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カンザキアヤメ・カンアヤメの育て方

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学名…Iris unguicularis
和名…カンザキアヤメ(寒咲き菖蒲)
別名…カンアヤメ(寒菖蒲)、ウインターアイリス
科名…アヤメ科
属名…アヤメ属
原産国…地中海沿岸~西アジア
花色…紫、白
草丈…15㎝~30㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:7 to 9

カンザキアヤメ・カンアヤメの特徴

カンザキアヤメ、カンアヤメ

カンザキアヤメは、地中海沿岸部に分布するアヤメ科アヤメ属の多年草です。
アヤメ属の植物は、ヨーロッパからアジア、北米など温暖な気候の北半球を中心に約260~300種が分布しており、美しい花を咲かせることから世界で広く栽培されています。
その内の一種が本種カンザキアヤメ(Iris unguicularis)です。

カンザキアヤメの分布域は、ギリシャ、トルコ、シリア西部、チュニジアなど、地中海東部の沿岸域にあり、岩場や丘陵、森林の開けた場所などに自生しています。
常緑性の多年草で、「カンザキアヤメ」の名の通り、冬の寒い時期に花を咲かせる珍しいアヤメです。

カンザキアヤメの花期は1月~3月。
花期になると、葉の間から花茎を伸ばし、頂部に淡い紫から青色をした花径7~10㎝程度の花を咲かせます。
花は外側の3枚の花弁(外花被片)と内側で直立した3枚の花弁(内花被片)があり、外花被片には基部の中央に黄色い斑が入り、繊細な網目状の模様があります。
花色は写真の紫の他、白花品種も流通しています。

▼カンザキアヤメの花の構造

カンザキアヤメの花の構造

葉は幅1~1.5㎝程度の線形で、根生して茂り、草丈15~30㎝程度に成長します。
アヤメは通常冬に葉を枯らしますが、カンザキアヤメは常緑性です。
花が葉よりも低い位置で咲くのがやや残念なところですが、花の少ない時期に咲く美しい花には高い観賞価値があります。

▼カンザキアヤメの草姿

カンザキアヤメ

耐寒性、耐暑性共に優れており、育てやすい植物です。
植えっぱなしでもよく育ち、よく花を咲かせます。

同じように小型のアヤメにはチャボアヤメ(三寸アヤメ)がありますが、チャボアヤメの花期は4月~5月です。

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カンザキアヤメ・カンアヤメの育て方

カンザキアヤメ・カンアヤメの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
日光を好み、日照時間が足りないと生育、花付き共に悪くなります。
よく日の当たる場所で育てて下さい。

水はけの悪い環境を嫌います。
水はけの悪い土地の場合は、盛り土などをして水はけの良い環境を作って下さい。

冬越し、夏越し

耐寒性、耐暑性ともに優れているので特に対策の必要はありません。
雪の降る時期に花が咲くので、必要ならば雪よけを設置して下さい。

水やり

庭植えの場合は降雨のみで大丈夫ですが、夏場にひどく乾燥が続くようなら水やりをします。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

肥料を与えすぎると株ばかりが大きくなり、花付きが悪くなります。
庭植えの場合は肥料を施す必要はほとんどありません。

鉢植えの場合は、春の3月と秋の9月に緩効性肥料を控えめに施して下さい。

植え付け・植え替え

適期は春の4月~5月、秋の9月~10月です。

植え付け

庭植えの場合は、水はけが悪いようなら用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作ります。
水はけの悪い土地の場合は、盛り土をして高植えにすると効果的です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)・腐葉土3などの一般的な配合土を使います。

植え替え

鉢植えの場合は根詰まりを起こしやすいので、基本的に毎年植え替えを行います。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行って下さい。

庭植えの場合は数年は植え替えの必要はありません。
数年経つと増えた根茎が地面から顔を出すようになるので、そうなれば株分けを兼ねて植え替えを行って下さい。

花がら摘み

しぼんだ花を摘み、花が終わった茎を切り取ります。
枯れた葉があれば取り除いて下さい。

増やし方(株分け)

株分けで増やすことが出来ます。

株分け

適期は花後の3月~4月です。
1株を2~3つにハサミなどで切り分けて植え付けて下さい。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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