宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

ルメックスの育て方

学名…Rumex sanguineus var. sanguineus
和名…ニセアレチギシギシ
別名…赤すじソレル、ルメックス・ブラッディドッグ、レッドソレル
科名…タデ科
属名…ギシギシ属
原産国…ヨーロッパ、北アフリカ、コーカサス、中央アジア
草丈…15㎝~30㎝
日照…日なた~半日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:5 to 8

ルメックスの特徴

ルメックス、レッドソレル

ルメックスは、世界の温帯地域を中心に約200種が分布するタデ科ギシギシ属の植物です。
多くの種は雑草ですが、いくつかの種は食用、または観賞用として栽培されています。
観賞用として主に流通しているのは、ルメックス・サンギネウス種(Rumex sanguineus)の変種です。

サンギネウス種は、ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに分布する多年草です。
分布域は、スカンジナビア半島南東部から北アフリカ、コーカサス地方、中央アジアにあり、河川の傍や荒れ地、草原や森林の中などに自生しています。
サンギネウス種はレッドソレルの名前で食用として流通しており、若葉がサラダの彩りなどに利用されています。
ただし葉には高いレベルのシュウ酸が含まれているので、大量摂取には注意が必要です。

そのサンギネウス種の変種の一種(R. sanguineus var. sanguineus)であるのが「赤すじソレル」「ルメックス」などの名前で流通する観賞用ルメックスです。
この変種は野生の変種であるビリディス種(R. sanguineus var. viridis)の突然変異と考えられており、葉脈が鮮やかな赤~紫色になるのが特徴です。

ここでは観賞用に流通するサンギネウス種の変種をルメックスとして紹介しています。

ルメックスは、鮮やかなコントラストの葉が美しいリーフプランツです。
根生葉は長さ10~30㎝、幅2.5~6㎝程度の披針形~倒披針形で、長い葉柄を持ちます。
葉の縁は多くの場合ゆるく波打ち、葉脈は鮮やかな赤~紫色をしています。

▼ルメックスの葉の様子

ルメックス

根生葉はロゼット状に広がり、株はこんもりと茂ります。
草丈15~30㎝程度、花を咲かせた場合は70㎝前後に成長します。

▼ルメックスの株の様子

ルメックス

初夏から夏にかけて株の中から茎を伸ばして円錐形の花序を出し、小さな花を咲かせます。
花は淡い緑色をしており、咲き進むと赤褐色になります。
同属の近縁種であるスイバに似た花で、観賞価値の高いものではありません。
通常は花序茎が伸び始めたら切り取ります。

耐寒性、耐暑性に優れており、丈夫な性質です。
乾燥に弱いこと、ナメクジなどによる葉の食害が発生することを除けば、基本的に育てやすい植物です。
暖地では常緑で冬を越しますが、寒い地方では宿根します。
花を咲かせた場合は、こぼれ種でもよく増えます。

ルメックス(レッドソレル)の育て方

ルメックス(赤すじソレル)の育て方

栽培環境

基本的に日当たりを好みますが、半日陰の環境でも問題なく育てることができます。
乾燥には弱い性質なので、庭植えの場合は乾燥しすぎない半日陰の場所に植えて下さい。

レッドソレルとして流通しているサンギネウス種を食用として育てる場合は、湿り気のある肥沃な土壌で育てると葉が柔らかくなります。

冬越し

耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。
寒い地方では冬になると地上部が枯れますが、春になれば再び芽吹きます。

水やり

湿り気のある土壌を好みます。

庭植えの場合は、乾燥が続くようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土が完全に乾く前にたっぷりと水やりをします。

肥料

庭植えの場合は、春と秋に固形の油粕や緩効性化成肥料を施します。

鉢植えの場合は、春から秋の生育期に、緩効性化成肥料または液体肥料を定期的に施して下さい。

植え付け、植え替え

植え付け

適期は春の3月~4月、秋の9月~10月です。
移植を嫌う性質なので、根鉢を崩さず植え付けて下さい。

庭植えの場合は、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んでおきます。
さらに元肥として完熟堆肥なども混ぜ込んで下さい。
株間は20~30㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

適期は春の3月~4月上旬、秋の9月下旬~10月です。

鉢植えの場合は、1~2年に一度、植替えを行います。
株分けを行うか、一回り大きな鉢に新しい用土で植え付けます。

日常の管理

種を採取しない場合は、花序茎が伸び始めたら切り取ります。

増やし方(株分け、種まき)

株分けと種まきで育てることができます。
こぼれ種でもよく増えます。

株分け

大株に育っているようなら、植え替え時に株分けで増やすことができます。
掘り上げた株を分けて植え付けて下さい。

種まき

適期は春の3月~4月、秋の9月~10月です。

種はポットに1~2粒ずつまくか、花壇や鉢に直まきします。
覆土は5mm程度、地温が15℃以上あれば発芽します。
発芽までは乾かさないように管理し、発芽後、生育の良い苗を残して間引きます。
ポットにまいた場合は、根が回ったら根鉢を崩さないように注意して定植して下さい。

病気・害虫

ナメクジやダンゴムシによる食害がよく発生します。
発生した場合は専用の薬剤などで駆除しますが、予防としてオルトラン粒状などを使用しておいた方が無難です。

-多年草・宿根草
-, ,

Copyright© ガーデニングの図鑑 , 2019 All Rights Reserved.