ガーデニングの図鑑

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レンゲツツジの育て方

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学名…Rhododendron molle subsp. japonicum
科名…ツツジ科
属名…ツツジ属
原産国…日本、中国
花色…黄色、オレンジ
樹高…1m~2m
日照…日なた(西日は避ける)
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:5 to 9

レンゲツツジの特徴

レンゲツツジ

レンゲツツジは、日本、中国に分布するツツジ科の落葉性低木です。
日本では北海道南西部から九州にかけて分布しており、日当たりの良い草原や湿原、明るい二次林の中などに自生しています。
かつては普通に見られる花木でしたが、現在では環境の変化と共に個体数は減少傾向にあります。

レンゲツヅシは群馬県の県花とされており、中でも長野県との県境にある湯の丸高原の大群生は有名です。
花期になると約60万株のレンゲツヅジが山をオレンジに彩る様子は美しく、天然記念物の指定を受けています。

レンゲツツジの花期は5月。
春になると葉の展開と共に、枝先に花径5~6㎝程度の花を、2~8輪放射状に咲かせます。
この花と葉が輪状に並ぶ様子が、蓮華(仏像台座)に似ていることからレンゲツヅシの名前が付きました。
花は漏斗状で先端が5裂しており、5本の雄蕊を持ちます。
花色はオレンジ、黄色。
花がオレンジのものはカバレンゲツツジ、黄色のものはキレンゲツツジと呼ばれています。

▼カバレンゲツヅシの花

レンゲツツジ

葉は倒披針形または長楕円形で、枝に互生します。
枝は車輪状に分枝して、樹高1~2m程度に成長します。

▼山に咲くレンゲツツジ

レンゲツツジ

寒さには強いのですが、夏の乾燥に弱いところがあります。
株元が乾いてしまわないように、植え場所は西日の当たらない場所が適しています。

レンゲツツジの毒性

レンゲツツジは、花から根に至る全木に毒性があります。
グラヤノトキシンなどの痙攣毒を含んでおり、呼吸停止など重篤な中毒症状を引き起こすことがあります。
このレンゲツツジから採取された蜜を含んだ蜂蜜(トルコ黒海沿岸産)を食べて、国内の女性が中毒症状を起こしたという事例も報告されています。

この事から食品安全委員会が、トルコ黒海沿岸産の蜂蜜を摂取しなよう勧告を出しています。
また、日本の養蜂業者はレンゲツツジが生育している場所では蜂蜜を採集しないようにしたり、開花期を避けて採集したりと対応をしているようです。

レンゲツツジとエクスバリーアザレアとアザレア

レンゲツツジの仲間は日本の他に、中国に1種、ヨーロッパに1種、北アメリカに15種の分布が知られています。
これらを交配した品種群を日本では「エクスバリーアザレア」と呼んでいます。
「エクスバリーアザレア」はレンゲツツジと同じく落葉性低木で、花色はオレンジ、黄色の他に赤、白、ピンク。
レンゲツツジに比べると花が一回り大きいのが特徴です。

鉢植えでよく流通している「アザレア」は常緑性低木の花木で、日本のツツジと西洋ツツジを交配した品種です。
混同されることが多いですが、全く違うグループの植物になるので、注意して下さい。

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レンゲツツジの育て方

レンゲツツジの育て方

栽培環境

夏の強い西日と乾燥が苦手です。

日当たりを好みますが、暖地、温暖地では午後から日陰になる場所が適しています。
日照時間が足りないと徒長して花付きが悪くなるので、半日以上陽が当たる場所で育てて下さい。
水はけが良く乾燥しすぎない場所だと最適です。

鉢植えの場合は真夏は半日蔭、その他の季節は日なたで管理して下さい。

冬越し

耐寒性は高く、そのまま対策無しで冬越し可能です。

水遣り

レンゲツツジは乾燥に弱い植物です。
特に夏場の乾燥には気を付けて下さい。
庭植え、鉢植えともに夏は乾かさないように、朝か夕方に水やりを行います。
その他の季節も乾燥に注意して管理して下さい。

肥料

鉢植え、庭植え共に、開花後のお礼肥として固形の油粕か緩効性化成肥料を施します。
その後は9月下旬の株が充実する頃に、同様の肥料を与えて下さい。

植え付け、植え替え

適期は11月~3月上旬の落葉期です。

植え付け

レンゲツツジは根を地表近くに張る性質があります。

庭植えの場合は、用土に腐葉土やピートモスを混ぜて水はけの良い環境を作って下さい。
鉢植えの場合は、赤玉土4・鹿沼土3・ピートモス(酸度未調整)2・バーミキュライト1などの配合土を使います。

植え替え

鉢植えの場合は、1年おきに植え替えを行います。
庭植えの場合は必要ありません。

剪定

枝数が少ないので、基本的に剪定の必要はありません。
樹形を整えるために剪定する場合は、花後すぐに剪定を行います。
夏以降に剪定をすると翌年の花芽を切ってしまうことになります。

増やし方

種まきで増やすことが出来ますが、開花までに3年~4年かかります。

種の採取

秋になって果実が茶色くなり先端が割れ始めたら採取のタイミングです。
果実ごと切り取り、新聞紙の上などで種を取り出して下さい。
取り出した種は風通しの良い場所で乾燥させて下さい。

種まき

適期は10月~11月です。

用土は、赤玉土か鹿沼土の細粒を敷いた上にピートモスや水苔の粉を薄く敷きます。
用土の上に均一に種を蒔き、覆土はしません。
種が細かいので、水遣りは底面給水で。
水を切らさないように管理すれば、春には発芽します。

病気、害虫

ベニモンアオリンガの幼虫が蕾や新芽を食害します。
見付け次第対処して下さい。

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