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アメリカテマリシモツケの育て方

更新日:

学名…Physocarpus opulifolius
和名…アメリカテマリシモツケ
科名…バラ科
属名…テマリシモツケ属
原産国…北アメリカ
樹高…1m~2m
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:3 to 7

アメリカテマリシモツケの特徴

アメリカテマリシモツケ

アメリカテマリシモツケの仲間は、北アメリカを中心に6~12種が分布するバラ科テマリシモツケ属の落葉性低木です。
ほとんどの種は北米に分布しており、1種がアジア北東部に分布しています。

本種アメリカテマリシモツケも原産地は北米で、アメリカ東部を中心に分布しています。
特にミズーリ川以南の地域に多く見られ、川沿いや岩場、雑木林などに自生しています。
葉と花の美しさもさることながら、強健な性質と幅広い環境に適応可能で、近年急速に人気が高まりつつある花木の一つです。

アメリカテマリシモツケの花期は5月~6月。
花は春先に葉が展開した後に開花します。
花期になると、上部の分枝した枝先に、径3~5㎝程度の半球状の花序を出し、小さな花を多数咲かせます。
花はコデマリに似ており、花径1㎝程度の大きさで5枚の花弁を持ち、多数の雄蕊が長く突出します。
花は花序の外側から開花し、花序は枝先に付いたものから順次咲き進みます。

▼アメリカテマリシモツケの花の様子

アメリカテマリシモツケ

花後には果実を実らせ、果実は熟すと赤く色付きます。

葉は楕円形で縁に鋸歯があり、浅く3~5裂し、枝に互生します。
基本種の葉色は緑ですが、黄金葉や銅葉など美しい葉色の品種が流通しています。
葉は秋になると美しく紅葉します。

地際から多くの枝を出して株立ちとなり、枝はしなやかに伸びて樹高1~2m程度に成長します。

▼アメリカテマリシモツケ(ディアボロ)の葉

アメリカテマリシモツケ ディアボロ

花付きが良く、自然に樹形がまとまるので手間がかかりません。
性質も丈夫で、病害虫の発生もほとんどなく、耐寒性、耐暑性ともに優れています。
葉の美しさ、花、果実、紅葉と、年間を通じて高い観賞価値があり、お勧めの花木です。

アメリカテマリシモツケの主な品種

ディアボロ(Physocarpus opulifolius ‘Diabolo’)

アメリカシモツケ ディアボロ

オランダで作出された園芸品種です。
銅葉が非常に美しく秋には鮮やかな紅色に紅葉します。
コデマリではありませんが、「赤葉コデマリ」の名前で流通することもあります。

品種名の「ディアボロ」はラテン語で悪魔の意味です。

ルテウス(P. opulifolius ‘Luteus’)

アメリカテマリシモツケ ルテウス

黄金葉の品種です。
若葉は目に鮮やかな黄色で、夏頃にはライムグリーンになります。
コデマリではありませんが、「金葉コデマリ」「黄金コデマリ」の名前で流通することもあります。

品種名の「ルテウス」はラテン語で黄色の意味です。

ダーツ・ゴールド(P. opulifolius ‘Dart’s Gold’)

アメリカテマリシモツケ ダーツ・ゴールド

Photo credit: wallygrom via Visualhunt / CC BY-SA

ルテウスと同じく黄金葉品種です。
ややコンパクトな樹形で、狭いスペースにも植栽可能です。
鮮やかな葉色が夏前まで残ります。

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アメリカテマリシモツケの育て方

アメリカテマリシモツケの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
半日蔭でも育ちますが、葉色や花付きが悪くなります。
美しい葉色やたくさんの花を楽しむためには出来るだけ日当たりの良い場所で育てて下さい。

弱酸性の土壌を好みます。
土壌がアルカリ性の場所では、花付き、生育共に悪くなるので注意して下さい。
※日本の土壌の多くは酸性です。

冬越し、夏越し

耐寒性、耐暑性ともに優れており、特に対策は必要ありません。
北海道南部でもそのまま戸外で越冬可能です。

水やり

ほぼ降雨のみで大丈夫ですが、真夏の高温期に乾燥が長く続くようななら、水やりをして下さい。

肥料

1月~2月頃に寒肥、花後の6月~7月にお礼肥を施します。
固形の油粕、または緩効性肥料を適量施して下さい。

植え付け

適期は3月~4月、10月~11月です。

根鉢の2~3倍程度の植穴を掘り、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
さらに元肥として緩効性化成肥料や油粕を混ぜ込んでおきます。
根鉢を軽く崩して植え付け、植え付けた後は、たっぷりと水やりをし、土と根を馴染ませます。

剪定

アメリカテマリシモツケの花芽は、夏以降に作られます。
剪定の時期は花後の6月~7月中旬を目途に行って下さい。

成株になれば自然に樹形が整います。
通常は、枯れた枝や伸びすぎた枝を切る程度で大丈夫です。
数年すると花付きが悪い枝が出来るので、その時は落葉期に根元から切り、新しい枝と入れ替えます。

樹形が乱れたり、枝が茂りすぎた場合は好みの形になるよう、必要ない枝を根元から切ってしまいます。
生育旺盛で強健な性質のなので、難しく考えずに剪定をして大丈夫です。

増やし方(挿し木)

挿し木で簡単に増やすことが出来ます。

挿し木

適期は6月~7月です。

穂木には当年枝(その年に伸びた枝)を使います。
枝を2~3節の長さに切り取って穂木にします。
下の節の葉を取り除き、水揚げをしたら挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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