ガーデニングの図鑑

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ユーパトリウム・チョコレートの育て方

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学名…Ageratina altissima 'Chocolate'(Eupatorium rugosum 'Chocolate')
別名…アゲラティナ・アルシッシマ・チョコレート(チョコラータ)、銅葉フジバカマ、シソバフジバカマ
科名…キク科
属名…アゲラティナ属
原産国…北アメリカ
花色…白
草丈…100~150㎝
日照…日なた~半日蔭
難易度…星
USDA Hardiness Zone:4 to 8

ユーパトリウム・チョコレートの特徴

ユーパトリウム チョコレート

ユーパトリウム・チョコレートは、マルバフジバカマの和名を持つアゲラティナ・アルシッシマ(Ageratina altissima)から作出された園芸品種です。
ユーパトリウムの名前は旧属名が流通名として定着したものですが、現在はアゲラティナ属に分類されており、正確な学名に従うと「アゲラティナ・アルシッシマ・チョコレート」ということになります。
マルバフジバカマの和名も同様に、かつてフジバカマと同じユーパトリウム属(ヒヨドリバナ属)に分類されていたことに由来しています。

マルバフジバカマは、アメリカ東部から中部に分布する多年草です。
自生地は森林地域の岩場や木の隙間、茂みの中などで、岩の多い地形に多く野生しており、現在ではカナダ南部の地域にも分布域を広げています。
日本でも栽培を遺失したと思われる種が、北海道、青森県、千葉県などで帰化植物として定着しています。
そのマルバフジバカマの園芸品種であるのが、本種ユーパトリウム・チョコレート(A. altissima 'Chocolate')です。

ユーパトリウム・チョコレートの花期は9月~10月。
花期になると分枝した茎の頂部に、散房花序を形成し、小さな白い頭花を多数咲かせます。
頭花は径7~8mm程度で、筒状花のみで形成されており、キク科の植物によく見られる花弁のような舌状花はありません。
一つの頭花には20個程度の筒状花があり、筒状花からはそれぞれ2本の花柱が突出します。

▼ユーパトリウム・チョコレートの花

ユーパトリウム・チョコレート

Photo credit: andrey_zharkikh via VisualHunt / CC BY

葉は先の尖った卵形で縁に鋸歯があり、茎に対生します。
原種の和名であるマルバフジバカマの名前は、この葉の形に由来しています。
フジバカマの葉が深く3裂しているのに対して、本種の葉は単葉で基部が丸くなっているため「マルバフジバカマ」の名前が付けられたようです。

茎はよく分枝して、草丈100㎝程度に成長します。
暗紫色を帯びたダークグリーンの葉と紫の茎、白い小花のコントラストがシックで美しい植物です。
葉色は春の時期に最も鮮やかで、夏場はやや淡い色合いになりますが、花のない時期にもカラーリーフとしての観賞価値が十分にあります。
この美しい葉色から「銅葉フジバカマ」「シソバフジバカマ」の名前でも流通します。

▼花のない時期のユーパトリウム・チョコレートの様子

ユーパトリウム・チョコレート

耐寒性、耐暑性ともに優れており、育てやすい植物です。
放任でもよく育ち、地下茎でよく増えます。
冬場は地上部を枯らせて宿根し、春に再び芽吹きます。

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ユーパトリウム・チョコレートの育て方

ユーパトリウム・チョコレートの育て方

栽培環境

日向から半日蔭の場所まで適応します。
耐陰性があるので日陰の場所でも育ちますが、美しい葉色を発色するためには、ある程度の日照が必要になります。

水はけの良い環境を好みますが、乾きすぎる場所は苦手な性質です。
夏場に夕方まで強い日差しが当たるような場所は避けて下さい。

冬越し・夏越し

冬越し

耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。
冬になって地上部が枯れたら、地際でバッサリと刈り取って下さい。

土まで凍ってしまうような寒冷地では、凍結対策を施して下さい。

夏越し

耐暑性も高く特に対策の必要はありません。
ただし鉢植えの場合は、夏場の乾燥から葉焼けを起こしたり、地温の上昇で萎れたりするので、気になる場合は、半日蔭の場所に移動して管理して下さい。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
夏場に酷く乾燥するようなら、水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
水切れから葉焼けを起こすことがあるので、夏場の水切れには注意して下さい。

肥料

やせ地でも育つ植物で、多くの肥料を必要とはしません。
庭植え、鉢植えともに、春と秋に緩効性化成肥料を施す程度で十分です。

植え付け、植え替え

適期は3月~4月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで、水はけの良い環境を作っておきます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの一般的な配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりをしているようなら株分けを兼ねて植え替えを行って下さい。
庭植えの場合は特に必要ありませんが、増えすぎているようなら株分けを行います。

切り戻し

放っておくと1mを超える草丈に成長して草姿が乱れます。
5月~6月頃に一度切戻してやると、締まった草姿で花を楽しむことが出来ます。

増やし方(株分け、挿し木)

株分けと挿し木で増やすことが出来ます。
種まきもできますが、美しい葉色を発色しないことがあるので、株分けか挿し木がお勧めです。

株分け

大きく育っていれば株分けで増やすことが出来ます。
適期は植え替え時の3月~4月です。
掘り上げた地下茎を分けて植え付けて下さい。

挿し木

適期は5月~6月頃です。

茎を上部から数節の長さで切り取って挿し穂にします。
下の節の葉を取り除き、水揚げをしたら挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して発根を待ちます。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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