ガーデニングの図鑑

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ウンナンオウバイの育て方

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学名…Jasminum mesnyi
和名…オウバイモドキ(黄梅擬き)
別名…ウンナンオウバイ(雲南黄梅)、ウンナンソケイ(雲南素馨)
科名…モクセイ科
属名…ソケイ属
原産国…中国
花色…黄色
樹高…1m~2m
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:8b to 11

ウンナンオウバイの特徴

ウンナンオウバイ

ウンナンオウバイは、中国原産の常緑性の低木です。
自生地はヒマラヤから中国南西部の雲南地方で、梅の時期に梅に似た花を咲かせることから「ウンナンオウバイ(雲南黄梅)」の名前があります。
名前に「梅」と付きますが梅の仲間ではなく、モクセイ科ソケイ属に属する植物でジャスミンの仲間です。
ジャスミンの仲間というと特有の強い香りを想像しますが、ウンナンオウバイの花に香りはほとんどありません。
日本へは明治初期に渡来しています。

花期は3月~4月。
花径4㎝程度の花は、先が6~8裂しています。
最盛期になると株を覆うようにたくさんの花が開花し、樹全体を鮮やかな黄色で染め上げます。
花色は黄色のみ。
一重咲きの他、八重咲き品種も流通しています。

樹高1m~2mに成長し、細く長い枝は枝垂れます。
葉は3出複葉(1枚の葉が3枚の小さな葉に分かれた形)で、枝に対生します。

▼ウンナンオウバイの葉

ウンナンオウバイの葉

耐寒性はそこそろあり、東北地方南部以南の地域では戸外での冬越しが可能です。
病害虫の発生はほとんどなく育てやすい植物です。

生育旺盛で枝が良く伸び、放っておくと樹形が乱れるので、毎年の剪定は必須です。
単独で植栽するのも良いですが、フェンスなどを利用して枝を枝垂れさせると美しい風景を作り出してくれます。
狭い場所では主幹を立てて枝垂れさせ、スタンダード仕立てにすると見栄えがします。
常緑樹ですが、寒風に当たると葉が少なくなります。

ウンナンオウバイとオウバイの違い

ウンナンオウバイは「オウバイモドキ」という和名を持ちます。
その名の通り、花も樹形もオウバイによく似ています。

オウバイ(Jasminum nudiforum)

オウバイ

樹高1m~2mに成長し、長く細い枝は枝垂れます。
早春の2月~3月に鮮やかな黄色い花を咲かせます。
一重咲きの他に八重咲きがあり、花はウンナンオウバイによく似ています。
花の大きさはやや小さく、ウンナンオウバイが4㎝程度の花を咲かせるのに対し、オウバイの花は2~3㎝程度。

そして一番の違いは、ウンナンオウバイが常緑樹であるのにあるのに対し、こちらのオウバイは落葉樹であるという点です。
オウバイの葉は花の時期には落葉しています。

▼オウバイの葉

オウバイの葉

庭木としては花が大きく常緑性のウンナンオウバイの方がよく植栽されます。
オウバイはややコンパクトに育つため、鉢物や盆栽としての流通が主流ですが、庭木として植栽されていることもあります。
落葉樹と常緑樹という違いがありますが、育て方には大差ありません。

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ウンナンオウバイの育て方

ウンナンオウバイの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い環境が適しています。
半日蔭程度の日照でも育ちますが、花付きが悪くなるので、できればよく日の当たる場所で育てて下さい。

冬越し

耐寒性はそこそこあり、東北地方南部以南の地域であれば問題なく戸外で冬越し可能です。
寒さの厳しい地域では、寒風に当たると葉が落ちたり枝が枯れてしまうので、冷たい風の避けられる場所で育てて下さい。

オウバイはウンナンオウバイに比べるとやや寒さに強い性質です。
東北地方以南の地域であれば植栽可能です。
ウンナンオウバイ同様に、寒風の避けられる場所で育てて下さい。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

あまり多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植えの場合は、1月~2月の間に寒肥として、固形の油粕や堆肥を株の周辺に穴を掘って施して下さい。
鉢植えの場合は、1月~2月の間に一度、花後に一度、緩効性化成肥料を株元に施します。

窒素分の多い肥料を与えると、枝ばかりが伸びて花付きが悪くなるので注意して下さい。

植え付け、植え替え

適期は3月~4月、9月下旬~10月です。

植え付け

庭植えの場合は、根鉢の2~3倍の植穴を掘り、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで、水はけの良い環境を作って下さい。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの配合土を使います。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしやすいので、1~2年に一度、植え替えを行って下さい。
一回り大きな鉢に新しい土で植え付けます。

剪定

生育旺盛で枝を四方に伸ばし、放っておくと樹形が乱れます。
毎年剪定を行って、樹形を整えて下さい。

ウンナンオウバイは夏以降に花芽を形成します。
夏以降に剪定をしてしまうと、翌年の花芽を落としてしまうことになるので、剪定は花後すぐに行います。
オウバイも同様に、剪定の時期は花後すぐです。

伸びすぎた枝や、内向枝、絡み枝などの不要な枝を剪定して、全体の樹形を整えます。
剪定の位置は、分枝している箇所、または新芽のすぐ上です。
好みの樹形に整えて下さい。

枝垂れた枝を美しく見せるためには、奥の枝を短く、手前を長く剪定します。
スタンダード仕立ての場合は、中心をやや短かめに、外側を長くして下さい。

増やし方(挿し木)

挿し木で増やすことが出来ます。

挿し木

最適期は梅雨時ですが、春から秋までの生育期ならいつでも可能です。

枝を10㎝~20㎝程度に切り取って挿し穂にします。
水揚げをしたら下の節の葉を取り除いて、挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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