ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

多肉植物

カランコエの育て方

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学名…Kalanchoe
和名…リュウキュウベンケイ(琉球弁慶)
科名…ベンケイソウ科
属名…カランコエ属(リュウキュウベンケイ属)
原産国…東アフリカ、東アジア、東南アジア、アラビア半島
花色…赤、ピンク、オレンジ、白、黄
草丈…10㎝~50㎝
日照…日なた
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:10 to 12

カランコエの特徴

カランコエ

カランコエの仲間は、南部、東部アフリカ、東アジア、東南アジア、アラビア半島に約100種が分布するベンケイソウ科の多年草です。
広大な分布域がありますが、大半の種はマダガスカルと東アフリカを中心に分布しています。
一般的に鉢花として流通しているのは、カランコエ・ブロスフェルディアナ(Kalanchoe blossfeldiana)を元に品種改良された園芸品種です。

ブロスフェルディアナ種はマダガスカル固有種の多肉植物で、北部のツァラタナナ山脈を中心に分布しており、比較的涼しい高原や台地で腐植土の地盤に自生しています。
日本へは昭和6年に渡来し、リュウキュウベンケイの和名があります。

カランコエの主な花期は1月~5月です。
※開花時期を調節された株が一年を通して店頭に並びます。
花期になると、茎の頂部に集散花序を形成し、花径10mm前後の小さな花を多数咲かせます。
花は4枚の花弁を持ち、花弁はやや反り返って星形になります。

▼カランコエの花

カランコエ

花色は赤、黄、ピンク、白、オレンジ。
一重咲きの他、八重咲き品種も人気が高く、多くの花姿、花色の品種が流通します。

葉は多肉質で美しい光沢を持ち、茎に対生します。
卵形で縁に鋸歯がある品種が最も一般的です。

▼カランコエの葉

カランコエ

耐暑性はありますが、耐寒性はあまりありません。
鉢植えで育て、寒さの厳しい時期には室内に取り込むのが一般的です。
短日植物で、日長が短くなると花芽を作る性質があります。

カランコエの主な品種

鉢花としてポピュラーなブロスフェルディアナ種の他、多肉植物として流通する葉や花が特徴的な品種もあります。

ブロスフェルディアナ(K. blossfeldiana)グループ

カランコエ

ブロスフェルディアナ種から品種改良されたグループで、一般的に「カランコエ」というとこちらの品種群を指します。
一重咲きの他、八重咲き、バラ咲きなど、豊富な花姿と花色が揃います。
冬の鉢花の定番ともいえる植物です。

カランコエ ‘ウェンディ’ (K. ‘Wendy’)

カランコエ ウェンディ

マダガスカルに自生するマンジニー種(K. manginii)を元に、オランダの大学で作出された品種です。
赤い釣鐘状の花が特徴的なカランコエです。
草丈は10~30㎝程度で、花付きが非常に良いのが特徴です。

カランコエ・プミラ(K. pumila)

カランコエ・プミラ

マダガスカルに分布するカランコエで「シロガネノマイ(白銀の舞)」の和名を持ちます。
シルバーグレイの葉が美しく、横に広がりながら草丈15~60㎝程度に成長します。
比較的耐寒性が高く、凍結の心配がない場所では戸外での冬越しが可能です。

カランコエ・ピナータ(セイロンベンケイ:K. pinnata)

セイロンベンケイ

元々は南アフリカに分布していましたが、現在では世界の熱帯・亜熱帯地域で広く帰化しています。
釣鐘状の特徴的な花を咲かせ、大きくなると草丈1.5mにも生長します。

他にも数多くの品種が流通しています。

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カランコエの育て方

カランコエの育て方

※ここでは一般的な鉢植えでの育て方を紹介しています。

栽培環境

日光を好む植物です。
6月~10月は雨の当たらない戸外の日向で管理して下さい。
真夏の強い日差しで葉焼けを起こすので、暑さの厳しい時期は明るい日陰に移動します。
11月以降は室内に取り込んで、暖かい日の当たる場所で育てます。

カランコエは短日植物で、日が短くなると花芽を付ける性質があります。
夜間に照明が当たる場所に置くと花を付けないことがあるので、注意して下さい。

夏越し、冬越し

夏越し

高温多湿な環境が苦手です。
戸外で管理している間は雨の当たらない場所で育てるのが基本です。
6月~8月の間は、やや乾かし気味に管理してください。

冬越し

耐寒温度は5℃程度です。
室内の暖かい日の当たる場所で、乾かし気味に管理してください。

水やり

乾燥には非常に強い性質です。
特に蒸れを嫌うので、6月~8月の夏季、11月~4月の冬季は乾燥気味に管理します。
5月、9~10月の生育期は、用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをして下さい。

※水をやりすぎると根腐れを起こすので注意して下さい。

肥料

5月~12月の間、液体肥料を月に3~4回程度、施して下さい。

植え付け、植え替え

植え付け

適期は5月~6月、9月です。
用土には市販の多肉植物用培養土を使うか、赤玉土(小粒)5・ピートモス(酸度調整済み)2・腐葉土3の配合土に緩効性化成肥料を混ぜて土を作ります。

植え替え

花が終わった後に、花茎を取り除き草丈の1/2程度の高さで切り戻し、同時に植え替えを行います。
根鉢を軽く崩して、一回り大きな鉢に植え替えて下さい。
根詰まりを起こすと水はけが悪くなるので、最低でも2年に一度は植え替えを行います。

切り戻し

1年ほど育てていると、茎が伸びて草姿が乱れます。
花後の5月~6月に、花茎を取り除くと同時に、1/2程度の高さでバッサリと切り戻して下さい。

増やし方(挿し芽)

挿し芽で簡単に増やすことができます。

挿し芽

適期は真夏を避けた生育期です。
切り戻した茎を挿し穂にすることもできます。
挿し穂には天芽(先端の芽)がついたものを使い、下の節の葉を取り除いて水揚げをしてから挿し木用土に挿します。
明るい日陰で、水は用土が乾いてきてから与え、やや乾燥気味に管理して下さい。
1か月ほどで発根します。

病気・害虫

うどんこ病

春と秋に発生しやすい病気です。
葉に白い粉のような病変ができます。
薬剤で対処してください。
風通しの良い場所で管理することで発生を抑えることができます。

灰色かび病

低温気に多湿な環境が続くと発生しやすくなります。
灰色のカビが付き、酷くなると枯れてしまいます。
発生した場合は、病変を取り除き、殺菌剤を散布して下さい。

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