ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

多肉植物

虹の玉の育て方

更新日:

学名…Sedum × rubrotinctum
和名…ニジノタマ(虹の玉)
科名…ベンケイソウ科
属名…マンネングサ属(セダム属)
原産国…交雑種
花色…黄色
草丈…5㎝~15㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:9 to 11

虹の玉の特徴

虹の玉

虹の玉は、ベンケイソウ科マンネングサ属(セダム属)に属する多年草で、多肉植物です。
虹の玉が属するセダム属は、世界の温帯から亜熱帯地域にかけて約400種が広く分布しており、日本でもマルバマンネングサ(Sedum makinoi)や、メキシコマンネングサ(S. mexicanum)などの多くの種が自生、または帰化しています。

その中で虹の玉は、丈夫な性質と小さくまとまった草姿で、寄せ植えなどにも多用される、最もポピュラーなセダムの一種です。
野生種ではなく交雑種とされており、交配親は玉葉(S. stahlii)と乙女心(S. pachyphyllum)の可能性が高いと言われています。
日本には昭和30年代に渡来しました。

虹の玉は大きくなっても草丈15㎝程度で、多種多様な多肉植物の中では小型な部類に入ります。
丸くぷるんとした葉は肉厚で、環境の変化によって赤く色づきます。
秋から春にかけての低温期には、葉全体が真っ赤に染まります。
夏場は緑が多くなりますが、乾燥気味に管理すると夏場でも葉先が赤く色付きます。

▼真っ赤に染まった虹の玉

虹の玉

株がある程度生長すると、初夏の5月~6月頃に先端付近の生長点から、小さな星型の黄色い花を咲かせます。
花後には、花の咲いていた付け根の部分に子株が出来ます。

多肉植物の中では比較的耐寒性があり、霜や凍結の心配のない軒下などで冬越しをすることが可能です。
放任でもよく殖え、手のかからない育てやすい多肉植物です。

虹の玉の主な品種

‘オーロラ’ (Sedum × rubrotinctum 'Aurora')

虹の玉 オーロラ

虹の玉の斑入り品種で、「宇宙錦」「虹の玉錦」とも呼ばれます。
全体的に葉の色が薄く、冬に虹の玉が真っ赤に染まるのに対し、オーロラは赤紫に染まります。
性質は虹の玉によく似ていますが、やや耐寒性、耐暑性に劣ります。
葉挿しで増やすと斑が無くなってしまうので、増やしたい場合は挿し芽をします。

スポンサーリンク

虹の玉の育て方

虹の玉の育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い、乾燥気味の環境を好みます。
半日蔭程度の日照でも育ちますが、徒長して間延びした草姿になります。
しっかりと日に当てて育てて下さい。

※斑入り品種のオーロラは、夏の強い日差しで葉焼けを起こすことがあります。
夏場は明るい日陰や、午後から日陰になる半日蔭の場所など、強い日差しの避けられる場所で育てて下さい。

虹の玉は庭植えにすることもできます。
庭植えにする場合は、軒下などの強い霜の避けられる場所で、一段高くなった花壇に植えたり、高植えにするなどして水はけを確保して下さい。

季節の管理

春、秋

春と秋は、しっかりと日に当てて育てて下さい。

冬に室内に取り込んでいた場合は、いきなり強い直射日光に当たると葉焼けを起こすことがあります。
少しずつ戸外の環境に慣らすようにします。

夏越し

梅雨の時期は、出来れば雨の当たらない軒下などで管理します。
斑入り品種のオーロラは、夏の強い日差しで葉焼けを起こすことがあります。
夏場は明るい日陰や、午後から日陰になる半日蔭の場所など、強い日差しの避けられる場所で育てて下さい。

冬越し

強い霜や凍結の心配がない地域では、戸外での冬越しが可能です。
軒下などの霜の避けられる場所で、日当たりが良いと理想的です。

心配な場合は、室内に取り込んで、窓際などのよく陽の当たる場所で育てて下さい。
屋外で簡易ビニールハウスなどを使用する場合は、朝になったらビニールを開け、夕方になったら閉めます。
通気を怠ると、日中と夜間の温度差や蒸れで株が傷むので注意して下さい。

水遣り

年間を通じて乾燥気味に管理します。

春と秋は、用土の表面が乾いたら水やりをして下さい。

夏場に過湿な環境が続くと根腐れを起こすので、水やりは控えます。
鉢の大きさ、株の状態で水やりのタイミングは異なりますが、葉に張りが無くなって来るようだったら、涼しくなる夕方に水やりをして下さい。

冬場も夏同様に、水やりは控えます。

肥料

あまり肥料を必要とする植物ではありません。
鉢植え、庭植えともに、元肥として少量の緩効性化成肥料などを用土に混ぜ込んでおけば、追肥の必要はありません。

植え付け、植え替え

適期は4月~6月、9月~10月です。

植え付け(用土)

市販のサボテンの土や、多肉植物の培養土などが手軽です。

植え替え

鉢植えの場合は、1~2年に一度、植え替えを行って下さい。
小さな鉢で育てている場合は、すぐに鉢がいっぱいになります。
鉢底から根が出ているようなら、適宜植え替えを行って下さい。

切り戻し、仕立て直し

必ずしも必要な作業ではありませんが、大きくなりすぎた場合や、草姿が乱れた場合は、好みの位置で切り戻すことが出来ます。
適期は4月~10月の生育期です。
切り戻した茎は、挿し穂として使うことが出来ます。

増やし方(挿し芽、葉挿し)

挿し芽と葉挿しで簡単に増やすことが出来ます。
適期は4月~10月の生育期ですが、梅雨時期は切り口が腐りやすいので避けた方が無難です。
※オーロラは葉挿しにすると斑が無くなってしまうので、挿し芽で増やして下さい。

挿し芽

茎を適当な長さに切り取って挿し穂にします。
挿し木用土にはサボテンや多肉植物の土、または川砂を使います。
土を湿らせる必要はありません。
下の節の葉を取り除いて用土に挿しますが、そのまま挿すと切り口から腐ってしまうことがあるので、日陰で2~3日ほど乾かして下さい。
切り口が完全に乾いたら、割りばしなどで用土に穴を開け、葉を取り除いた節が埋まるように挿します。
発根までは水やりの必要はありません。

葉挿し

株から取った葉を使用して株を増やします。
指で取ると他の葉もポロポロと落ちてしまうので、落としたくない場合は、ピンセットなどを使って捻りながら葉を抜き取って下さい。

方法は挿し木と同様です。
葉の切り口を完全に乾かし、乾いた挿し木用土に浅く挿して下さい。
上手く挿せない場合は、用土の上に置いておくだけでも大丈夫です。
発根までは水やりの必要はありません。

挿し木に比べると時間がかかりますが、1枚の葉から1株が出来るので、数多く増やしたい場合はお勧めの方法です。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

-多肉植物
-,

Copyright© ガーデニングの図鑑 , 2017 All Rights Reserved.