ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

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マリーゴールドの育て方

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学名…Tagetes
和名…クジャクソウ(孔雀草)、センジュギク(千寿菊)、マンジュギク(万寿菊)
科名…キク科
属名…マンジュギク属(タゲテス属)
原産国…メキシコを中心とした中央アメリカ、アフリカ
花色…黄色、オレンジ、赤、白、複色
草丈…20㎝~100㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:2 to 11

マリーゴールドの特徴

マリーゴールド

マリーゴールドの仲間は、メキシコを中心とした中央アメリカに約50種、アフリカに1種が分布する一年草、または多年草です。
主に流通しているのは、草丈の低いフレンチ・マリーゴールドと、高性のアフリカン・マリーゴールド、そしてその交配種です。
どちらも一年草で、「フレンチ」「アフリカン」の冠が付いていますが、メキシコ原産の植物です。
日本へは江戸時代に渡来し、今では夏の花壇に欠かせない定番植物となっています。

マリーゴールドの花期は6月~10月。
花期になると、分枝した茎の頂部に、花径2~12㎝程度の頭花を咲かせます。
花は長い舌のような花弁を持つ舌状花と、小さな5枚の花弁を持つ舌状花から成る合成花で、長い花期の間、次々と開花します。
※舌状花を持たない品種もあります。
花色は、オレンジ、赤、黄色、白、複色。
八重咲きの他、菊咲きやクラウン咲き、カーネーション咲きなどの変わり咲き品種もあります。

▼一重咲きのマリーゴールド

マリーゴールド

葉は羽状複葉で、茎に互生します。
小葉は披針形で縁に鋸歯があり、品種によって幅広のものや細いものがあります。
茎はよく分枝して花を咲かせながら成長し、株はこんもりと茂ります。
葉茎には独特の強い匂いがありますが、最近ではあまり匂いの強くない品種も流通しています。
草丈20㎝程度の矮性種から100㎝程度に育つ高性種まで、草姿の異なる品種が流通しています。

▼マリーゴールドの葉の様子

マリーゴールド

耐暑性が高く、丈夫な性質で育てやすい植物です。
品種によってはこぼれ種でよく増えます。
マリーゴールドは、その生育期間中に分泌される物質によって、ネグサレセンチュウやネコブセンチュウを防除する働きがあります。
そのため、コンパニオンプランツとして花壇に植栽されたり、緑肥として利用されることがあります。

マリーゴールドの主な品種

アフリカン・マリーゴールド

アフリカン・マリーゴールド

メキシコ原産のエレクタ種(Tagetes erecta)を元に改良された品種群で、センジュギク(千寿菊)の和名を持ちます。
草丈60㎝~90㎝、花径5㎝~12㎝の高性種です。
1960年代にアメリカで品種改良が進められ、数多くの品種があります。
日本に最初に渡来したマリーゴールドは、アフリカン・マリーゴールドです。

「アフリカン」の名前は、イギリスのチャーチル5世率いるイギリス軍が、アフリカ遠征の際に本種を持参して栽培し、現地に広まったことに由来しています。

フレンチ・マリーゴールド

フレンチ・マリーゴールド

メキシコ原産のパツラ種(T.patula)を元に改良された品種群で、クジャクソウ(孔雀草)の和名を持ちます。
草丈40㎝~60㎝で、花径は2㎝~6㎝と比較的小型の品種が多いのが特徴です。
よく分枝し、株がこんもりと茂ります。

16世紀にヨーロッパに紹介され、パリの王宮の庭園に多用されたことから「フレンチ」の名前があります。

メキシカン・マリーゴールド

メキシカン・マリーゴールド

Photo credit: ivveg via Visual Hunt / CC BY

メキシコ原産のテヌイフォリア種(T. tenuifolia)とその園芸品種群で、ホソバクジャクソウ(細葉孔雀草)、ヒメクジャクソウ(姫孔雀草)とも呼ばれます。
矮性種で、草丈は15㎝前後、花径2㎝程度です。
フレンチ・マリーゴールドよりさらに小型で葉が細く、繊細な印象のマリーゴールドです。
よく分枝して横に広がる性質があります。

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マリーゴールドの育て方

マリーゴールドの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけのよい場所が適しています。
土質はあまり選ばず、よく育ちます。

夏越し(切り戻し)

アフリカン種は耐暑性が高く、特に対策の必要はありません。
フレンチ種は厳しい暑さが苦手な性質で、30℃を超える日が続くと花付きが悪くなります。
1/2程度の高さで切り戻すと、秋にはこんもりと茂り、再び元気に花を咲かせます。

アフリカン種も草丈が伸びて姿が乱れているようなら切り戻しを行って下さい。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土が乾き始めたらたっぷりと。

肥料

庭植えの場合は、元肥として腐葉土や堆肥を用度に混ぜ込んでおけば、追肥の必要はありません。
鉢植えの場合は、真夏を除いた生育期に液体肥料を月に2~3回程度、施します。

肥料分が多すぎると、葉ばかりが茂って花付きが悪くなるので、肥料の与えすぎに注意して下さい。

植え付け

適期は4月中旬~6月です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、完熟堆肥を混ぜ込んで下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3の配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

花柄摘み

花柄を小まめに取り除くと病気の予防になります。
種ができると栄養が取られてしまうので、枯れた花は摘み取って下さい。

増やし方(挿し木・種まき)

挿し木と種まきで増やすことができます。
種まきについては下記「種まき」の項目を参照下さい。

挿し木

葉が多くついた元気な枝を選んで挿し穂にします。
3~4節程度の長さで切り、上部の葉を2~3枚残して下部の葉を取り除きます。
水揚げをしたら挿し木用土に挿して下さい。
水を切らさないように明るい日陰で管理して、発根を待ちます。

種まき

種の採取

花の最盛期が終わる秋口になったら、種を採取するために花柄を残しておきます。
花が完全に枯れたら、不織布の袋をかぶせて雨の当たらない場所で管理します。
種が熟すと袋の中の落ちるので、採取してください。
採取した種は封筒に入れて乾燥剤と一緒にビンなどに入れ、冷蔵庫で保管します。

※自家採取の種は親株と同じ花が咲かないことがあります。

種まき

適期は4月~5月です。
発芽温度が20度~25度と高めなので、十分に暖かくなってから種をまきます。

種は、播種箱にまくか、花壇や鉢に直播きし、種が隠れる程度に覆土します。
水を切らさないように管理し、発芽を待ちます。
箱まきの場合は本葉が2~3枚程度でポット上げし、6~7枚程度になったら定植してください。

病気・害虫

灰色かび病

多湿な環境で発生しやすい病気です。
風通しの良い環境で育て、発生を抑制して下さい。

ハダニ

高温期に発生しやすくなります。
ハダニは水が苦手なので、水やりの際に葉裏に水をかけることで、ある程度は防除できます。
被害が大きくなった場合は、薬剤で対処して下さい。

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