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ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)の育て方

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学名…Conoclinium coelestinum
別名…西洋フジバカマ、洋種フジバカマ、青花フジバカマ、コノクリニウム、宿根アゲラタム、ミストフラワー
科名…キク科
属名…コノクリニウム属
原産国…アメリカ中・東部~メキシコ、西インド諸島
花色…ブルー、白、ピンク、紫
草丈…50㎝~100㎝
日照…日なた~半日蔭
難易度…星
USDA Hardiness Zone:5 to 10

ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)の特徴

ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)

ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)は、北米を中心に約4種が分布するキク科の多年草です。
ユーパトリウムの名前は旧属名が流通名として定着したものですが、現在はコノクリニウム属に分類されており、正確な名前はコノクリニウムということになります。
また、現在の主な流通名は、セイヨウフジバカマや、アオバナフジバカマですが、こちらも同様にかつてフジバカマと同じユーパトリウム属(ヒヨドリバナ属)に分類されていたことに由来しています。

ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)として主に流通するのは、アメリカ東部から中部にかけて分布するコノクリニウム・コエレスティヌム種(Conoclinium coelestinum)です。
自生地は森林や茂みの縁、河川や池に沿った場所で、ミズーリ川の南部の地域では、河川に沿って群生している姿を見ることが出来ます。

ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)の花期は7月~10月。
花期になると茎の頂部に、散房花序を形成し、アザミに似た頭花を多数咲かせます。
頭花は花径7mm前後で、筒状花のみで形成されており、キク科の植物によく見られる花弁のような舌状花はありません。
花色は基本種の青紫の他、白。
長い花期の間、花は次々と開花します。
全体の花姿はアゲラタムによく似ており、宿根アゲラタムの名前でも流通しています。
ただ、アゲラタムはカッコウアザミ属(アゲラタム属)に分類されており、アゲラタムの近縁種というわけではありません。

葉は卵形に近い三角形で縁に荒い鋸歯があり、表面には皺が目立ちます。
基本種の茎は紫を帯びており、細かな毛で覆われていますが、種により色や毛の多少にばらつきがあります。
茎はよく分枝して草丈50~100㎝程度に成長します。

▼ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)の草姿

ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)

耐寒性、耐暑性に優れており、育てやすい植物です。
放任でもよく花を咲かせ、地下茎でよく増えます。
冬には地上部を枯らせて宿根し、春に再び芽吹きます。

ユーパトリウムとして流通する品種

セイヨウフジバカマは、かつてアゲラタムと同じユーパトリウム属に分類されていたため、主にユーパトリウムの名前で流通しています。
ただ、ユーパトリウムとして流通している品種の中には、セイヨウフジバカマ以外の植物も含まれています。

例えば、ユーパトリウム・チョコレート(チョコラータ)として流通する品種は、マルバフジバカマ(Ageratina altissima)の園芸品種であり、現在はアゲラティナ属に分類されています。

これは、詳細な研究が進んだ結果、ユーパトリウム属の植物の分類が大幅に変更されたためです。
流通にも混乱が生じているので、正確な属名は品種の学名を確認する必要があります。

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ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)の育て方

ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)の育て方

栽培環境

日なたから半日蔭の水はけが良い場所が適しています。
日照時間が足りないと徒長し、花付きも悪くなるので少なくとも半日程度は日が当たる場所で育てて下さい。

冬越し

耐寒性、耐暑性ともに優れており、暖地、温暖地では特に対策の必要はありません。
地面が凍るような寒冷地の場合は、敷き藁や盛り土をして凍結対策をして下さい。
また鉢植えの場合は、凍らない場所に移動するか、鉢を土の中に埋めるなどの対策を施します。

春の芽吹きは遅めです。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
夏場に長く乾燥が続くようなら水やりをして下さい。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

やせ地でもよく育ち、必ずしも肥料が必要とする植物ではありません。

庭植え、鉢植えともに、春と秋に様子を見ながら緩効性化成肥料を置き肥して下さい。
多肥にする必要はありません。
肥料が多いと茂りすぎたり、草姿が乱れます。

植え付け、植え替え

適期は春の3月~4月中旬です。

植え付け(用土)

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで、水はけの良い環境を作ります。
やせ地の場合は、緩効性化成肥料を元肥として用土に混ぜて下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土7・腐葉土3などの一般的な配合土を使います。

植え替え

生育旺盛で、根詰まりを起こしやすい植物です。
鉢植えの場合は、基本的に毎年株分けを兼ねて植え替えを行います。
庭植えの場合は、株が込み合っているようなら掘り上げて、株分けを行って下さい。

切り戻し

6月頃までに切り戻しを何度か行うと、背丈を低く押さえることが出来ます。

増やし方(株分け、挿し木)

株分けと挿し木(挿し芽)で増やすことが出来ます。

株分け

適期は3月~4月中旬です。
植え替え時に、掘り上げた株を分けて植え付けます。
あまり小さく分けず、2~3芽ずつに分けるようにして下さい。

挿し木(挿し芽)

適期は5月~6月です。
茎の先端を数節切り取って挿し穂にします。
下の節の葉を取り除いて水揚げをし、挿し木用土に葉を取り除いた節が埋まるように挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して発根を待ちます。

病気・害虫

春と秋にアブラムシが発生することがあります。
見付け次第駆除して下さい。

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