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コゴメウツギ

学名…Stephanandra incisa
和名…コゴメウツギ(小米空木)
科名…バラ科
属名…コゴメウツギ属
原産国…日本、中国、台湾、朝鮮半島
花色…白
樹高…1~2m
日照…半日蔭~日向
難易度…星
USDA Hardiness Zone:4 to 7

コゴメウツギとは

コゴメウツギ

コゴメウツギは、日本、中国、台湾、朝鮮半島に分布するバラ科コゴメウツギ属の落葉性低木です。
日本では、北海道、本州、四国、九州に分布しており、低山の雑木林の縁などで普通に見ることの出来る樹木です。
日本では庭木として植栽されることはほとんどありませんが、欧米やヨーロッパなどでは、樹高の高い庭木の根締めとして利用されたりします。

コゴメウツギの花期は5月~6月。
花期になると新梢の枝先、または葉の付け根から、円錐状または散房状の花序出し、白い花を多数咲かせます。
花は花径5mm前後の小さなもので、長い5枚の花弁と短い5枚の萼片から形成されています。
花の中心には10本の雄しべと1本の雌しべがあります。
コゴメウツギの名前は、この小さな花を、砕けた米に例えたものです。

▼コゴメウツギの花

コゴメウツギ

葉は三角状広卵形で、先端が尾状に尖り、羽状に浅・中裂し、破片の縁には鋸歯があります。
葉は短い葉柄で枝に互生します。

▼コゴメウツギの葉

コゴメウツギ

若枝は美しい紅色をしています。
枝はよく分枝しながら、樹高1~2m程度に成長します。
根本から新しい枝が次々と伸びて株立ちになって茂ります。

管理人宅では庭木として育てていますが、愛らしい小花と細く赤い枝、繊細な葉が美しい樹木です。
ただし、分枝が非常に多く、樹形がまとまり辛いのが難点です。
日当たりの良い場所だと花付きが良くなりますが、夏場の強い日差しで多少葉焼けを起こします。
地際から新しい芽が次々と出てくるので、古くなった枝を株元から切り詰めて、適宜更新していきます。

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