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アスチルベの育て方

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学名…Astilbe
和名…アワモリショウマ(泡盛升麻)、アワモリソウ(泡盛草)、チダケサシ(乳茸刺)など
科名…ユキノシタ科
属名…チダケサシ属(アスチルベ属)
原産国…東アジア、北アメリカ
花色…ピンク、白、赤、紫
草丈…20㎝~80㎝
日照…半日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:3 to 9

アスチルベの特徴

アスチルベ

アスチルベは、東アジアの日本、中国、朝鮮半島、北アメリカに約25種が分布するユキノシタ科の多年草です。
日本では、チダケサシ(Astilbe microphylla)やアワモリショウマ(A. japonica)など、6種が自生しています。
これらを元にヨーロッパで数多くの品種が作出されています。

最も多く栽培されるのは、アレンジー系(A.× arendsii)と呼ばれるドイツのアレンジ商会によって作出された品種群です。
これは日本のアワモリショウマやチダケサシ、アカショウマ(A. thunbergii)、中国のオオチダケサシ(A. chinensis)を掛け合わせた交雑種で、数多くの品種が流通しています。

アスチルベの花期は品種によりやや異なりますが、5月下旬~7月。
花期になると、茎の頂部から円錐花序を出し、粟粒のように小さな花を無数に咲かせます。
花は5枚のへら状の花弁を持ち、花序は大型のものになると30㎝にも及びます。

▼アスチルベの花

アスチルベ

小さな花が密に付いた花穂は幻想的で美しく、遠くからでもよく目立ちます。
花色は白、ピンク、紫、赤。

▼ピンク花のアスチルベ

アスチルベ

葉は羽状複葉で、小葉は先の尖った卵形をしており、葉柄を持って茎に互生します。
葉はこんもりと茂り、整った草姿をしています。
草丈20㎝程度の矮性品種から、80㎝にもなる大型の品種が流通しています。

▼花を咲かせたアスチルベの様子

アスチルベ

耐暑性は品種によりやや異なりますが、耐寒性が高く育てやすい植物です。
東アジア原産種が交配に使われているため、日本の気候によく合った植物です。
半日陰でもよく育ち、シェードガーデンを明るく彩ります。
冬には地上部を枯らせて宿根し、春に再び芽吹きます。

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アスチルベの育て方

アスチルベの育て方

栽培環境

真夏の直射日光で葉焼けを起こすので、半日陰の場所が適しています。

どちらかと言うと涼しい気候を好みます。
暖地では特に、株元に直射日光が当たらないような場所で管理します。
高温期に乾燥すると株が弱ります。
庭植えの場合は、落葉樹の下など明るい半日陰の場所で育てて下さい。

冬越し、夏越し

耐寒性は高く、全国で栽培可能です。
秋になって地上部が枯れたら、地際で刈り取って下さい。

暑さにはやや弱い性質ですが、暖地でも半日陰の場所であれば問題なく育ちます。

水遣り

水を好む性質で、水切れをさせると葉や蕾が枯れてしまいます。

庭植えの場合は、乾燥が続くようなら水やりをして下さい。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
特に夏場の乾燥には注意して下さい。

肥料

あまり多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植え、鉢植えのともに春の3月~4月、秋の10月に緩効性化成肥料を置き肥するか、液体肥料を施して下さい。

植え付け、植え替え

適期は3月~4月、10月~11月です。

植え付け

庭植えのでは、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んで下さい。
乾燥を嫌うので、株元に直射日光が当たるような場所では、バークチップや腐葉土でマルチングしておくと乾燥を防ぐことが出来ます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしやすいので、1~2年に一度、植え替えを行います。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行って下さい。

庭植えの場合は、株が増えて混み合っているようなら、株分けを兼ねて植え替えを行います。

花茎切り

花が咲き終わったら、花茎を根元の部分から切り取って下さい。

増やし方(株分け)

株分けで増やすことが出来ます。

株分け

適期は春の3月、秋の10月です。
掘り上げた株を、1株に3~5芽が付くように分けて植え付けて下さい。
小さく分けすぎると花が咲きにくくなるので注意して下さい。

病気、害虫

灰色かび病、白絹病

水はけの悪い場所で育てていると、梅雨の時期に発生することがあります。
水はけの良い環境で育て、発生を予防して下さい。

アブラムシ

蕾に発生しやすい害虫です。
見つけ次第、薬剤などで駆除して下さい。

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