ガーデニングの図鑑

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ダイヤーズカモミールの育て方

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学名…Anthemis tinctoria
和名…コウヤカミツレ(紺屋カミツレ)
別名…ゴールデンマーガレット
科名…キク科
属名…アンテミス属
原産国…地中海沿岸~西アジア
花色…黄色
草丈…50㎝~80㎝
日照…日なた
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:4 to 6

ダイヤーズカモミールの特徴

ダイヤーズカモミール

ダイヤーズカモミールは、ヨーロッパの地中海地方から西アジアにかけて分布するキク科の常緑性多年草です。
現在では北米やイギリスの一部の地域で帰化状態にあります。

ダイヤーズカモミール(Dyer's chamomile)という名前は英名の音読みですが、直訳すると「染物屋のカモミール」という意味になります。
和名のコウヤカミツレ(紺屋カミツレ)も同じく「染物屋のカモミール」という意味で、「紺屋」とは江戸時代の染物屋を指し、「カミツレ」とはカモミールの和名です。
名前の通り、ダイヤーズカモミールの花からは黄色の染料が採れ、草木染めとは思えない鮮やかな黄色を発色します。
花や葉に香りはほとんど無いので、草木染めで利用する以外は主に観賞用のハーブです。

ダイヤーズカモミールの花期は5月~7月。
花期になると分枝した細い茎を長く伸ばし、頂部に花径3㎝程度の頭花を咲かせます。
花は中心部の筒状花と周囲の舌状花から構成されており、どちらも鮮やかな黄色をしています。
花は花期の間次々と開花します。
花色は黄色のみ。

▼ダイヤーズカモミールの花

ダイヤーズカモミール

葉は羽状で細かく切れ込み、レースのような繊細な姿をしています。
花の無い時期にも、美しい葉には観賞価値があります。
茎はよく分枝して頂部に花を咲かせ、草丈50~80㎝程度に成長し、株はこんもりとまとまります。

▼ダイヤーズカモミールの草姿

ダイヤーズカモミール

耐寒性は高く、寒冷地での栽培も可能です。
冬はロゼット状の葉を出して冬越しし、春になると再び成長を始めます。
夏の高温多湿な環境がやや苦手な性質ですが、病害虫の発生もほとんどなく育てやすい植物です。
時々こぼれ種でも発芽します。

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ダイヤーズカモミールの育て方

ダイヤーズカモミールの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
蒸れに弱い性質なので、風通しも良ければ理想的です。

冬越し、夏越し

冬越し

耐寒性は非常に強いので、そのまま戸外で冬越し可能です。
苗が小さい場合は、株元を敷き藁などで覆って、霜や凍結から守って下さい。
寒冷地の場合は、霜よけやマルチングを施して防寒対策を行って下さい。

夏越し

高温多湿の環境にやや弱い性質です。
鉢植えの場合は、風通しの良い半日蔭の場所に移動して下さい。

水遣り

庭植えの場合は、根付けばほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと。
乾燥気味の環境を好みます。
水のやりすぎには注意して下さい。

肥料

やせ地でも育ち、多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植え、鉢植えともに、元肥として用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
鉢植えの場合は追肥として、開花中に液体肥料を控えめに施す程度で十分です。

植え付け、植え替え

植え付け

適期は3月~4月、9月下旬~10月です。

酸性土壌を嫌います。
庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜ込んで土壌を中和し、腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んで混ぜ込んで下さい。
株間は30㎝程度です。
秋の植え付けは霜が降りる前に行い、苗が小さい場合は敷き藁などで霜よけすると安心です。

鉢植えの場合は、市販のハーブの土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土3・パーライト1などの水はけの良い配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

適期は9月下旬~10月です。

鉢植えの場合は毎年植え替えを行います。
庭植えの場合も、数年経つと大きくなって草姿が乱れて来るので、株分けを兼ねて植え替えを行って下さい。

花後の管理

花後は、地際から伸びた新芽を残して、花の終わった茎を切り除きます。

増やし方(株分け、種まき)

株分けと種まきで増やすことが出来ます。
種まきについては下記「種まき」の項目を参照下さい。

株分け

適期は9月下旬~10月です。
株を堀り上げて区切りの良さそうなところで切り分けて下さい。

種まき

種の採取

種は花後に出来るので、茶色く熟したものを採取して下さい。
保存は、紙袋などに入れて涼しい場所で保管します。

種まき

適期は寒い地方では5月下旬~9月上旬、暖地・温暖地では9月~10月です。
種は播種箱に重ならないように注意してバラまきます。
覆土は薄く、気温が高い場合は涼しい場所で管理して下さい。
発芽温度は20℃前後です。
水を切らさないように管理して、発芽後に間引き、本葉が5~6枚になったら定植します。
定植は霜の降りる前に行い、株元を敷き藁などで覆って霜や凍結から守ります。

病気、害虫

病害虫の発生はほとんどありませんが、時々アブラムシが発生することがあります。
見付け次第駆除して下さい。

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