一年草・二年草

ブルーサルビア

  • 学名…Salvia farinacea Benth.
  • 別名…ケショウサルビア、サルビア・ファリナセア
  • 科名…シソ科
  • 属名…アキギリ属
  • 原産国…北アメリカ
  • 花色…青紫、白
  • 草丈…30㎝~90㎝
  • 日照…日なた
  • 難易度…星
  • USDA Hardiness Zone:8 to 10

ブルーサルビアとは

ブルーサルビア

ブルーサルビアは、北アメリカに分布するシソ科アキギリ属の多年草です。
分布域はアメリカ・テキサス州、ニューメキシコ州、およびメキシコ北東部にあり、牧草地や草原、森林の縁などに自生しています。

美しい花を咲かせることから観賞用として広く栽培されており、数多くの園芸品種が流通しています。

日本には昭和初期に渡来しています。
本来は多年草ですが、耐寒性が低く冬の寒さで枯れてしまうことが多いため、春まき一年草として扱うのが一般的です。


ブルーサルビアの花期は5月~10月。
花期になると、茎の頂部、または上部の葉の付け根から花序を出し、多数の花を咲かせます。
花序は輪散花序が多段に連なって穂状となります。
花序の長さは7~30㎝。

▼ブルーサルビアの花序

ブルーサルビアの花序

花は花径1㎝程度の唇形花(しんけいか)です。

※唇形花(しんけいか)…シソ科、ゴマノハグサ科の植物に多く見られる花の形。
筒状に合着した花弁の先が上下2つに分かれ、唇のような形になっている。上部を上唇(じょうしん)、下部を下唇(かしん)と呼ぶ。

ブルーサルビアの唇形花は、小さな上唇と大きな下唇の二唇形で、上唇には細かな毛が密生しており、下唇には中央に白い筋が入ります。
雄しべは2個、雌しべは1個。

▼ブルーサルビアの花

ブルーサルビアの花

咢は筒状で、白~青紫色の微細な毛が密生しています。

▼ブルーサルビアの萼と花

ブルーサルビアの萼と花

花序柄は同様に微細な毛で覆われます。

花は初夏から秋の間、次々と開花します。
基本種の花色は青~青紫ですが、白花品種も流通しています。
白花品種はホワイトサルビアとも呼ばれます。

▼たくさんの花を咲かせたブルーサルビア

たくさんの花を咲かせるブルーサルビア

葉は対生し、幅の狭い楕円形~披針形で、縁にわずかに鋸歯があります。
※鋸歯がない場合もあります。

▼ブルーサルビアの葉の様子

ブルーサルビアの葉の様子

花を咲かせながら、草丈60㎝程度に成長します。

▼ブルーサルビアの草姿

ブルーサルビアの草姿

寒さに弱いため通常一年草として扱いますが、霜の心配の無い暖地では冬越しが可能です。
高温多湿な環境がやや苦手なため、真夏の間は花付きが多少悪くなることがあります。

関連図鑑

ブルーサルビアの近縁種については下記を参照下さい。

ブルーサルビアの育て方

ブルーサルビアの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
過湿に弱い性質のため、風通しも良いと最適です。

冬越し

一年草扱いですが、本来は多年草です。
暖地であれば冬越しをすることができます。

寒くなると茎や葉が枯れ込んでくるので、株元から5㎝程度の高さで刈り込みます。
株元を腐葉土や敷き藁などで覆い、凍結対策を施します。
3月頃になると新しい芽が出てきます。
中国地方(平野部:最低気温-3℃程度)の筆者宅では、この方法で冬越しさせています。

鉢植えの場合は、軒下など霜が当たらない比較的暖かい場所に移動して下さい。
暖地以外でどうしても冬越しをさせたい場合は、室内に取り込んで管理します。

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをして下さい。
庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫ですが、夏場に乾燥が長く続くようなら水やりをします。

肥料

庭植えの場合は、元肥として用土に完熟堆肥と緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
追肥は庭植え、鉢植え共に、真夏を除く生育期に、緩効性化成肥料の置き肥と液体肥料を月に1回程度、施して下さい。
花期が長いので、肥料切れしないように気を付けます。

切り戻し

夏になって花数が少なくなり、下葉が枯れて来るようなら半分くらいの高さで切り戻して下さい。
秋になれば再び美しい花を咲かせます。

種まき

適期は4月下旬~6月です。

清潔な用土を入れた箱に、種が重ならないように注意してバラまきします。
覆土は5㎜程度。
発芽までは水を切らさないように管理します。
本葉が2~3枚になったらポット上げをして暖かい場所で育てて下さい。
ポットに根が回ってきたら、株間30㎝程度で定植します。

植え付け、植え替え

植え付け

庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜ込んで、土壌を中和しておきます。
さらに水はけを良くするために腐葉土、元肥として完熟堆肥と緩効性化成肥料を混ぜておいて下さい。
株間は30㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土6に、赤玉土(小粒)2・腐葉土2を混ぜて水はけの良い土を作って下さい。
6号鉢に1株、60㎝プランターで3株が目安です。

植え替え

暖地では宿根します。
鉢植えの場合は、春の4月頃に植え替えを行って下さい。

摘芯

草丈が10㎝程度になった時に摘芯をしておくと、分枝して枝数が増え、より多くの花を咲かせることが出来ます。

増やし方(挿し木、種まき)

挿し木、種まきで増やすことが出来ます。
種まきについては上記「種まき」の項目を参照下さい。

挿し木

適期は6月頃です。
しっかりした枝を選んで切り取り、下葉を取り除いて挿し穂にします。
水揚げをしたら挿し木用土に挿して下さい。
発根までは、水を切らさないように明るい日陰で管理します。

病気・害虫

特に気になる病気はありませんが、アブラムシが時々発生します。
見付け次第駆除して下さい。

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