ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

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フリージアの育て方

更新日:

学名…Freesia
科名…アヤメ科
属名…フリージア属
原産国…南アフリカ
花色…黄、白、赤、オレンジ、紫、ピンクなど
草丈…20㎝~50㎝
日照…日なた
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:9 to 10

フリージアの特徴

フリージア

フリージアは、南アフリカのケープ地方を中心に12種が分布する多年草で球根植物です。
一般的に流通しているのは、それらを元に改良、作出された園芸品種です。

フリージアは18世紀に南アメリカで発見されて以来、イギリスやオランダで盛んに品種改良が行われてきました。
現在では150種以上の品種が存在します。
日本には江戸時代末期に渡来していますが、本格的に栽培が始まったのは昭和に入ってからです。
現在では種子島や沖永良部島を中心として、日本でも球根の生産が行われています。

花期は3月中旬~5月上旬。
伸びた花茎の先に、花径2~5㎝程度の漏斗状の花を穂状に咲かせて花序を形成します。
花序は付け根の付近から曲がり、先端では水平に近い角度になります。
花は6枚の花弁を持ち、花弁にはやや厚みがあります。

白花、黄花のフリージアにはキンモクセイのような甘い香りがあり、紫色、赤色系統の品種は果物のような甘酸っぱい香りを持っています。
丸みのある愛らしい花弁と芳香を持つフリージアは、切り花としても高い人気を誇ります。
花色は黄色、白、赤、オレンジ、紫、ピンクなど。
一重咲きの他、八重咲き品種も流通しています。

▼フリージアの花

フリージア

葉は先の尖った剣状で、15~30㎝程度の長さで垂直に立ち、数枚が根生します。

温かい地方の植物なので、耐寒性はあまり高くありません。
霜の心配のない暖地なら、庭植えで育てることも可能です。
夏休眠性で、秋に芽を出して花を咲かせた後、夏に地上部を枯らせて休眠します。

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フリージアの育て方

フリージアの育て方

栽培環境

日当たりが良く、風通しの良い環境が適しています。
フリージアは連作障害の出やすいアヤメ科の植物です。
庭植えの場合は、前年に同じアヤメ科の植物を植えていた土地は避けて下さい。

冬越し・夏越し

冬越し

耐寒温度は3℃程度で、寒さに強い植物ではありません。
南関東以南では庭植えでも大丈夫ですが、霜や凍結の恐れがある場合は腐葉土や敷き藁などでマルチングをして、しっかりと防寒対策をして下さい。

心配な場合は鉢植えの方が安心です。
霜や凍結の恐れがない軒下などに移動するか、室内に取り込んで下さい。
室内で管理する場合は、日当たりの良い窓辺に置き、春に温かくなってから戸外に出すようにします。

夏越し

地上部の葉が完全に枯れたら、葉を取り除いて、水遣りを止めます。
鉢植えの場合は、雨の当たらない場所に移動して、秋までそのまま保管して下さい。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
水が多いと徒長して軟弱に育ってしまいます。
特に発芽後の冬は、乾燥気味に管理して下さい。
夏の休眠期は、水やりの必要はありません。

肥料

庭植え、鉢植え共に、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。
その後は、開花前の追肥として、液体肥料か速効性の化成肥料を施して下さい。

植え付け・植え替え

植え付け

適期は9月下旬~11月上旬です。

庭植えの場合は、葉茎が長く伸びていると霜で傷んでしまうので、出来るだけ遅く植え付けるのがポイントです。
用土に腐葉土を混ぜて水はけの良い環境を作り、元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
株間は5~10㎝、植え付けの深さ3㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土3・パーライト1などの配合土に、緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。
5号鉢に5~8球が目安です。
球根の頭が隠れる程度に浅く植えておき、葉が数枚出た後に、株元がぐらつかないように1㎝程度の増し土をします。

植え替え

連作障害が出なければそのままで大丈夫ですが、フリージアは基本的に植えっ放しで育てるのには向かない植物です。
少なくとも2~3年に1度は球根を堀り上げて、植え替えを行ってください。
連作障害が出ると、病気になりやすく、生育も悪くなります。
庭植えの場合は、前年にアヤメ科の植物を育てていない場所、鉢植えの場合は新しい用土で植え替えて下さい。

球根の掘り上げ

6月頃になって葉が黄色く枯れて来たら、球根を掘り上げます。
丁寧に土を取り除いたら、古い球根の回りに付いている小さな新しい球根を取り外します。
ネットなどに入れて、風通しの良い日陰で保存して下さい。

増やし方(分球)

分球で増やすことが出来ます。
上記の方法で分球した新しい球根を、秋に植え付けて下さい。

日常の管理

花が咲き終わったらその都度、花柄を取り除きます。
花茎のすべての花が終わったら、花茎を付け根から切り取って下さい。
葉は球根の成長に必要なので枯れるまでそのままにしておきます。

花茎が長く伸びた場合は、花の重みで茎が垂れてしまう事があるので、支柱を立てておくと安心です。

病気・害虫

菌核病

茎や球根が褐色に変色し、腐敗して萎れてしまいます。
発病した場合は可哀想ですが、抜き取って処分するしかありません。
連作障害が出ると発病しやすくなります。
病気の発生を予防するためにも、2~3年に1度は植え替えを行って下さい。

モザイク病

葉や花に濃淡の縞模様が現れます。
発病すると葉の縮れや変形が起こり、ひどくなると枯れてしまうこともあります。
こちらも一度発病すると、処分するしかありません。
アブラムシが媒介する病気なので、見付けたら薬剤を散布して駆除して下さい。

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