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アマドコロの育て方

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学名…Polygonatum odoratum var. pluriflorum
和名…アマドコロ(甘野老)
別名…ナルコラン(鳴子蘭)
科名…キジカクシ科
属名…アマドコロ属
原産国…日本、中国、朝鮮半島
花色…白
草丈…30~60㎝
日照…半日蔭
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:3 to 8

アマドコロの特徴

アマドコロ

アマドコロは、中国、朝鮮半島、日本に分布するキジカクシ科アマドコロ属の多年草です。
日本では北海道から九州にかけて分布しており、山地や丘陵地帯の草地などに自生しています。

アマドコロの仲間であるアマドコロ属の植物は、北半球の亜熱帯から温帯を中心に約63種が分布していますが、基本種であるポリゴナツム・オドラツム種(Polygonatum odoratum)は、日本には自生がありません。
日本に分布しているのは、厳密に言うとオドラータ種の変種であるP. odoratum var. pluriflorum種です。
変種名である「pluriflorum」はラテン語で「多花性」という意味で、オドラツム種に比べると花数が多いことに由来しています。

本来であればアマドコロの和名は基本種であるオドラツム種に付けられるべきですが、アマドコロの名前は日本に自生する変種の名前となっています。
ただし変種として扱わない場合もあるので、一概に間違いという訳ではありません。

アマドコロの花期は4月~5月。
花期になると、伸びた茎の葉の付け根から短い花柄を出し、小さな花を1~2輪ずつ咲かせます。
花は長さ1.5~2㎝程度のやや長さのある釣り鐘形で垂れ下がり、先端が浅く6裂しています。
それぞれの裂片は淡い緑色をしており、花筒の中には6本の雄しべがありますが、花糸の途中まで花筒と合着しています。

▼アマドコロの花の様子

アマドコロ

葉は長さ5~16㎝の長楕円形でほとんど柄が無く茎に互生します。
葉の表面には葉脈がうっすらと浮かび、茎には特徴的な6つの稜があります。
草姿や花姿のよく似たナルコユリにはこの稜が無いので、茎を触れば両種の違いはすぐに分かります。
アマドコロの茎や地中の根茎には甘みがあり、山菜として食用にされます。

基本種は緑葉ですが、観賞用として流通している苗は葉に白い覆輪の入る斑入り品種です。
アマドコロの観賞価値はこの覆輪入りの美しい葉にあると言っても過言ではありません。
美しい葉は庭のアクセントとして植栽される他、生け花の花材としてもよく利用されています。

▼斑入り品種のアマドコロの葉

アマドコロ

耐寒性に優れており、育てやすい植物です。
病害虫の発生もほとんどなく、放任でもよく増えよく花を咲かせます。
冬は地上部を枯らせて宿根し、春に再び芽吹きます。

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アマドコロの育て方

アマドコロの育て方

栽培環境

日なたから明るい日陰まで適応しますが、夏場に一日中強い日差しが当たるような場所では葉が傷みます。
木漏れ日が差し込む程度の日照があれば花付きには問題が無いので、可能であれば半日程度陽が当たる半日蔭の場所で育てて下さい。

冬越し、夏越し

冬越し

耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。
根まで凍るような寒冷地の場合は、凍結対策を施して下さい。

夏越し

鉢植えの場合は、夏場になったら半日蔭の場所に移動して管理して下さい。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
夏場に長く乾燥が続くようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
冬越し中は地上部が無くなりますが、完全に乾かしてしまわないように時々水やりをして下さい。

肥料

それほど多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植えの場合は、肥料を施す必要はほとんどありません。
鉢植えの場合は、少量の緩効性化成肥料を株元に施して下さい。

植え付け、植え替え

適期は春の3月、秋の10月中旬~11月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土にたっぷりと腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
根を深く張って成長していくので、植え場所はしっかりと深く耕して下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土7・腐葉土3などの一般的な配合土を使います。

植え替え

鉢植えの場合は、鉢の中で根がいっぱいになるので、2年に一度、植え替えを行って下さい。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行います。

庭植えの場合は、特に植え替えの必要はありませんが、増えすぎているようなら株分けを兼ねて植え替えを行って下さい。

増やし方(株分け)

株分けで増やすことが出来ます。

株分け

適期は植え替え時の3月、10月中旬~11月です。

掘り上げた根茎を、分かれている部分で折って植え付けて下さい。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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