ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

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金のなる木の育て方

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学名…Crassula portulacea
和名…フチベニベンケイ(縁紅弁慶)
別名…カゲツ(花月)、ナリキンソウ(成金草)
科名…ベンケイソウ科
属名…クラッスラ属
原産国…南アフリカ
花色…白、ピンク
草丈…30㎝~300㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:

金のなる木の特徴

金のなる木

金のなる木は、南アフリカ東部原産の多年草です。
原産地は南アフリカ・西ケープ州からクワズール・ナタール州にかけての乾燥地帯で、肉厚な葉を持つ多肉植物です。
「木」と名前に付いていますが、樹木ではなく多年草です。

日本へは昭和初期に渡来し、「フチベニベンケイ(縁紅弁慶)」の和名を持ちますが使われることはほとんど無く、流通名の「金のなる木」、または「カゲツ(花月)」の名前で定着しています。

観賞の対象とされるのは主に独特の葉と株姿です。
多肉質の葉は3㎝程度の長円形で、表面に美しいツヤがあり、茎に対生します。
緑一色のものから、白やピンクの斑入り品種があり、寒さに当たると赤く色付きます。

▼赤く色づいた金のなる木

金のなる木

葉と株姿が主な見どころである金のなる木ですが、大株になると愛らしい花を咲かせます。
※小さな内から花の咲く品種もあります。

花期は12月~3月。
茎の上部の葉の付け根から花茎を伸ばし、花径5~7㎜程度の小さな花を多数咲かせます。
花は星型で、5枚の花弁のように見える部分は咢片です。
花色は白、ピンク。
小さな小さな花ですが、株いっぱいに花を咲かせた様子は愛らしく、見事です。

▼金のなる木の花

金のなる木

暑さには強い性質ですが、耐寒性は高くありません。
冬場は室内での管理が基本になります。
病害虫の発生はほとんど無く、育てやすい植物です。

【金のなる木】の名前の由来

「金のなる木」の名前の由来には諸説あります。
肉厚で光沢のある葉が硬貨に似ているため、また英名の「dollar plant」の訳であるとする説。
新芽が数ミリ伸びた段階で、穴のある硬貨に芽を通しておくとそのまま生長して、木にお金がなったように仕立てることが流行したことがあり、そのことに由来するとする説です。
そのため、「ナリキンソウ(成金草)」の別名があります。

【金のなる木】の主な品種

金のなる木/花月(Crassula portulacea)

金のなる木 花月

基本種で、葉の縁に赤い斑が入ります。
丈夫で育てやすい品種ですが、花はかなりの大株にならないと咲きません。

‘桜花月’ (C. portulacea ‘Sakurakagetsu’)

花月の矮性品種で、株が小さな内から花が咲きやすい品種です。
花色はピンク。
性質は花月と大差ありません。

‘黄金花月’

金のなる木 黄金花月

その名の通り黄金葉の品種ですが、夏場はほぼ緑葉になります。
秋以降にある程度の寒さに当てることで、鮮やかな黄色を発色します。

‘花月錦’

金のなる木 花月錦

白い斑が入る斑入り品種です。
こちらの斑は夏場も安定しています。

他にも様々な品種があり、葉が筒状に丸まった‘ゴーラム’など、特徴的な葉姿の品種もあります。

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金のなる木の育て方

金のなる木の育て方

※ここでは一般的な鉢植えでの育て方を紹介しています。

栽培環境

日当たりを好みます。
明るい日陰でも育ちますが、徒長します。
美しい株姿を楽しむためには、一年を通じてよく日の当たる場所で育てて下さい。

耐寒性は低いので、春から秋は戸外で育て、冬場は室内で管理します。
4月中旬頃になって暖かくなった来たら戸外に出します。
秋は11月になったら室内に取り込んで下さい。

夏越し、冬越し

夏越し

斑入り品種は、真夏の強い直射日光で葉焼けを起こすことがあります。
半日蔭に移動して育てて下さい。

冬越し

0℃以下の気温になると葉や株が凍傷になって傷んでしまいます。
11月になったら霜が降りる前に室内に取り込んで、よく日の当たる場所で管理します。
窓際などに置いている場合は、夜間の冷え込みに注意して管理して下さい。

水遣り

乾燥に強い性質です。
年間を通じて乾燥気味に管理して下さい。
水をやりすぎると根腐れを起こすので注意します。

春から秋にかけては、用土の表面が乾いて2~3日ほど経ってから、たっぷりと水やりをします。
冬の間はさらに乾燥気味にし、月に1~2回程度の水やりで十分です。

肥料

あまり多くの肥料を必要とする植物ではありません。
生育期の4月~10月の間、規定量の1/2程度の量の緩効性化成肥料を、月に1回程度、株元に置き肥して下さい。

植え付け、植え替え

適期は4月~6月、9月~10月です。

植え付け(用土)

用土には、市販のサボテンの土か、多肉植物の培養土を使います。
自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)5・腐葉土3・パーライト2などの、水はけの良い配合土を作ります。

植え替え

2~3年に一度、植え替えを行って下さい。
根鉢を軽く崩して、一回り大きな鉢に新しい用土で植え替えます。

剪定、切り戻し

必ずしも必要な作業ではありませんが、大きくなりすぎた場合や、草姿が乱れた場合は、好みの位置で切り戻すことが出来ます。
適期は4月~10月の生育期です。
切り戻した茎は、挿し穂として使うことが出来ます。

増やし方(挿し木、葉挿し)

挿し木、葉挿しで簡単に増やすことが出来ます。
適期は4月~10月ですが、梅雨時期は切り口が腐りやすいので避けた方が無難です。

挿し木

茎を先端から10㎝ほどの長さに切り取って挿し穂にします。
挿し木用土にはサボテンや多肉植物の土、または川砂を使います。
土を湿らせる必要はありません。
下の節の葉を取り除いて用土に挿しますが、そのまま挿すと切り口から腐ってしまうことがあるので、日陰で2~3日ほど乾かして下さい。
切り口が完全に乾いたら、割りばしなどで用土に穴を開け、葉を取り除いた節が埋まるように挿します。
発根までは1~3週間程度かかりますが、根が出るまでは水やりの必要はありません。

葉挿し

株から切り取った葉を使用して株を増やします。
方法は挿し木と同様です。
葉の切り口を完全に乾かし、乾いた挿し木用土に浅く挿して下さい。
上手く挿せない場合は、用土の上に置いておくだけでも大丈夫です。
発根までは水やりの必要はありません。
1カ月ほどで発根し、その後に小さな芽が出てきます。

挿し木に比べると時間がかかりますが、1枚の葉から1株が出来るので、数多く増やしたい場合はお勧めの方法です。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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