裏には葉脈が突出して目立ち、葉の表面では葉脈に沿ったくぼみが見られます。
葉は葉柄を持って互生し、枝は分枝しながら樹高5~10m程度に成長します。
※自生地では15m以上に成長します。
葉は秋になるとややくすんだオレンジ色に黄葉します。

▼アズキナシの葉の様子

アズキナシ

耐寒性に優れており、育てやすい花木です。
自然樹形の美しい木で、剪定の必要はほとんどありません。
春に咲く白い花、陰影の浮かぶ美しい葉、秋の黄葉、秋~冬の果実と一年を通じて観賞価値の高い樹木です。

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アズキナシの育て方

アズキナシの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
幅広い環境に適応しますが、自生地は山地で夏場の強い西日を嫌います。
可能であれば、株元に西日が差し込まないような環境で育てて下さい。

大きく育つので、鉢植えには適しません。
ここでは庭植えでの育て方を紹介しています。

冬越し、夏越し

耐寒性、耐暑性に優れており、特に対策の必要はありません。

水やり

根付けばほぼ降雨のみで大丈夫ですが、夏場に乾燥が長く続くようなら水やりをして下さい。

肥料

落葉期の1~2月頃に寒肥として固形の油かすや骨粉を施します。
株の周辺に穴を掘り、肥料を埋め込んで下さい。

植え付け

適期は落葉期の1月~3月です。

根鉢の2~3倍程度の植え穴を掘り、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで水はけの良い土を作ります。
植え付けた後はしっかりと水やりをし、棒などで突いて土を馴染ませて下さい。
必要であれば支柱を立てます。

剪定

剪定の適期は落葉期の12月~3月ですが、自然樹形の美しい木なので、剪定の必要はあまりありません。
剪定をすると樹形が乱れがちなので、できれば大きな剪定を行わずに育てたい樹木です。

徒長枝や絡み枝などが出来た場合は、透かし剪定を行います。
分枝した付け根の部分で、短い枝の方を残して切り落として下さい。
枝の途中で剪定すると、枝がクニャクニャと曲がって伸びてしまうので注意して下さい。

増やし方(挿し木)

挿し木で増やすことが出来ます。

挿し木

適期は梅雨頃の6月~7月上旬です。

挿し穂にはその年に伸びた枝を使います。
枝を10~15㎝程度の長さに切り取り、挿し穂にします。
葉は1/2程度にカットし、水揚げをしてから挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して発根を待ちます。

病気・害虫

毛虫による食害が発生することがあります。
発生した場合は薬剤で駆除して下さい。

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