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ツルニチニチソウの育て方

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学名…Vinca
和名…ツルニチニチソウ(蔓日々草)
科名…キョウチクトウ科
属名…ツルニチニチソウ属(ビンカ属)
原産国…南ヨーロッパ、北アフリカ
花色…紫、青、白
草丈…10㎝~40㎝(ツルは1m以上)
日照…日なた~半日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:7 to 9

ツルニチニチソウの特徴

ツルニチニチソウ

ツルニチニチソウの仲間は、南ヨーロッパから北アフリカ、南西アジアにかけて約6種が分布するキョウチクトウ科ビンカ属(ツルニチニチソウ属)の多年草、または亜低木です。
属名のビンカは、ラテン語で「紐」や「結ぶ」を意味し、長いツルを花輪に利用したことに由来しています。

観賞用として主に栽培されるのは、常緑性多年草のツルニチニチソウ(Vinca major)と、やや小型のヒメツルニチニチソウ(V. minor)です。
両種共に美しい花を咲かせ栽培が容易なことから、世界の多くの地域で栽培されており、現在では北アメリカ、南アフリカ、オーストラリアの他、日本でも逸出したものが野生化して帰化植物として定着しています。

ツルニチニチソウの花期は3月~5月。
花期になると、上部の茎の葉の付け根から花柄を伸ばし、花径2~6㎝程度の花を咲かせます。
花は花冠が深く5裂して平らに開き、中央にはスイセンなどに見られる副花冠があります。
この花姿が同科のニチニチソウに似ていることから、ツルニチニチソウの名前が付いています。
花色は紫、青、白。

▼ツルニチニチソウの花

ツルニチニチソウ

葉は卵型で表面に美しい光沢を持ち、短い葉柄で茎に対生します。
茎は地面を這うように横に伸び、節から発根しながら長さ1m以上に伸びます。
分枝した茎はやや立ち上がり、草丈10~40㎝程度に成長します。
基本種の葉色は緑葉ですが、流通する苗の大半は美しい斑の入る斑入り品種です。
斑色は白の他、黄色。
斑入り品種は緑葉のものに比べると、花付きが劣ります。

▼ツルニチニチソウの斑入り葉の様子

ツルニチニチソウ

美しい葉は常緑で周年観賞することができ、リーフプランツとしての利用価値が高い植物です。

ツルニチニチソウ、ヒメツルニチニチソウともに繁殖力が非常に強く、放任でもよく育ち、よく広がります。
耐陰性もあるので、両種ともに日陰の庭にも植栽することが出来ます。
グランドカバーの他、寄せ植えや吊鉢に植えてツルを枝垂れさせたり、フェンスや柵に這わせたりと、利用価値の高い植物です。

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ツルニチニチソウの主な品種

ツルニチニチソウ(Vinca major)

ツルニチニチソウ

USDA Hardiness Zone:7 to 9

南ヨーロッパ、北アフリカに分布するツルニチニチソウです。
ビンカ・マヨールの名前で流通することもあります。
小種名の「マヨール」は、ラテン語で「より大きい」「巨大な」という意味です。
花径4~5㎝程度の花を咲かせ、葉は5~8㎝程度の大きさです。
耐暑性が高い反面、耐寒性はヒメツルニチニチソウに比べるとやや劣ります。

ヒメツルニチニチソウ(V. minor)

ヒメツルニチニチソウ

USDA Hardiness Zone:4 to 8

ヨーロッパの中部から南部地域に分布するツルニチニチソウの近縁種です。
ツルニチニチソウに比べると全体的に小さく、花は花径2.5㎝前後です。
ビンカ・ミノールの名前で流通することもあります。
株も小さく寄せ植えによく利用されます。
寒さに強いのが特徴で、耐暑性はツルニチニチソウに比べるとやや劣ります。

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ツルニチニチソウの育て方

ツルニチニチソウの育て方

栽培環境

日なたから半日陰の場所に適応します。
日当たりが良い方が花付きが良くなりますが、斑入り品種をリーフプランツとして利用するなら半日陰の場所の方が、葉の美しさが際立ちます。

過湿の環境を嫌うので、水はけの良い場所で育てて下さい。

冬越し、夏越し

冬越し

ツルニチニチソウはやや耐寒性に劣り、強い寒さで葉が傷むことがあります。
気になる場合は、簡単な防寒対策を施して下さい。

夏越し

ヒメツルニチニチソウはやや耐暑性に劣り、夏の暑さを嫌います。
鉢植えの場合は、半日陰の場所に移動して管理して下さい。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

元肥として用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
庭植えの場合は、追肥の必要はありません。
鉢植えの場合は、春に緩効性化成肥料を株元に施して下さい。

植え付け、植え替え

適期は3月~5月、9月中旬~10月です。

植え付け

庭植えの場合は、水はけが悪いようなら用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んで下さい。
株間は30㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしているようなら植え替えを行って下さい。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行います。

庭植えの場合は特に必要ありませんが、増えすぎているようなら株分けを兼ねて植え替えを行って下さい。

切り戻し、剪定

ツルが旺盛に伸びます。
伸びすぎたツルは適宜切り戻しを行って下さい。
斑入り品種で緑葉のツルが出た場合は、早めに切り取ります。

増やし方(株分け、挿し芽)

株分けと挿し芽で増やすことが出来ます。

株分け

適期は3月~5月、9月中旬~10月です。
伸びたツルから発根するので、根を確認して切り取り、植え付けて下さい。

挿し芽

適期は5月~6月です。
ツルを2~3節分の長さに切り取って挿し穂にします。
下の節の葉を取り除き、水揚げをしてから挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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