サルビア・ガラニチカ

  • 学名…Salvia guaranitica A.St.-Hil. ex Benth.
  • 和名…ガラニチカセージ
  • 別名…メドーセージ、サルビア・ガラニティカ(グァラニティカ)
  • 科名…シソ科
  • 属名…アキギリ属(サルビア属)
  • 原産国…南アメリカ
  • 花色…青、紫
  • 草丈…60㎝~150㎝
  • 日照…日なた
  • 難易度…星
  • USDA Hardiness Zone:8 to 10

サルビア・ガラニチカとは

サルビア・ガラニチカ(メドーセージ)

サルビア・ガラニチカは、南アメリカに分布するシソ科アキギリ属の多年草です。
分布域はブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン北部など、南米の広い地域にあり、標高1000m以下のジャングルや森林の中などに自生しています。

日本では本種サルビア・ガラニチカが「メドーセージ」と呼ばれることがありますが、「メドーセージ(meadow sage)」とは本来サルビア・プラテンシスの英名です。
これはかつての流通業者の誤用によるもので、現在はサルビア・ガラニチカの名前で呼ばれることの方が多くなっています。
本来の「meadow sage」であるサルビア・プラテンシスは「メドウセージ」と表記され一応の区別がされています。


サルビア・ガラニチカの花期は5月~11月。
花期になると、茎の頂部に花序を出し、穂状に花を咲かせます。
花序は20~25㎝程度の長さです。

▼サルビア・ガラニチカの花序

サルビア・ガラニチカの花序

花はシソ科の植物に多く見られる唇形花(しんけいか)です。

唇形花(しんけいか)とは、筒状に合着した花弁の先が上下2つに分かれている花のことで、この様子を口に見立て、上部を上唇(ジョウシン)、下部を下唇(カシン)と呼びます。

サルビア・ガラニチカの唇形花は長さ3~5㎝程度の大きさです。
上唇はフード状で大きく、下唇は短くなり、浅く2裂しています。

▼サルビア・ガラニチカの唇形花

サルビア・ガラニチカの唇形花

萼は黒色を帯び、上下に2裂しており、下側の裂片がさらに浅く2裂しています。

▼サルビア・ガラニチカの萼の様子

サルビア・ガラニチカの萼

萼片と花序茎が黒色になるブラック・アンド・ブルー(Salvia guaranitica ‘Black and Blue’)がよく流通しています。

▼ブラック・アンド・ブルーの萼の様子

サルビア・ガラニチカ(ブラック・アンド・ブルー)

花の最盛期は夏の終わりから秋にかけてですが、長い花期の間、花は次々と開花します。
花色は基本種の青の他、紫。

▼紫色の花を咲かせるサルビア・ガラニチカ

紫色のサルビア・ガラニチカ

葉は対生し、長さ5~12㎝程度のやや丸みを帯びた三角形~卵形で、縁に鋸歯があります。

▼サルビア・ガラニチカの葉の様子

サルビア・ガラニチカの葉の様子

茎は断面が四角形で、腺毛が密生しています。
花を咲かせながら草丈60~150㎝程度に成長します。

▼大きく成長したサルビア・ガラニチカ

大きく成長したサルビア・ガラニチカ

耐暑性があり、丈夫な性質です。
冬は地上部を枯らせて宿根し、春に再び芽吹きます。

関連図鑑

サルビア・ガラニチカの近縁種については下記を参照下さい。

サルビア・ガラニチカの育て方

メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)の育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
半日蔭でも育ちますが、生育が悪くなり、花付きも悪くなります。
美しい花姿を楽しむためには、よく日の当たる場所で育てて下さい。

冬越し・夏越し

冬越し

耐寒温度は-5℃程度です。
根まで凍るような寒冷地でなければ、そのまま戸外で冬越しが可能です。

凍結の心配がある場合は、株元を敷き藁や腐葉土などで覆い、凍結対策を施します。
鉢植えの場合は、霜の当たらない軒下などで管理します。

根まで凍ってしまうような寒冷地の場合は、室内に取り込んで冬越しをさせて下さい。

夏越し

耐暑性は高く、特に対策の必要はありません。

水やり

やや乾燥気味の環境を好みます。

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
冬の間は生育が止まるので、水やりの回数を減らして、乾燥気味に管理して下さい。

肥料

肥料を多く必要とする植物ではありません。

庭植えの場合は、追肥の必要はほとんどありません。
他の植物と混植している場合は、他の植物の施肥に合わせて大丈夫です。

鉢植えの場合は、4月中旬~6月、9月~10月の生育期に、緩効性化成肥料、または液体肥料を施します。

植え付け・植え替え

適期は、4月中旬~5月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、少量の緩効性化成肥料を施して下さい。
株間は40~60㎝です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの一般的な配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりをしていたら植え替えを行います。
根鉢を半分ほど崩し、新しい用土で一回り大きな鉢に植えて下さい。

増やし方(株分け、挿し木)

株分け、挿し木で増やすことが出来ます。

株分け

適期は4月中旬~5月です。
地下茎の先に子株が出来るので、切り離して植え付けて下さい。

挿し木(挿し芽)

適期は5月~6月です。

元気の良い茎を20㎝程度の長さに切り取って挿し穂にします。
花や蕾の付いている部分は切り落とし、下葉も取り除きます。
水揚げをした後、挿し木用土に挿して下さい。
水を切らさないように明るい日陰で管理して発根を待ちます。
発根して新芽が育ち始めたら鉢上げをして下さい。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

-多年草・宿根草