レモンマリーゴールドの育て方

  • 学名…Tagetes lemmonii
  • 別名…宿根マリーゴールド、レモニー
  • 科名…キク科
  • 属名…センジュギク属
  • 原産国…南部アメリカ~メキシコ北部
  • 花色…黄色
  • 草丈…30㎝~150㎝
  • 日照…日なた
  • 難易度…星
  • USDA Hardiness Zone:8 to 11

レモンマリーゴールドは

レモンマリーゴールド

レモンマリーゴールドは、北アメリカに分布するキク科センジュギク属の多年草です。
分布域はアメリカ合衆国・アリゾナ州南部およびメキシコ北部にあり、標高1400~2500mの山岳地帯の渓谷や小川沿い、森林地帯、草地などに自生しています。
そのため自生地では「マウンテン・マリーゴールド」と呼ばれています。

レモンマリーゴールドは、名前の通りマリーゴールドと同属の近縁種ですが、マリーゴールドは一年草、レモンマリーゴールドは多年草になります。
冬に落葉し春に再び芽吹くというサイクルで、経年と共に茎が木質化します。


レモンマリーゴールドの花期は9月~11月。
花期になると分枝した茎の頂部に、花径3~4㎝程度の黄色い頭状花を咲かせます。

頭状花は、中心部分の小さな管状花(カンジョウカ)と、花弁のように見える外周の舌状花(ゼツジョウカ)からなる集合花です。
レモンマリーゴールドの管状花は花冠は6~7㎜の大きさで、一つの頭状花に12~30個が密生します。
舌状花は0.9~1.5㎝の長さがあり、一つの頭状花に5~8個が付きます。

▼レモンマリーゴールドの頭状花

レモンマリーゴールドの頭状花
photo by:Plant Right

花色は黄色のみ。
花付きが非常に良く、花期の間次々と開花します。


葉は互生し、長さ5~7㎝(12㎝)の羽状複葉です。
小葉は3~7個、長さ1.5~3㎝、幅0.3~0.7㎝の披針形~細楕円形で縁に鋸歯があります。

葉には強い香りがあり、ハーブティーとして利用されます。
名前から柑橘系の爽やかな香りを想像しますが、匂いはマリーゴールドを濃厚にした感じで独特のクセがあり、好みの分かれる所です。
自生地では、鹿はこの匂いを嫌い、周囲の葉を食べていてもレモンマリーゴールドだけは残しているそうです。

▼レモンマリーゴールドの葉の様子

レモンマリーゴールドの葉
photo by:cultivar413

茎はよく分枝し、草丈30~150㎝程度に成長します。
根からはナメクジやセンチュウが嫌う成分が分泌されており、花壇のコンパニオンプランツとしても有効です。

▼たくさんの花を咲かせるレモンマリーゴールド

レモンマリーゴールドの花

耐暑性に優れ、強健な性質で、病害虫の発生もほとんどありません。
耐寒性は高くありませんが、最低気温が-10℃程度であれば、戸外での冬越しが可能です。
放任でも育ちますが、草丈が高くなり草姿が乱れるので、切り戻しが必要です。

レモンマリーゴールド(宿根マリーゴールド)の育て方

レモンマリーゴールドの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
土質は特に選びません。
生育旺盛で株が大きく育ちます。
鉢植えの場合は、大きめの鉢に植えて下さい。

冬越し

耐寒温度は-10℃程度です。
寒くなって花が咲かなくなったら、地際から20~30㎝程度の高さでバッサリと切り戻します。
寒い地方の場合は、株元を腐葉土や敷き藁で厚めにマルチングし、防寒対策をして下さい。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと。

肥料

庭植えの場合は、元肥として腐葉土や堆肥を用土に混ぜ込んでおきます。
追肥の必要はほとんどありません。

鉢植えの場合は、春の4月~5月、秋の9月頃に緩効性化成肥料を置き肥して下さい。
多肥な環境になると背丈が大きくなり葉ばかりが茂ります。
肥料は生育の状況を見て与えて下さい。

植え付け、植え替え

適期は3月下旬~5月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に堆肥や腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を整えておきます。
大きく育つので株間は30~50㎝程度空けて下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜて土を作ります。

植え替え

生育旺盛な植物です。
鉢植えの場合は根詰まりを起こしやすいので、毎年植え替えを行って下さい。
庭植えの場合は特に必要ありません。

摘心、切り戻し

摘心、切り戻しをしないと草丈が高くなり草姿が乱れます。
5月~6月頃に一度、草丈の1/3程度の高さまで切り戻してやると、分枝して花数も増えます。
8月頃にもう一度バッサリと切り戻してやると、草丈を低く抑えることが出来ます。

増やし方(挿し木、種まき)

挿し木と種まきで増やすことが出来ます。
種まきについては下記「種まき」の項目を参照下さい。

挿し木(挿し芽)

生育期間中であればいつでも可能です。

切り戻した枝を挿し穂にして挿し木にすることが出来ます。
茎を3節分程度の長さに切り取って挿し穂にします。
下の節の葉を取り除いて水揚げをして下さい。
葉を取り除いた節が埋まるように、挿し木用土に挿します。
水を切らさないように明るい日陰で管理して、発根を待ちます。

種まき

種の採取

花が枯れて、種が熟したら採取できます。
完全に熟すと種がこぼれ落ちるので、熟しかけたらお茶パックなどを被せておくと自然に種が採取できます。
採取した種は紙袋などに入れて、涼しい場所で保管して下さい。

種まき

適期は4月~6月です。

種はポットや播種箱に蒔くか、花壇や鉢に直まきします。
覆土は種が隠れる程度で、水を切らさないように管理して発芽を待ちます。
発芽したら適当に間引き、播種箱に蒔いた場合は、本葉が2~3枚程度になったらポット上げします。
本葉が5~6枚になったら定植して下さい。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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